トスカニーニの英雄は、快刀乱麻の超ド級の名演

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トスカニーニの英雄、快刀乱麻の超ド級の名演

 

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
アルトゥール・トスカニーニ(1867-1957)
NBC交響楽団
1953.12.6録音(カーネギー・ホール)

トスカニーニは生誕150年、没後60年

今年はトスカニーニの生誕150周年、没後60周年の区切りの年です。

その割には、クラシック音楽に日頃触れている僕でさえやっと気づいたほど話題になっていませんね。

 

レコード会社がキャンペーンをしても良さそうですが、いまはそんな時代ではないのでしょうか?

 

さてそんな僕もクラシック音楽ファンを自称して早45年。
そのコレクションも日々増えていますが、昨年まではトスカニーニに関しては、いまひとつ、いやほとんど増えてきませんでした。

 

一方、ライバルと称されたフルトヴェングラーのLP、CDはそれこそコーナーを設けたいほどあります。それ以上あるのはクレンペラー、ワルター、シューリヒト、クナッパーツブッシュも多いですね。




トスカニーニのCDは干物か

別にトスカニーニといって毛嫌いしている訳ではありませんが、
どうしてかな、と考えてみると現在多く出回っているトスカニーニのCDは、BMGからのものでこのCDの音が、どうも干物のようで聴いていられないというか、面白くないというか、潤いがないというか、それがトスカニーニの人気を落としている様に思います。

 

この件は、評論家福島章恭氏も指摘していて、初出のLPを聞くとその瑞々しい音にびっくりしたそうです。

 

また最近購入してよく聴いている不滅の名盤レスピーギ作曲「ローマ三部作」は、盤鬼こと平林直哉氏がオープンリールから復刻したCDは、その音の潤いに驚くばかりで、何度も聴き返しています。

 

だから録音は古いですが、当時としては優秀な録音だったと思うのです。

 

トスカニーニの英雄

トスカニーニのCDの悪口を書きましたが、それを差し引いて多少の我慢をして聴いていくとその演奏の素晴らしさに度肝を抜かれる思いになってきました。

 

さて、BMGから出ているトスカニーニのベートーヴェン交響曲全集は、先ほどの評論家・福島氏の著書の中で、実もふたもない話として、
このCDではトスカニーニの真価は伝わないと前置きしているくらいのものです。

 

でも聴き進めていくとこの人はやはり凄い人だったということが分かって来るのです。

 

この全集の中でも英雄は凄い演奏。

 

僕の拙い文章では伝えきれないので、あの宇野功芳氏の文章を引用します。

トスカニーニというと毛嫌いする人が多いが、この「エロイカ」は彼の傑作中の傑作であり、ぜひ先入観をなくし、虚心坦懐に耳をお傾けてほしい。

中略

 

ともかく常に先へ先へと踏み込んでゆく一気呵成のテンポがここにあり、含みのないダイナミカルな威力は他に類例を見ず、トランペットやティンパニを初めとして、すべての楽器が快刀乱麻を断つように打ち込まれる。

 

迫力があるといっても、他の指揮者とは次元が違うのだ。聴いていて気持ちが高揚の極に達してしまう。

 

僕は、ベートーヴェンの交響曲の中でも英雄が一番好きで何十枚もCDを持っていますが、このCDは一気に愛聴盤になりました。



まとめ

今年は僕にとってトスカニーニ元年となりました。
知らず知らずの内に生誕150周年、没後60年。

 

そして僕も60才になる年ということで、何か見えない力によって、
トスカニーニに引き寄せられるような感じです。

 

僕は今年になってから先出のレスピーギの「ローマ三部作」、ハイドンの交響曲選集、モーツァルトの交響曲選集と立て続てけて購入しました。まだ一部しか聴いていませんが、今後、このブログで印象を記して行きます。

 


 


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