カラヤン幻の名盤 ウィーンフィルとのブカレスト・ライヴ64

目安時間:約 5分
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カラヤンがウィーンフィルとルーマニアのブカレストで行われた、
エネスコ音楽祭に参加した際のライヴを録音のCDを手に入れました。

 

なんでも音楽祭記念盤として少量のLPが発売されただけで、世界的にもほとんど出回らず、まさに幻の名盤です。

 

マスターテープの保管状態が良かったので、このたび東武ランドシステム㈱よりCDとして発売されたのです。

 




カラヤンとウィーンフィルのライヴ

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
交響曲第40番ト短調K.550
Ⅰ(06:12)Molto Allegro
Ⅱ(07:57)Andante
Ⅲ(04:21)Menuetto:Allgretto;Trio
Ⅳ(04:41)Allegro Assai

 

ヨハネス・ブラームス(1833-1896)
交響曲第1番ハ短調作品68
Ⅰ(13:24)Un poco sostenuto-Allegro
Ⅱ(09:10)Andante sostenuto
Ⅲ(04:48)Un poco Allegretto e grazioso
Ⅳ(17:08)Adagio-Piu Andante-Allegro non troppo,ma con brio

 

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
1964.9.15ルーマニア・ブカレストでのライヴ

 

モーツァルト40番、出だしでメロメロ

 

モーツァルトの第40番ト短調交響曲の有名なイントロのフレーズが始まるともうメロメロになってしまします。

 

なんと鄙びた素朴で美しい音なんでしょう。

 

まるで野に咲く花のように可憐で健気な音がします。

 

普通の演奏と違うのは、有名な旋律の最初の出出し部分を少人数で弾いているようなのです。

そればまたなんとも味わいがあるんですね。

 

この最初の旋律を聴きたいためになんども聴き直したりします。

 

音質はモノラルながら、分離も良く全く鑑賞に問題ありません。

全体的にすっきりしたテンポですが、全体的に可憐でチャーミングな雰囲気に終始し、70年代後半以降の豪奢な感じは微塵もありませんね。

 

やはり僕にはカラヤンは70年代前半までだな、と思ってしまいます。


優しく丁寧で心のこもったブラームス

 

CDの帯には、

 

“コンサートマスターは恐らくボスコフスキーでしょう。ブラ1の第二楽章はしたたるような美音です。カラヤンも唸り声を随所であげ、足を踏み鳴らし、オーケストラを煽ります”

 

となっていて、僕は激しく熱い演奏かなと期待していましたが、
全然、荒くなったりしないでどこまでも優しさと丁寧さが支配し、心のこもった演奏を展開しています。

 

そう言えば、1959年にやはりウィーンフィルとブラ1を録音していますが、そのスタジオ録音を同じようにどこまでも丁寧に細部まで神経を行き届かせた演奏です。

まとめ

 

今年はカラヤンの生誕110周年。同い年の朝比奈隆もそうです。
そんなこんなで今年の年頭からこの二人のCDを良く聴いています。

 

カラヤンは、やはり帝王として君臨した70年代から80年代中期に掛けてよりも、40年代からせいぜい70年代頭位までですね。

 

この約30年弱が、カラヤンの名演、名盤が多いように思います。

 

このブカレストでのライヴは、当時まだソ連の庇護下になったルーマニアへのツアーだからでしょうか、後年のカラヤンには感じられないひたむきさが良いです。



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