ブルーノ・ワルターのベートーヴェン“運命” 老いてなおほとばしる情熱

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ワルターのベートーヴェン交響曲

 

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第5番ハ短調作品67“運命”
交響曲第7番イ長調作品92
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
録音1959年

 

交響曲第5番ハ短調作品67“運命”
第1楽章:Allegro con brio   6:21
第2楽章:Antdante con moto 10:47
第3楽章:Allegro         5:47
第4楽章:Allegro         9:34

 

交響曲第7番イ長調作品92
第1楽章:Poco sostenuto-Vivace 12:58
第2楽章:Allegretto                   9:57
第3楽章:Presto              8:14
第4楽章:Allegro con brio      6:45

 




ワルターのベートーヴェン交響曲第5番“運命”

ワルター先生、ごめんない!

 

僕は、間違っていました。ワルター先生の“運命”がこんなに
迫力があって、漲るパワーがあるとは知りませんでした。

 

ワルター先生のベートーヴェンというと、偶数番号が名演で、
奇数番号、第3番“英雄”、第5番“運命”、第7番、第9番“合唱付き”
に関しては、端正だけど、軟弱な演奏だと勝手に思っていました。

 

ところが、ところがですよ、やっぱワルター&コロンビア響の“運命”も
聴いておかないといけないと思い、期待もせず聴きだして、
最初の運命の動機が流れた瞬間、固まってしまいました。

 

運命の動機のフェルマータをぐっと伸ばす提示の仕方から衝撃的です。

 

こ、これは、80才を超えた人の演奏か?
颯爽としたテンポ、ゴリゴリと躍動する低音部、漲る情熱
キリッとした造型、イイですね!

 

第2楽章の美しさは、ワルターならではですが、
終楽章がややパワーが落ちるのが、残念です。



ワルターのベートーヴェン交響曲第7番

第7番は、ワルターのイメージにあった演奏です。

 

第5番のような荒ぶる魂は抑えられ、食事をしっかり良く噛んで食べる様な丁寧さを前面に出した演奏です。

 

まとめ

ワルター&コロンビア響のベートーヴェン交響曲全集は、第6番“田園”を
筆頭に第1番を含む偶数番が名演の誉れが高いですが、それだけではなかったのです。

 

そう、なんと言ってもワルターは20世紀最高の巨匠の一人なんです。

 

80才を超えても覇気のある演奏を展開できるパワーを聴くと、

壮年期は、それはそれは凄かったと思われます。

 

そうなると一番充実していた50代から60代の時が、戦争の時期と重なり、しかもナチスの支配するドイツにいてユダヤ系だったことは、悲運でしかなかったと思います。

 

それとビジネスと言え、ワルターの芸術を良質なステレオ録音で残してくれたコロンビア・レコードにも感謝ですね。





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