カラヤン&ウィーン響のマタイ受難曲 真摯なアプローチが深い感動

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おはようございます、

ともやんです。

 

カラヤンとウィーン交響楽団他とのJ・S・バッハ「マタイ受難曲」1950年ライブが凄いです。

真摯なアプローチが深い感動を呼びます。

バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン交響楽団他

 

普通ならカラヤンでマタイ受難曲を聴こうとは思いません。
でもキャスリーン・フェリアーが参加しているので聴きました。

 

そして深い感動を受けました。

 

カラヤンやるじゃないか!

もともと才能豊かな人。しかもこの当時は、野心家として駆け上がっていた頃で、曲作りにも真摯な情熱を感じます。

 




カラヤンの名盤 キャスリーン・フェリアーとの共演 マタイ受難曲

 

1950年は、ヨハン・セバスティアン・バッハの生誕200年にあたり、多くのバッハのコンサートが予定されていました。

当時ドイツ最高の指揮者フルトヴェングラーも2月にウィーンフィルとマタイ受難曲のコンサートを行う予定でした。

 

ところが合唱団として出演予定だったウィーン学友協会合唱団が、参加を辞退してきたのです。

しかも理由が、「6月の楽友協会のウィーン・バッハ音楽祭でカラヤンのもとで、「マタイ受難曲」を歌う予定だから」というもの。

 

実は、6月のマタイ受難曲も最初は、フルトヴェングラーに話がありました。
ところが、スケジュールが合わないと辞退。

 

そこで楽友協会は、次にカラヤンに話をしたところ、快諾。

しかも熱心にリハーサルに取り組み、その回数は最終的に40回とも50回ともあるいは80回という説まであり、相当なというか異常な力の入れようでした。

 



 

2月のマタイへの合唱団の参加辞退に当然フルトヴェングラーは激怒。
ふざけんな!6月に歌うから2月に歌えないとはなんだ!それともマタイ受難曲は1年に1回しか歌ってはいけないという法律でもあるのか!

 

そしてフルトヴェングラーは当然のようにカラヤンの嫌がらせと考えました。

事の真意は分かりませんが、カラヤンは前年にザルツブルク音楽祭でフルトヴェングラーから締め出されていたので、軽い復讐だったのかもしれません。

 

ザルツブルク音楽祭では、カラヤンはフルトヴェングラーからの圧力でオペラは全く指揮できず、ヴェルディの「レクイエム」とベートーヴェンの第九しか演奏できませんでした。

その時の合唱団が、ウィーン学友協会合唱団でした。

 

実は、カラヤンにとってウィーン学友協会合唱団は、1947年から亡くなるまでの付き合いで、ベルリンフィルよりもウィーンフィルよりも、そして奥さんよりも長い付き合いで、深い絆で結ばれていました。

 

もしかして、フルトヴェングラーのコンサートへの辞退は、合唱団がカラヤンの気持ちを忖度して辞退したのかもしれません。

 

結局、2月のフルトヴェングラー&ウィーンフィルのマタイ受難曲は中止となりました。

さて、演奏は十分なリハーサルを行った成果が見事に表れています。

 

1950年のしかもライブ録音なので音の鮮明度は今一つですが、鬼気迫る名演です。

キャスリーン・フェリアーも豊かで深い美声を聴かせてくれています。

 

バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 カラヤン ウィーン交響楽団他
△ △ △
なお、これだけの歴史的な名盤ですが取り扱っているショップも少ないようです。
タワーレコードはお取り寄せで取り扱っています。

 

 

カラヤンの名盤 マタイ受難曲 バッハ没後200年記念の名演

 

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ - Johann Sebastian Bach (1685-1750)
(206:23)マタイ受難曲 BWV 244
St. Matthew Passion, BWV 244

作詞 : 新約聖書 - Bible - New Testament
作詞 : クリスティアン・フリートリヒ・ヘンリーツィ - Christian Friedrich Henrici

 

イルムガルト・ゼーフリート - Irmgard Seefried (ソプラノ)
キャスリーン・フェリアー - Kathleen Ferrier (コントラルト)
ヴァルター・ルートヴィヒ - Walther Ludwig (テノール)
オットー・エーデルマン - Otto Edelmann (バス)
パウル・シェフラー - Paul Schoffler (バリトン)
エーリヒ・カウフマン - Erich Kaufmann (バリトン)
ハラルト・プレークルホフ - Harald Proglhof (バス)
オットー・ヴィーナー - Otto Wiener (バス)
ウォルター・ベリー - Walter Berry (バス・バリトン)
アニー・フェルベルマイヤー - Anny Felbermayer (ソプラノ)
Giselda Rauscher (ヴォーカル)
Rosl Sterba (ヴォーカル)
Magdalena Stowasser (ヴォーカル)
フリードリヒ・ウール - Friedrich Uhl (ヴォーカル)
Wolfgang Schneiderhahn (ヴォーカル)

 

ウィーン楽友協会合唱団 - Friends of Music Choral Society, Vienna
ウィーン少年合唱団 - Vienna Boys Choir
ウィーン交響楽団 - Vienna Symphony Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン - Herbert von Karajan (指揮)
録音: 1950

バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 カラヤン ウィーン交響楽団他

 

正直、聴き進めていくうちに本当にカラヤンなの?という気がしてきます。
しっかり地に足を付けたような遅いテンポを全く弛緩せずに曲は展開して行きます。
丁寧な曲作りは、さすがリハーサルを十分した結果でしょう。

当時カラヤンは42歳。
真摯に真正面からバッハの大曲マタイ受難曲と向き合っている様には深い感動を受けます。

 




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