メサイアの名盤 秋山和慶指揮 東京交響楽団と高津市民合唱団

目安時間 6分

こんにちは。
ともやんです。

 

2001年12月24日夜、僕は川崎市の溝の口にある洗足学園大学・前田ホールのステージに高津市民合唱団の一員として立っていました。
そして溢れる涙を拭うこともせず、万雷の拍手を受けながら観客席を観ていました。

 

※画像はイメージです

 

近眼に加え、涙が溢れていてほぼ満席の観客席は滲むようにしか見えませんでした。

指揮者の秋山和慶さんが、合唱団のメンバーを讃えるように右手を僕らに向けると、拍手が一段と大きくなったように感じました。

東京交響楽団の奏者たちは、拍手の代わりに弦を弓で叩いたり、足踏みしたりしてくれました。

 

もう40歳を過ぎて、世間ずれしてしまったおじさんが、こんなに心を揺り動かされ、感動するとは思ってもいませんでした。

最後のアーメンを歌い終わり、秋山さんの指揮棒が降ろされた瞬間、思いがけずこみ上げてくるものがあり、涙が溢れてきたのです。

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21世紀、最初のクリスマス・イブに

 

ここで紹介するのは、一般に手に入らないプライベート盤で恐縮です。

 

2001年12月24日(月)洗足学園音楽大学の前田ホールで開催した
高津・市民合唱団クリスマスコンサートの実況録音盤です。

フリードリッヒ・ヘンデル(1685-1759)
オラトリオ「メサイア」

 

指揮:秋山和慶 東京交響楽団
ソプラノ:亀田眞由美 アルト:串田淑子
テノール:君島広昭 バス:宇野徹哉
合唱:高津・市民合唱団 合唱指揮:川名佑一

 

 

秋山さんの丁寧で心のこもった指揮。
所々に金管や木管の音色をたくみにちりばめて、チャーミングな色彩を出しています。

 

クリスマスに相応しい演奏で、今聴きかえしてもとても幸せな気分にさせてくれます。

 

独唱陣では、ソプラノの亀田さんが素晴らしい。
秋山さんの指揮同様、暖かく心のこもった歌唱を聴かせてくれます。

 

 

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メサイアを歌うことが夢だったあの頃

 

思えば、コンサートの1年半ほど前まで、土日は幼い三人の子供たちと遊ぶのが日課でした。

当時長男が6歳、長女4歳、次女2歳で、子育てが大変な妻に代わって土日はできるだけ子供たちと遊ぶようにしていました。

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子供たちとよく行ったのが、元住吉にある国際交流センター。そんなある日、交流センターに貼ってあった、団員募集のチラシを見てしまったのです。

 

高津市民合唱団が、2001年12月24日にヘンデルのメサイアの公演をやる。

僕は当時、合唱団に入って歌いたい曲が2つありました。
それはヘンデルの「メサイア」とJ・S・バッハの「マタイ受難曲」でした。

 

共にオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏によるCDを持っていましたが、聴いても全然わからないのです。

これは自分で歌わなければだめだろう、と思っていたのでした。

 

合唱の経験は、独身時代に新星日本交響楽団の合唱団のメンバーとして第九を2回歌った程度でした。

合唱団の練習は毎週土曜日の午後。

妻には申し訳ないが、メサイアを歌いたいと言ったところ快諾してくれました。

なんでもミッション系の中高一貫校出身の妻は、毎年12月にメサイアを歌っていたとのことでした。

 

1年半に及ぶ練習を経て、ステージに立った時は、さすがにドキドキしました。
観客席には、妻と三人の子供たちも来ています。

もっとも三人とも演奏中は寝ていたそうです。

 

 

ヘンデルの「メサイア」というと19年前の若かった妻と幼かった子供たちとの日々を思い出し、胸がキュンとなってしまいます。

当時40代前半だった僕は定年を迎え、妻もおばさんになりました。子供たちは全員無事に成人し、長男長女は社会人、次女だけは大学生。いつも一緒だった家族は、それぞれの道を歩き出しています。

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最後に

 

ヘンデルの「メサイア」をいつか歌いたいと思っていた頃、たまたま団員募集のポスターを目にしてすぐ申し込んだ記憶があります。

10ヶ月ほど練習に通い、コンサートが終わった瞬間に感極まって涙が溢れたことを昨日のように思い出します。

 

この頃はまだ3人の子どもも幼くて妻と子育て奮闘中の時期で、大変な中にも楽しかった日々を思い出します。

 

個人的には、この後仕事も大変になり家族と一番一緒にいられて幸せだった思いでと共に私の中では貴重な一枚となっています。

 



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