ブラームス交響曲第3番 抑圧した欲望と理性との葛藤

目安時間:約 3分
  • 人気ブログランキング

ブラームス(1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 作品90

 

ギュンター・ヴァント指揮
北ドイツ放送交響楽団
1983年4月16日~21日録音

 

音楽評論家・許俊光氏は、その著書の中で、
ブラームスという作曲家は、本質的に非常に官能的な作曲家だと思う、と書いていますが、僕もそれは感じていました。

 

ただ僕の場合、多少ニュアンスが違って、ブラームスは、
非常にロマンティックで感傷的な本質を持っていながら、
それを抑制、もっと言えば抑圧して、本音と理性が常に葛藤している作曲家だと思っています。

 

だから大規模な交響曲や協奏曲では、その構成力により、堅固で力強く、男性的な曲を作り上げていますが、室内楽が独奏曲になると、より内面の感情が吐露されるような曲作りになっていると思います。

 

その中で交響曲第3番は、大規模な曲にしては珍しく内面の感情が表現されている曲だと思います。

 

表面的には真面目で常識人的なブラームスは、その内面では官能的な部分を人並み以上に持ち合わせていたのですね。

 

ヴァント&北ドイツ放送響は、その官能的な部分のドラマを見事に表現した名演です。

 

ヴァントは、90年代にも同じ北ドイツ放送響と全集を録音していますが、僕はこの80年代のものが断然好きです。

 

のちに神格化されるヴァントですが、この頃は70才くらいで煩悩の葛藤が見られるからです。

 

どんな紳士、淑女であっても官能の誘惑からは逃れられないのでしょうか。




音楽(クラシック) ブログランキングへ

クリック応援お願いします。

  • 人気ブログランキング

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: 






メルマガ登録
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
タグ
ぶろぐ村

人気ブログランキング