シュミット=イッセルシュテットのモーツァルト 隠れた名演の名盤

目安時間:約 6分
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ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)は、

ドイツの名指揮者で、僕の大好きな指揮者でもあります。

 

ただ、残念ながら同時代の大指揮者に比べ評価や人気面では低いような気がします、
もっと評価されて良い音楽家と思います。

 

僕が愛読している、1995年出版の
『指揮者とオーケストラ』“200CD指揮者とオーケストラ編纂委員会編”には、
200人に指揮者が紹介されているのに、

なんとハンス・シュミット=イッセルシュテットは、

載っていないという凡ミスを犯しています。

 

企画編集は、アルク出版企画ですが、その見識のなさにがっかりしたものです。

 

愚痴はともかく、

僕の好きなレーベルVENIAS の『Hans Schmidt-Isserstedt The Collection』から

名演をお届けします。

 




ハンス・シュミット=イッセルシュテットのモーツァルト

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)

 

交響曲第38番ニ長調 K.504“プラハ”

Ⅰ(10:36)Adagio-Allegro
Ⅱ(09:25)Andante
Ⅲ(04:04)Finale:Presto

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月

 

交響曲第40番ト短調 K.550
Ⅰ(06:13)Molto Allegro
Ⅱ(08:17)Andante
Ⅲ(04:48)Menurtto:Allgretto-Trio
Ⅳ(04:58)Molto Allegro

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団
録音:1959年5月

 

交響曲第41番ハ長調 K.551
Ⅰ(07:55)Allegro vivace
Ⅱ(07:54)Andante cantabile
Ⅲ(04:21)Menurtto:Allgretto-Trio
Ⅳ(05:54)Molto Allegro

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団
録音:1961年ライヴ

 

モーツァルトの交響曲の推薦盤を人に教えるときに、
まずは、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮の

北ドイツ響を勧める人はいないでしょう。

 

大体、録音があること自体、あまり知られていないのかもしれません。

シュミット=イッセルシュテットというと

やはりベートーヴェンやブラームスのドイツ物というイメージが強いですが、

モーツァルトもなかなかいいのです。

 

特に38番“プラハ”は超名演です。

 

シュミット=イッセルシュテットの指揮で聴くと

弦楽器のクレッシェンドやデクレッシェンド、

しかも内声部分がよくわかって、こんなに繊細な動きをしているんだ、

と非常に感銘を受けました。

 

しかも政府が唱える一億総活躍社会ではないけど、

全ての奏者が自分の役割を十二分に発揮しているのがわかります。

 

あまりの素晴らしさに何回も聴いていしまいました。

 

40番もプラハに次ぐ名演で、

シュミット=イッセルシュテットの本領発揮の質実剛健で折り目正しい演奏です。

 

ただ少し残念なのがジュピターで、61年と録音が他の2曲より新しいですが、

ライブということもあり、モノラルでしかも終演後の

拍手も取ってつけたような編集で、少し興ざめしました。

 



 

ハンス・シュミット=イッセルシュテットは、ドイツ復興の旗手だった

 

もし僕が、映画監督だったら、脚本家だったら、
ハンス・シュミット=イッセルシュテットをモデルにして映画を作るでしょう。

 

第2次大戦後の荒廃したドイツで、新しいオーケストラを結成して、

ドイツの人たちを癒し、勇気づけ、ドイツ復興に尽くそうと奔走した主要メンバーです。

 

シュミット=イッセルシュテットの悲愴 ドイツ復興に貢献した夢の楽団


拙文ですが、こちらで多少触れています。

 

 

まとめ

 

ハンス・シュミット=イッセルシュテットで聴く、
ベートーヴェンやブラームスは格調高い名演ばかりです。

 

そこには特別なことは何もしていないのに、
充実した響きと心のこもった演奏には深い感銘を受けます。

 

ずっと聴いていきたい指揮者ですね。




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