カラヤンの初来日 歴史的名盤 1954年のNHK交響楽団との悲愴

目安時間:約 8分
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えっ!?こんな凄い録音が残っていたの!と驚き、

そして聴くしかない!と思いさっそく聴きました。

 

素晴らしい、凄い!NHK交響楽団も頑張った!

 

しかし、敗戦後10年も経たない日本に単身の乗り込んだカラヤンはもっと凄い。

 

僕は、音楽家としてのカラヤンはもちろん、

有能なビジネスマンとしてのカラヤンの才能にも舌を巻きました。

60年代以降、日本はカラヤンに取って大きな顧客に育っていくわけです。

 

1954年カラヤンは、当時46歳。単身で初来日して、

NHK交響楽団と約1ヶ月間全国を回りました。

 

まだ本格的なコンサートホールのない時代。

上野の東京文化会館も出来たのが数年後。
日比谷公会堂というのが泣かせるではないですか。

 

 

 

カラヤンとNHK交響楽団は、

日本のクラシックファンに大きな衝撃と感動を与えたと思います。

 

またNHK交響楽団にとっても貴重な歴史を刻んだと思います。

 

発売元によると今回リマスタリングをやり直し、

大幅に音質を改善したという通り、

モノラルながら鑑賞に全く問題はありません。

 

これは日本のクラシック史に貴重な録音であるばかりではなく、
聴かずに死ねない、名盤中の名盤です。

 



カラヤン初来日 歴史的コンサート NHK交響楽団との悲愴

 

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
Pyotr Il'yich Tchaikovsky (1840-1893)

 

交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」 Op. 74
Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, "Pathetique"

 

Ⅰ(19:39)Adagio - Allegro non troppo
Ⅱ(09:14)Allegro con gracia
Ⅲ(08:54)Allegro molto vivace
Ⅳ(11:12)Finale: Adagio lamentoso

NHK交響楽団 - NHK Symphony Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン - Herbert von Karajan (指揮)
録音: 26 April 1954

 

 

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」/

ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) NHK交響楽団

 

 

以下、発売元からのコメントです。

 

とんでもないお宝音源が出現しました。カラヤンは1954年に初来日し、一度だけN響へ客演しました。まだ戦後9年、復興途上の日本に登場した世界的指揮者は、当時の音楽界の大ニュースとなりました。カラヤンは当時46歳の若さながら、重量感あふれる風格ある指揮ぶりは日本の音楽ファンに深い感銘を与えたといわれます。チャイコフスキーの「悲愴」はマスタリングをやり直し、大幅に音質が改善。カラヤンの凄絶な演奏が出現しました。戦後日本演奏史に残るコンサートの記録、すべてのクラシック・ファン必携の大リリースです!
キングインターナショナル

 

元々の録音のせいなのか、コンサートホールのせいなのか、多分両方のせいでしょうが、

デッドな音質ながら、リマスタリングをし直したということで、

聴衆の反応などもしっかり捉えていて、鑑賞には全く問題はありません。

 

同時期のフルトヴェングラーの録音よりはずっといいかとも思います。

 

観客の反応が面白くて、
第3楽章の終わった時に拍手があったり、終楽章では、どこで終わったかわからず、

最初は控えめに拍手があり、その後、多分カラヤンが観客側に振り向いたからでしょうか、今度は盛大な拍手が送られるという記録も残っていて、なんとも微笑ましい感じです。

 

演奏は、何も言うことはありません。

キリリと引き締まったボディと切れ味鋭いアタックは、

これから音楽界の帝王に上り詰めていく前の清々しい野心に溢れた名演です。

 



カラヤン初来日 チャイコフスキーの悲愴

 

カラヤンは、チャイコフスキーを得意として悲愴も7種類の録音が残されています。

しかも30代前半から70代後半までとほぼ活動期全般に渡って残っているので、

演奏スタイルの変遷を見るには良い曲だと思います。

 

カラヤンのチャイコフスキー交響曲第6番“悲愴”の録音

1939年4月15日(31歳) ベルリンフィル
1948年11月4-8日、8-10日、49年1月21日(40歳) ウィーンフィル
1955年5月17、21、23、24、27日、56年6月8日(47歳) フィルハーモニア管
1964年2月11、12日(57歳) ベルリンフィル
1971年9月16-21日(63歳) ベルリンフィル
1976年5月5、7日(68歳) ベルリンフィル
1984年1月10-16日(76歳) ウィーンフィル

 

 

記録から見ると、フィルハーモニア管との録音の約1年前になります。

 

僕は、個人的には60年代までのカラヤンが好きでよく聴きますね。

なんか、キリリと引き締まった演奏スタイルと颯爽とした感じが好きです。

 

後年に関してのコメントは改めて書きたいと思います。

 

 

まとめ

 

今年生誕110年を迎えたカラヤン。
他にも書きましたが、いままではあまり聴いてきませんでした。

 

理由は、いろいろあるのですが、70年以降の美音を追求した豪奢なスタイルが、

僕の好みと合わなかったと思うからです。

 

でも、50年代、せいぜいで60年代までのカラヤンは、聴くべきものがあると思います。
なんか、綺麗ごとではない曲の本質に迫るようなものを感じます。

 

やはり、芸術家として凄い人だったのだと改めて認識しました。
引き続き聴き込んでいきたい指揮者です。

 



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