オイゲン・ヨッフムのベートーヴェン名盤 1回目全集に聴くドイツ魂

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オイゲン・ヨッフムのベートーヴェン交響曲全集

オイゲン・ヨッフム(1902-1987)は、ドイツの名指揮者で特にブルックナーを得意としていて交響曲全集も2種類(ベルリンフィルとバイエルン放送響、ドレスデンシュターツカペレ)あり、どちらも高い評価を得て、CDもロングセラーを続けています。

 

その他、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスといった作曲家の演奏を得意とししかも水準以上の録音を残しています。

 

今回は、1回目のベートーヴェン交響曲全集からの第3番“英雄”をご案内します。

 

この全集は、1954年~61年に掛けて録音したもので、オーケストラは、
2番、3番、4番、6番、7番、8番がベルリンフィル、
1番、5番、9番が、バイエルン放送響

 

特にベルリンフィルの3番、6番、7番がフルトヴェングラー健在の時期の録音で当時のベルリンフィルの響きを知ることができる貴重な録音です。




オイゲン・ヨッフムのベートーヴェン“英雄”

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 作品55“英雄”
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

 

Ⅰ:Allegro con brio 15:15
Ⅱ:Marcia funebre.Adagio assai 16:42
Ⅲ:Scherzo.Allegro vivace-Trio 05:54
Ⅳ:Finale.Allegro molto-Poco Andante-Presto 11:56
録音:1954年2月1日~5日、7日 ベルリン

 

指揮者とオーケストラの関係

オーケストラの響きが指揮者の人間性で変わるのでしょうか?
多分変わるのでしょう。

誰が指揮しても同じ響きなら、指揮者はいらないのです。

 

それぞれのオーケストラが独自の響き、サウンドを持っていますが、
それを十分に引き出したり、またオーケストラも知らない響きを発見させたり、活かすも殺すも指揮者の腕次第だと思います。

 

当然、オーケストラの団員も指揮者の技量を測っていて、
詰まるところ仕事ですから、アイツは好きじゃないけど、凄い才能があるから頑張るという場合もあるだろうし、アイツはイイ人なんだけど、なんか主張がないよね、となめられる場合もあるでしょう。

 

だから管弦楽曲は、指揮者とオーケストラとの共同作業で、どれだけの次元に持っていく方は、指揮者の技量に負う方が大きいと思います。

 

僕は、オーケストラのメンバーではありませんが、合唱団のメンバーとしてリハーサルに何度か参加した時に、指揮者が的確な指示や注意を与えることで、オーケストラの響きはもちろん、合唱団の響きもすっかり良くなる場面にいつも出会います。

 

指揮者は、時には厳しく、時には褒めたりといかに自分の望む音、聴衆に聴かせられる音に創り上げて行きます。


ベルリンフィルの響きが違う

フルトヴェングラーが首席指揮者だった頃のブルリンフィルには、どちらかというと重く暗く重厚でそしてどこか官能的な響きに感じます。

 

同時期にカール・ベームが指揮したベルリンフィルのベートーヴェンの第5などももちろん表現は違いますが、ああフルトヴェングラー時代の響きだなと感じる部分が多くありました。

 

そしてオイゲン・ヨッフム。
オイゲン・ヨッフムは、多分豊かで愛すべき人間性をもった方だったと想像できます。

 

岩城宏之氏のエッセイに登場しますが、岩城氏は、コンサート終了後のヨッフムがはしゃいでいる姿を愛情を込めて書いていました。

 

この“英雄”も明るく軽快な響きを感じます。
かといって軽い演奏ではありません。なんか明るく希望を与えてくれる演奏です。
特に第4楽章は、本当に楽しくなる演奏です。

僕は、こんなベートーヴェンの演奏も大好きです。



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