カヒッゼ親子の名演 ベートーヴェンの第4番と第5番で真骨頂

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今日も、カヒッゼ親子のベートーヴェンが続きます。
なんか魅了されてしまいました。

 

それはなんだろうと考えてみました。

 

例えば、朝比奈隆が現役時代、評論家宇野功芳氏から
ドイツ人よりもドイツっぽい演奏とか、

 

これだけドイツっぽい演奏をする人は、
本国ドイツにもいない、という意味のことを書かれたいました。

 

そしてドイツっぽいってなに?

と思うわけです。

 

それは往年の巨匠のフルトヴェングラー、クレンペラー、
クナッパーツブッシュ、シューリヒトという人たちの質実剛健にして、

 

重厚でほの暗く、哲学的な演奏をいうのかな?

と勝手にイメージしています。

 

例えば、オーストリア人のカラヤンがベルリンフィルを指揮した演奏は、
60年代までは、まだドイツ的だったかもしれませんが、
70年代からは、メンバーも国際的になり、響きは豪華で、機能美を有し、
ドイツっぽいとは言われません。

 

 

一方、カール・ベームが、60年代にベルリンフィルと録音し、
名盤を言われる、ベートーヴェンの交響曲第3番“英雄”やブラームスの交響曲第1番などは、
まさにドイツ風の演奏を言われます。

 

なんとなく感覚的にわかりますでしょうか?

 

質素で素朴で質実剛健な演奏が、
ドイツっぽい演奏というのだと思います。




カヒッゼ親子の名演 ジョージアで息づくドイツ風ベートーヴェン

 

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

交響曲第4番変ロ長調作品60
ⅠAdagio-Allegro
ⅡAdagio
ⅢAllegro vivace
ⅣAllegro
録音:1998年5月~6月スタジオ
バハタン・カヒッゼ指揮
トビリシ交響楽団

 

交響曲第5番ハ短調作品67
ⅠAllegro
ⅡAndante
ⅢAllegro
ⅣAllegro-Presto
録音:1999年10月~11月スタジオ
ジャンスク・カヒッゼ指揮
トビリシ交響楽団

 

第4番は、バハタン(ヴァフタン)・カヒッゼ(1959~)指揮、
第5番は父親のジャンスク(ヤンスク)・カヒッゼ指揮、
オーケストラはともにトビリシ交響楽団の演奏。

 

 

ともに効果を狙ったり、
聴く人を驚かせようなんていう作為は感じません。

 

ベートーヴェンの交響曲を誠実に
再現しようという精神が感じられます。

 

特に息子のバハタンの第4番が秀逸な名演です。

 

CDの帯には、クレンペラーもかくやというばかりの名演、
と書かれていますが、第1楽章にはそれを感じますね。

 

ただ終楽章になると一転、テンポを速め、
活気ある演奏を展開しています。

 

バハタンはもちろん、ジャンスクにも言えますが、
第1楽章、第2楽章を遅めのテンポ設定にして、

終楽章でギアを入れ替えて、テンポを速くし、
盛り上げていくという構成になっています。

 



指揮者が違うと演奏が違う、だから面白い

 

学生時代に友人に
大学時代、ジャズのサークルに入って、
寝ても覚めてもジャズギターを弾いていた男がいました。

 

その彼は、どういうわけか、クラシックの演奏者を軽く見る傾向があり、
「クラシックのやつって、間違うのを恐れるから」
と言っていたのが印象に残っています。

 

彼も若かったのでしょう。

いまだとさすがにこんなことは言わないでしょう。

 

また、僕の妻は、
僕は、ベートーヴェンの交響曲全集を何十種類も
持っているのを不思議がっています。

 

なんで、同じ曲ばかり買うの
と不思議がっていました。

 

一方、社会人になって親しくなった、Sさんは、
クラシックなんて好きになるんじゃなかった、

と自嘲気味に言っていたのを思い出します。

 

 

彼曰く、
ビートルズなら、一連のアルバムを買えば済むけど、
クラシックなんて、同曲異演の面白さを知ってしまうと、
何枚も同じ曲でCDを買うので、お金がいくらあっても足りないよ、
と嘆き気味に、でもどこか嬉しそうに言っていました。

 

厳密にいえば、ザ・ビートルズのCDは、正規のアルバムを買えば済む問題ではないのですがね。

そこには、未発表の音源からの貴重な録音などもあって、それはそれでコレクションしだすと大変です。

 

でも、彼の嘆きはよくわかります。

 

僕も、フルトヴェングラーのベートーヴェンの英雄や第5、第9は、何種類も持っていますし、
同じ音源の違うリマスターを聴き比べるなんて、
マニアックなこともやっています。

 

これじゃ、お金は残りませんね。

でも、お金は生きていることを楽しむものなのだから、
いいのかな。。。



まとめ

 

80年の中盤以降、コンパクトディスクの出現により、
人々は、同じ録音ならCDの方がいいだろうと、
LPを手放して、CDを買い始めました。

 

もういまから30年以上前の話です。

 

でも、そのころ、僕はCDとLPを聴き比べて、
どうしてもLPの音の方が豊かに聴こえることを知ったのです。

 

 

ちょうど、妻の父親が、某音響メーカーで、
ヘッドフォンの開発をしていたので、
そのことを伝えると、

いやCDの音の方がいいはずだけど、
という回答でした。

 

でも、僕はその疑問をずっと持っていて、
評論家の福島章恭氏が、アナログの音の豊かさを
著書に書かれていたので、我が意を得たりと喜んだものです。

 

でも、現実はやはり手軽なCDで聴いてしまうのが常ですがね^^




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