カール・ベーム&ベルリンフィル ベートーヴェン”運命”と”アイネ クライネ”

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カール・ベームは、20世紀を代表する名指揮者で、日本での70年代には、あの帝王カラヤンと人気を二分するほどでした。

 

でも、亡くなって既に37年経ちますが、往年の指揮者の中では、どちらかというと忘れられた存在的になっているように感じます。

 

僕は、50年代から60年代にベームがベルリンフィルと録音したモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスは、その多くはレコード史に燦然と輝く名演の名盤だと思っています。

 

今日は、その中から、後年のウィーンフィルとの演奏に隠れて地味な存在であるベートーヴェンとモーツァルトの2つの名演をお送りします。

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カール・ベーム&ベルリンフィル ベートーヴェン交響曲第5番

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven (1770-1827)

 

交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

Ⅰ(08:08)Allegro con brio
Ⅱ(11:22)Andante con moto
Ⅲ(05:57)Allegro
Ⅳ(08:52)Allegro

 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
カール・ベーム - Karl Bohm (指揮)
録音: March 1953, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

 

【CD】 カール・ベーム~グレイト・レコーディングス1953-1972<限定盤> カール・ベーム

※単体のCDがないようなので、名演集をご案内します。

 

運命は、まだフルトヴェングラー健在のベルリンフィルとの録音。

 

最初の運命動機の伸ばしぐらいからただならぬ気迫が感じられ、息もつかせずぐいぐい押し進める渾身の名演。

 

当時、カール・ベームは60才前の働き盛り。

ベームの厳しい造形と激しい気迫、それに応えるベルリンフィルは、フルトヴェングラー統治下の怒涛のアンサンブルを披露。

 

ベームも当然翌年にフルトヴェングラーが亡くなるなんて思ってはいなかっただろうが、カラヤン君、次は俺だぜ、という挑戦状とも思える入魂の演奏です。

 

これを聴いて、70年の好々爺的なウィーンフィルとの録音を聴くと、同じ人?と思えるくらい違いますね。

 

もちろんベーム&ウィーンフィルの運命にも違う魅力はあるのでそれについてのコメントは次の機会に譲ります。

 



ベーム&ベルリンフィル モーツァルト"アイネ・クライネ・ナハトムジーク"

 

ウォルフガング・アマデウス。モーツァルト
Wolfgang Amadeus Morzart(1756-1791)

 

アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
Serenade No.13 in G major,K.525 "Eine Kleine Nachtmusik"

Ⅰ(04:35)Allegro
Ⅱ(06:41)Romanze:Andante
Ⅲ(02:17)Menuetto:Allegretto-Trio
Ⅳ(03:36)Rond:Allegro

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
カール・ベーム - Karl Bohm (指揮)
録音: 22 December 1956, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany

 

【CD】 カール・ベーム~グレイト・レコーディングス1953-1972<限定盤> カール・ベーム

 

そしてアイネ・クライネ・ナハトムジーク。
この曲のイメージを覆す重量級の名演です。

 

この曲は、モーツァルトの心と体を呪縛していた父レオポルドを亡くして2ヶ月後に作曲されています。

 

モーツァルトは、このあと2年後に失意のうちに亡くなるのですが、その前の転落は、この頃から始まっています。

 

ベームの演奏は、ほの暗いベルリンフィルとの響きと相まって、この曲の持つ、暗さ重さも感じさせてくれます。

 

日本でのベーム人気は、70年代に最高潮になりましたが、50年代のベルリンフィルとの名演は、ベームの本質を捉えていると思います。

 



カール・ベームの名盤 50年代のベルリンフィルとの名演こそ真髄

 

僕が、クラシック音楽を聴き始めた70年代初頭は、レコード屋に行き、LPを選ぶのは簡単でした。

 

ドイツ・グラモフォンレーベルから、カラヤンかベームを選べばよかったからです。

 

そして、レコード会社の戦略なのかどうか、カラヤンが、外面的で華麗な演奏をするのに対して、ベームは質実剛健で、充実した内面を聴かせる演奏と言う対立構造になっていました。

 

そんな構図から、アンチ・カラヤンという言葉も生まれるくらい、"俺は、音楽がちょっとわかるんだぜ"という輩は、こぞってベームを持ち上げだした感があります。

 

そう、70年代の日本のクラシック音楽界では、カール・ベームがアイドル扱いでした。

 

特に75年、77年、そして80年と3回の来日公演がよりその人気を煽った形になりました。

 

しかし、レコードに聴く分には、僕には50年代のベルリンフィルとの演奏の充実度が、ずっと上と感じまし、ベームも60歳代という壮年期でもあり、真髄を伝えるものです。

※画像はイメージです

まとめ

 

生前、特に日本では70年代、あれだけ人気だったカール・ベームも亡くなった後は、それほど話題になることもなくなったように感じ、寂しく感じています。

 

往年の指揮者では、フルトヴェングラー、トスカニーニ、シューリヒト、クナッパーツブッシュ、クレンペラーなどは、根強い固定ファンがいるのに、実力的には引けを取らないと思われるベームの人気凋落は、どう考えたらよいのでしょうか?

 

まあ、個人的には、世間の人気などどうでもよいので、僕は、ベームの充実期の演奏をこのブログで紹介していきます。

 




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