チャイコフスキー 悲愴 隠れた名盤 炸裂するドイツ魂!

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チャイコフスキーの交響曲第6番“悲愴”
彼の最後の交響曲。

僕は、この曲が好きで、CDも何種類か持っています。

 

なぜ好きかというと、基本的にチャイコフスキーが好きなのと、
初めてクラシックのLPを買った時の曲だったからでやはり思い入れがあるんでしょうね。

 

さて、実は最近“悲愴”の隠れた名盤と出会い、そして感動してここ1週間ほど、寝ても覚めても“悲愴”を聴いているということが続き、これは、皆さまにご紹介するしかないな、ということでお付き合い願いたいと思います。



チャイコフスキー悲愴の名盤&迷盤

 

普通、“悲愴”の名盤と呼ばれるものは、カラヤン&ベルリンフィル、ムラヴィンスキー&レニングラードフィル、そして歴史的名盤と呼ばれる慟哭のフリッチャイ指揮ベルリン放送響です。

 

特にフリッチャイの演奏は、彼が白血病に犯された時期の録音で、
胸がかきむしられる様な壮絶な演奏です。

多分、録音史上、これを上回る演奏はなかなか出てこないと思います。

 

さて、名曲だけあって多くの指揮者が録音して、えっ、こんな人もという方も録音しています。

 

珍しいところでは、カール・ベーム、オットー・クレンペラーというところでしょうか?

 

共に高齢になってからの録音で、なんとなく演奏してみたかったのか、それともプロデューサーのすすめなのか分かりませんが、ドイツ物の権化と思われうる二人にとしては珍しいレパートリーですね。

チャイコフスキー“悲愴”隠れた名盤

さて前置きが長くなりましたが、ここで“悲愴”の隠れた名盤をご紹介します。

 

まず、ハンス・シュミット-イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団

1954年のモノラル録音ながら、Telefunkenの録音で、北ドイツ放送響の生々しい響きを聴くことが出来ます。

 

シュミット-イッセルシュテットと言えば、ベートーヴェン、ブラームスといったドイツ物を得意とし、だから“悲愴”と聞いて意外な感じを受けました。

 

次に、ルドルフ・ケンペ指揮フィルハーモニア管弦楽団。
1957年の録音でモノラルながら、情報量は十分詰まっています。
ケンペもチャイコフスキーは珍しいですが、これがまたいい!
この人はやはり相当な実力者だったと思います。

 

最後にカラヤン。
カラヤンの悲愴と聞いて、彼の代名詞のような曲と感じる人も多いでしょう。
実際、何度の録音の中から、一番忘れられた名盤があるのです。

1948年のウィーンフィルとのもの。まだ40歳になったばかりの迫真の演奏です。


チャイコフスキー“悲愴”は、シュミット-イッセルシュテットを聴け!

 

前項でも書きましたが、シュミット-イッセルシュテットは、ドイツ物では堅実にして中身の濃い演奏をする方で、僕は彼の演奏をCDで聴くのが大好きです。

 

特にウィーンフィルとのベートーヴェンの交響曲全集は、いまでもその価値は揺らぎません。

 

そんなドイツ物が得意なシュミット-イッセルシュテットの“悲愴”?

 

これはアリアCDレベールの復刻盤なのですが、クラシック名盤と言えばこの人、アリアCD店主の松本大輔氏が、自らのレーベルの第3番目に出したのです。

 

だからその演奏の素晴らしさが自ずとわかります。

 

ドイツ敗戦から10年。
復興のシンボルとして創設された北ドイツ放送響。

 

そしてそのオーケストラを育てるのに自分の人生を賭けたシュミット-イッセルシュテット。

 

“悲愴”の終楽章で、これほど胸がいっぱいになり伸びやかさを感じさせてくれる演奏はありません。歯切れのいいキレッキレッの第3楽章も素晴らしいですが、僕は、シュミット-イッセルシュテットの終楽章が大好きです。

まとめ

音楽家には当然レパートリーがあり、得手不得手もあります。
また、聴く方も固定観念的なイメージも持っています。

 

しかし、ハンス・シュミット-イッセルシュテットとルドルフ・ケンペは、見事に僕の持つイメージを裏切ってくれました。

最高に素晴らしい裏切りです。



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