クリップス チャイコフスキー第5番は、ウィーン風の歴史的名演

目安時間:約 4分
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クリップスのチャイコフスキー

ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)

交響曲第5番 ホ短調 作品64
ヨーゼフ・クリップス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1958年録音

ウィーンの名指揮者、ヨーゼフ・クリップス唯一のチャイコフスキー


宇野功芳氏、絶賛の名演

評論家・宇野功芳氏が、この演奏を絶賛していて、
「光彩陸離たる壮麗な演奏」と表現しています。

 

こうさいりくり?

 

光彩陸離とは、光が乱れ輝き、まばゆいばかりに美しいさま。
という意味で、言い得て妙なる形容でさすが宇野先生、
国語の勉強までさせて頂きました。

 

この演奏、めくるめくような魅惑の演奏で、まさに奇跡の録音だと思います。

ヨーゼフ・クリップス ウィーン生まれの名士

1902年ウィーン生まれのトーゼフ・クリップスは、その経歴を見ると、第二次大戦前にはそれなりのポストに就いていて、1933年には、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任し、35年には、ウィーン国立音楽大学の教授も務めていました。

 

しかし、オーストリアがナチスの政権下になるとウィーンを離れています。終戦後まもなくオーストリア楽壇に復帰し、巨匠不在時代のウィーンフィルを支えたともいわれています。

 

しかしその後、巨匠たちが戻ってくるとクリップスはアメリカに渡ってしまいました。そんな姿は権力に固執せず、清々しい印象を与えてくれます。

 

そんなクリップスを凄い指揮者なんだと僕に印象付けたのは、
ロンドン響とのベートーヴェンの交響曲全集でした。

 

どの演奏も芯の通った堅実な演奏で、この人はただ者ではないと
認識させられました。そしてこのチャイコフスキーの素晴らしさ。

まとめ

クリップスを20世紀の巨匠と言う人は少ないかもしれませんが、
大相撲に例えるなら名大関と言えるくらいの実力者だったと思います。

 

第2世界大戦直後、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カラヤンといった巨匠、人気指揮者たちが戦犯の疑いですぐ活動出来なかった中、ウィーンの音楽界を支えらのが、クリップスでした。

 

そしてしばらくして巨匠たちが戻ってくると、あっさりとアメリカに渡ります。こんなあっさりとしたところもいいですね。

 




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