イッセルシュテットのモーツァルト なにも足さない なにも引かない

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ドイツの名指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)は、
彼の録音があれば、僕は無条件で聴く指揮者の一人です。

 

いや、指揮者の一人というよりも三人の内の一人くらいの存在です。

では、あとの二人は?というと

オットー・クレンペラー(1885-1973)とフランツ・コンビチュニー(1901-1962)です。

 

なぜかわかりません。

三人とも僕がクラシック音楽を聴きだした中学生の頃から知っている人たちです。

 

でも、録音媒体である、LP、CDを本格的に集めだしたのは、

社会人になってからですね。

 

さて、この三人は何がいいんだろう、と考えてみると、
なんとかく共通点が見つかりました。

 

それは、音楽に対して真摯に向き合い、

奇をてらったりしないところかな、と思います。

 

そして、何もしてないように見えて、その作り出す音楽は、

とても充実しているということです。

 

ただ、三人の作り出す音楽は似ているというのとは違うのです。
音楽に接する姿勢が、似ている感じがするのです。




イッセルシュテットのモーツァルト 交響曲選集

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)

 

 

交響曲第38番ニ長調 K.504"プラハ"
Ⅰ(10:36)Adagio-Allegro
Ⅱ(09:25)Andante
Ⅲ(04:04)Finale:Presto

 

交響曲第40番ト短調 K.550
Ⅰ(06:13)Molto-Allegro
Ⅱ(08:17)Andante
Ⅲ(04:48)Menuetto:Allgretto-Trio
Ⅳ(04:58)Allegro assai

 

交響曲第41番ハ長調 K.551"ジュピター"
Ⅰ(07:55)Allegro vivace
Ⅱ(07:54)Andante cantabe
Ⅲ(04:21)Menuetto:Allgretto-Trio
Ⅳ(05:54)Molto Allegro

 

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月(38番、40番)1961年(41番)

録音は、全てモノラルですが、さすがに広がりには欠けますが、
音の分離とまとまりは悪くないです。

 

放送用のライブ録音だったのでしょうか?"ジュピター"が終わった後の
拍手も収録されています。

 

なにも足さない、なにも引かないきっちりとした演奏で、
モーツァルトにしては硬い感じはありますが、

ああいい曲だなと思わずにいられない演奏です。

 

しかも、各楽器の煌めきのあり、何もしていないかのように感じるに、
各楽器は活き活きと演奏している感があり、スタンダードな演奏と言えます。

 



イッセルシュテットのモーツァルトのジュピター

 

このCDに収録されている3曲のうち、"ジュピター"のみステレオ録音です。
しかもこの3曲のなかではとびっきりの名演です。

 

シュミット=イッセルシュテットは、ロンドン響とも"ジュピター"を録音しているので
もしかして十八番だったのかもしれません。

 

しかも曲想的にも折り目正しさと華やかさと煌きを併せ持つ

シュミット=イッセルシュテットの音造りに合ったのでしょうね。

 

ただ、初期のステレオだからでしょうか、通して聴くとムラがあるのが残念です。

 

第1楽章の出だしなどかなり音の鳴りが悪いのですが、第1楽章の途中から良くなってきて
終楽章では、イイ感じです。

 

なお、最後に取って付けたように拍手が入っているのはなんだろう。
曲の終わりと拍手に関連性がないんだよね。

 

 

まとめ

 

筆者は、ハンス・シュミット=イッセルシュテットのファンで、
彼がウィーンフィルと録音した、ベートーヴェン交響曲全集は、
ベートーヴェンの交響曲とウィーンフィルの演奏のスタンダードだと思っています。

 

日本にも64年、70年に2回来日していて、読売日響と大阪フィルを指揮しています。

 

朝比奈隆さんは、北ドイツ放送響に何度も客演していますが、
二人の交流に関しては今後調べてみます。



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