日本全体が駆け上がっていた頃 岩城の「運命」&「田園」

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ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
1969年6月18日世田谷区民会館(運命)
1968年6月22日/23日杉並公会堂(田園)

※ベートーヴェン交響曲全集より

 

1968年、69年と言えば、昭和43年、44年。
僕は小学5年、6年の頃。

 

日本全体、いまよりずっと元気だったころ。

68年はメキシコオリンピックがあって、
マラソンで君原さんが銀メダル。

 

一方、グループサウンズの影響で男子の長髪が大流行。
ただ当時小学生だった僕は、長髪には不快感を持ってました。
なんか気持ち悪かった記憶があります。

 

またミニスカート、パンタロンも流行。
考えてみたらそれを先導していたのが、団塊の世代の人たちですね。
ちょうどその頃20歳前後だったでのしょうか。

 

そんな中で、当時30代半ばで日本人指揮者として初めて
ベートーヴェンの交響曲全集を録音した男がいました。

その名は、岩城宏之。

 

1932年(昭和7年)生まれだったので当時36、7才。
NHK交響楽団の歴史を見ると岩城さんは1969年から亡くなる2006年まで正指揮者となっています。

 

つまりこの68年、69年は岩城さんは正指揮者に就任する前後だったわけですね。

 

さて、現在、ベートーヴェン交響曲全集を選ぶ時に何人が岩城&N響の演奏をすすめる人がいるでしょうか。

多分ほとんどいないでしょうね。

 

それこそ星の数ほどある、ベートーヴェンのCDの中から、
わざわざ岩城&N響を選ぶ人は、物好きと言われるでしょう。

でも、僕はこの録音が大好きなんです。

 

それは、ちょうどこの頃、NHKの番組でよく岩城さんの演奏聴いていて
その表情豊かな指揮姿に魅了されていたからかもしれません。

 

それからこの演奏を聴くと、元気だった日本へのノスタルジーを感じるからかもしれません。

 

演奏は、速いテンポで颯爽とたもので、なんと言っても勢いがあります。
N響も岩城さんに煽られるように張り切って演奏している姿が目に浮かびます。

 

もっと深みが欲しい、もっとコクが欲しいと思うかもしれません。
でも敗戦から20年以上経ち、経済大国へと駆け上が日本の勢いを感じさせる演奏ですね。

 

だから僕はそんな演奏に励まされたくてこのCDを聴くのでしょう。




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