チェリビダッケの英雄 アンチ・カラヤンの格調高い名演!

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クラシック音楽ファンを

自称して早50年が経とうというのに、

 

その根本も根本の

クラシック音楽という意味について

考えたことがありませんでした。

 

僕は単にクラシック=古典という意味で、

100年前、200年前に作られて音楽の総称だと思っていました。

 

では、20世紀の作曲家ショスタコーヴィチはクラシック?

同じく日本の現代音楽の巨匠だった武満徹は?

と疑問に思ったこともありました。

 

つまり今まで多少の疑問を持ちながらも

クラシック音楽という言葉を適当に使っていたのです。

 

でも、ここにようやく知るに至りました。

 

『クラシック音楽全史-ビジネスに効く世界の教養』松田亜有子著に

その説明がきちんとされているのです。

松田氏は、東京フィルハーモニー交響楽団 広報渉外部部長をされている方です。
この本も面白いのでおすすめです!>>> https://amzn.to/2A0lyFz

 

この記事の「まとめ」に松田氏の文章を引用しておきます。

 

さて今日は、チェリビダッケのベートーヴェン交響曲第3番"英雄"をご案内します。

 




チェリビダッケの"英雄"は、反抗心が生んだ、超名演

 

宇野功芳は、その著書『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』https://amzn.to/2RWKlBf
の中で、チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルによる

ベートーヴェンの"英雄"の演奏を評して次のように書いています。

 

"チェリビダッケのミュンヘン盤は古典の粋だ。力を抜けるだけ抜き、優美なベートーヴェンを想像してゆく。そこにはアンチ・フルトヴェングラー、アンチ・カラヤンの姿がある。フルトヴェングラーの激しいドラマに反抗し、カラヤンの浅薄な流麗さに反抗する。同じように流麗でも、自分はこんなにも音楽的に指揮できるのだと。"

 

 

実際、チェリビダッケが、

フルトヴェングラーとカラヤンに対して

どんな感情を持っていたのか本人しかわかないわけです。

 

でも、ここに鳴るベートーヴェンの"英雄"は、

フルトヴェングラーともカラヤンとも全く違う、

品格の高い演奏です。

 

巨匠クレンペラーの演奏を思い出せますが、

そこまで孤高ではなく、

大らかでしみじみとした演奏は、

その美しさゆえ、哀しくなってくるほどです。

 

特に終楽章の後半は、その感が強く、

ここまで徹底して味わいつくそうという演奏はありません。

 

僕は、"英雄"が大好きでいろな指揮者の録音を聴きましたが、

これほど堪能させてくる演奏は滅多にお目にかかれません。

 

聴かずに死ねない名盤です。

 



チェリビダッケのCD ベートーヴェン交響曲第3番"英雄"

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, "Eroica"

 

1.(16:35) I. Allegro con brio
2.(19:13) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:52) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(14:27) IV. Finale: Allegro molto
5.(00:40) Applause

total(57:47)

 

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 - Munich Philharmonic Orchestra
セルジュ・チェリビダッケ - Sergiu Celibidache (指揮)

 

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ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(ミュンヘン・フィル/チェリビダッケ)

 

個性の極み!豊かに歌う高品位な「英雄」
品格の高さが漂う「英雄」です。ゆったりとしたテンポで刻まれる第1楽章は、楽器のバランスやアンサンブルが実に緻密、流麗な第2楽章では柔らかく品の良い最上級のクラシック音楽のイメージが構築されています。
発売・販売元 提供資料 (2018/04/09)

 

 

チェリビダッケの名盤 ベートーヴェンの"英雄"は宇野功芳のおすすめ

 

先も書きましたが、

チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル(1987年ライブ)は、

宇野功芳は、著書『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』の中で絶賛しています。

 

同じく◎推薦が、朝比奈隆・大阪フィル(77年ライブ)、

フルトヴェングラー・ウィーンフィルの2種類(52年セッション、44年ライブ)、

ワインガルトナー・ウィーンフィル、

シューリヒト・ウィーンフィル(61年ライブ)、

そしてチェリビダッケ・ミュンヘンフィル(87年ライブ)。

 

挙げている6種類の内5つがライブなのは面白いですが、

相も変わらず往年の指揮者で、長く推薦している指揮者ばかりです。

 

しかし、今回はワインガルトナーとチェリビダッケを挙げているのが面白いですね。

 

宇野氏推薦盤は、ずっと同じものと突っ込みたくなりますが、

聴いてみるとなるほどと思わせる部分も多く、

仕事で圧倒的にたくさんのCD、LPを聴いていても

推薦盤が変わらないということは、過去の名盤はやはり記録として貴重なものかと思います。

 

とはいえ、このチェリビダッケ&ミュンヘンフィルのライブは、ぜひ聴いてください。

 



まとめ

 

東京フィルハーモニー交響楽団の広報渉外部部長の松田亜有子氏の著書より、
クラシック音楽とはなにか、について一部抜粋してご説明します。

本のお求めはこちら>>> https://amzn.to/2A0lyFz

 

1、クラシックという言葉の語源には、「一流の」「最高水準の」という意味が含まれている。

2、もうひとつ「困難に際して心身の命を守るものもクラシック」ということ。

 

中世哲学研究者の今道友信は、次のように言いました。
「危機に際して精神の力を与えてくれる書物や作品のことを、クラシクス(クラシック)と呼ぶ」

 

作曲家たちは何百、何千曲にのぼる作品を発表しましたが、現在まで遺っているものは、ごくわずかです。数百年にもわたり、引き継がれてきた作品は、まさに"一流"であり、有事に応えてくれるのではないでしょうか。

 




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