カラヤンのブルックナー第8番 66年オランダ音楽祭 圧巻のライブ!

目安時間:約 10分
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カラヤンの名演と言うと、

ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー

という重厚なドイツもよりも

 

リヒャルト・シュトラウス、チャイコフスキーという

華麗でベルリンフィルの機能力を

駆使する曲の演奏が良いとされる傾向があります。

 

これは精神性よりも

絢爛豪華なサウンドを

楽しむための音楽ということで、

 

なんかクラシック音楽のランクから言うと

少し下に見ている感があります。

 

事実、僕も長らく、

ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスを聴くのに

カラヤンのCDを特に選ぶことはありませんでした。

 

一方、チャイコフスキーは

カラヤンを真っ先に聴いたものです。

 

でも、昨年より

アリアCD店主・松本大輔氏の影響もあり、

特に50年代、60年代のカラヤンの

録音されている演奏が凄いので、

少しづつ聴き始めたのです。

 

そしてこの人は、

やはり凄い人だったんだと、
今では再認識することになりました。

 

最初に買ったLPは、

カラヤンでしたが、

その後変な知識が付き、

 

どちらかというと

アンチ・カラヤン派になり約30年。

 

嗚呼、なんと無駄な時間掛けてしまったことか。

 

2018年は

ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕110年。

 

この年を僕の中では、

カラヤン・ルネッサンスと呼ぶことにしました。

 




カラヤンのブルックナー交響曲第8番 圧巻のオランダ音楽祭ライブ

 

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第8番ハ短調

Ⅰ(17:13)Allegro moderato
Ⅱ(09:47)Scherzo.Allegro moderato;Trio.Langsam
Ⅲ(26:21)Adagio.Feierlich langsam,doch nicht schleppend
Ⅳ(25:37)Finale.Feierlich,nicht schnell

録音:1966年6月16日
Concertgebouw Amsterdam Holland Festival LiveRecording
オランダ音楽祭におけるライブ録音

 

 

カラヤンがオランダ音楽祭にベルリンフィルを率いて参加したステレオ・ライブ。
極めてシリアスで、荘厳な演奏です。

レガート奏法に抑え気味でリズムを明確に強調した実直ともいえる表現。
フィナーレのカタルシスはこの世の終わりを感じさせるほど圧倒的名演

 

 

このブルックナーの第8番を含む、

第5番(1954年)、第7番(1962年)のライブ録音は、

 

長らくアンチ・カラヤンを標榜していた

僕の横っ面を張り倒されるような衝撃を受けました。

 

昨年よりアリアCD・松本大輔氏の影響で、

40年代の若き日からのカラヤンを聴くにつけ、

カラヤンの凄さを再認識してきて、

この4枚組CD(MR2566/2569)MEMORIES REVERENCEがとどめを刺したわけです。

 

特第8番は、ステレオ録音ということで、

音の情報量も多く、まさに圧巻の名演です。

 

このCDで出会えたことに感謝です。

 



カラヤンのブルックナーについて

 

カラヤンは、EMIで第4番と第7番、

ドイツ・グラモフォンでは全集(第1番から第9番)を録音しています。

まだ晩年にはウィーンフィルとも第8番など録音しています。

 

ブルックナーは、同じオーストリア人として崇拝していたと思われますし、

自身の重要なレパートリーだったのです。

 

しかし、当初、ドイツ・グラモフォンは、

カラヤンがブルックナーの録音の要望に対して

乗り気ではなかったようです。

 

理由は、既にヨッフム指揮で全集があったのと、

当時はまだいまほどブルックナー人気が高くなく、

しかもLP2枚組になる曲もあるのでコスト面で渋ったようです。

 

しかし、そこはさすがカラヤン、70年代に全集を録音しています。

このレビューも改めてしたいと思います。

 

僕は、40年以上前に、

カラヤン指揮ベルリンフィル演奏の

第4番“ロマンティック”のLPを購入しました。

これは今でも愛聴盤です。

 

 

このレビューを福島章恭氏「交響曲CD 絶対の名盤」から引用します。

 

 

演奏は「第4番」が美しい、

冒頭の弦のフレーズを改訂版のようにオクターヴ上げて弾かせるなど、

けれん味たっぷりなのだが、ベルリン・フィルが終始真剣に男性的な迫力で演奏しているので、

決して上辺だけの音楽に聴こえない。

精神的なブルックナーとは言えないが、これはこれでユニークな価値を持った演奏だ。

 

 

このLPは、僕にとって特別なものなんです。

後年、同じ演奏にCDを購入しましたが、

僕が好きな冒頭のポルタメントが聴こえてこないので残念でした。

 



カラヤン指揮ベルリンフィルの第8番の感動

安永徹氏は、1951年福岡生まれのヴァイオリニストですが、
1977年にベルリンフィルに入団し、

1983年から2009年まで長きを第1コンサートマスターを務められた方です。

 

しかも一般の奏者から初めてコンサートマスターになられた方ということで、

世界的なヴァイオリニストです。

 

僕はお名前だけは存じていましたが、

安永氏が入団されてからのベルリンフィルの録音はコレクションには少なく、

申し訳ない気持ちです。

 

さて、安永氏が、

「ブルックナー(カラー版作曲家の生涯)土田英三郎著」

182pにコメントされている文章が感動的です。

 

そこから一部抜粋してご紹介します。

 

1976年、カラヤン指揮、ベルリン・フィルで、ブルックナーの『第八番』を

聴いた時には心から感激した。

最前列で聴いたのだが、途中から、身体をのり出し、

手はひざをつかみ、涙があふれてきて、天井がゆれだしたのだった。

 

中略

 

演奏を聴きながら頭の中で現れてくる情景は、

この世のものとは思えなかった。

いつの間にか、神に感謝するような気持にさえなっていた

 

この翌年、安永氏はベルリンフィルに入団されました。

 

この章では、カルロ・マリア・ジュリーニの指揮のもと、

実際の演奏した時に感じた感動も記されています。

 

 

 

まとめ

 

ブルックナーは、毎日聴いても、聴いても

飽きが来ることはありません。

 

いつも新たな感動を与えてくれます。

 

また、多くの名指揮者が、

ブルックナーの楽譜から感動を伝えようと、
素晴らしい演奏を届けてくれています。

 

カラヤンもその一人です。

 

カラヤンは、カラヤンらしく、

ブルックナーの素晴らしさを届けてくれました。

受け手も真摯に聴いていきたいと思います。

 




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