ヨッフム 誠実で格調高いモーツァルト

目安時間:約 3分
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ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
交響曲第40番 ト短調 K.550

オイゲン・ヨッフム指揮

バンベルグ交響楽団
1982年3月、11月録音

 

オイゲン・ヨッフム(1902-1987)は、ドイツの名指揮者で
年代的にはベームとカラヤンの中間で、シュミット=イッセルシュテットと同世代です。
ヨッフムというと紳士的で温厚な印象があり、また人間味があり、僕がもし音楽家なら、ヨッフムかシュミット=イッセルシュテットの下で演奏したいと思います。

 

しかしそんな温厚なイメージとは違い、ナチスの圧力の下では、当時ハンブルク・フィルの首席指揮者でハンブルク国立歌劇場の音楽総監督に就任していて上演を禁止されていたヒンデミット、バルトーク、ストラヴィンスキーなどの曲を敢然と取り上げて上演するなど、反骨精神の持ち主でした。

 

また戦後は、バイエルン放送交響楽団の設立と育成に尽力し、世界一級のオーケストラに育て上げました。

 

僕は、ヨッフムの演奏が好きで、そこには音楽をする悦びが素直に表現されているからです。
世評の高いブルックナーの演奏でも、格調の高さと誠実さの中に無邪気さも同居していて、聴きながら思わず微笑んでしまいます。

 

このモーツァルトは80才の時の録音で、何もしてない様でありながら、
深さとコクに溢れています。

 

ヨッフムの演奏を聴いているとただただ音の海の中に身を浸していたとも
ずっとこの心地よい空間に漂っていたと思ってしまいます。

 

これぞドイツの伝統ではないかと思います。
若い頃から数々のポジションを歴任しながら、キャリアを積んで、人間的にも成長して、円熟の境地になるとはこんなことかな、と思います。




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