ルドルフ・ケンペ 名盤 最高のドレスデンシュターツカペレとの金と銀

目安時間:約 9分
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ルドルフ・ケンペ(1910-1976)

ドイツ、ドレスデン生まれの名指揮者。

 

ケンペは、カラヤンより2歳年下の同世代、

しかし、ケンペは、これから巨匠へという66歳という指揮者にとっては

働き盛りで惜しくも亡くなっています。

 

当然本人が一番悔しいでしょうが、ファンとしては、

もっと長生きして、円熟した演奏を聞かせて欲しかった、と誰もが思うような人でした。

 

僕は、ルドルフ・ケンペの演奏が大好きで、張ったりのない、

あくまで誠実に演奏しながらも、充実したコクのある演奏が、本当に堪能できます。

 

今日ご紹介するのは、ドレスデンシュターツカペレとのウィンナーワルツ集ですが、
これが最高なんです。




ルドルフ・ケンペ名盤 最高のドレスデンシュターツカペレとのウィンナーワルツ

 

J. シュトラウスII:ワルツ「ウィーンの森の物語」/J. シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」/レハール:ワルツ「金と銀」(シュターツカペレ・ドレスデン/ケンペ)
STRAUSS, II, J.: Tales from the Vienna Woods / STRAUSS, J.: Spharenklange / LEHAR, F.: Gold and Silver (Dresden Staatskapelle, Kempe)

 

1.(10:53) ヨハン・シュトラウスII世: ワルツ 「ウィーンの森の物語」 Op. 325
Geschichten aus dem Wienerwald (Tales from the Vienna Woods), Op. 325

 

2.(08:05) ヨハン・シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」 - 第1幕 序曲
Die Fledermaus: Act I: Overture

 

3.(08:26) ヨーゼフ・シュトラウス: ワルツ 「天体の音楽」 Op. 235
Spharenklange, Op. 235

 

4.(08:13) F.v. スッペ: 喜歌劇「ウィーンの朝・昼・晩」 - 序曲
Ein Morgen, Mittag und Abend in Wien (Morning, Noon and Night in Vienna): Overture

 

5.(08:36)レハール: ワルツ 「金と銀」 Op. 79
Gold und Silber (Gold and Silver), Op. 79

 

6.(02:35) ヨハン・シュトラウスII世: ポルカ・シュネル 「うわき心」 Op. 319a
Leichtes Blut (Light as a Feather), Op. 319a

 

シュターツカペレ・ドレスデン - Dresden Staatskapelle
ルドルフ・ケンペ - Rudolf Kempe (指揮)

 

 

New Year's Eve Concert

 

「ウィーンの森の物語」の民族楽器ツィターの鄙びた感じがとても魅力的です。

 

なんといっても最高が、レハールの「金と銀」で、

ふつう軽音楽的に軽快に演奏されるこの曲を

ドレスデンシュターツカペレという世界最古のオーケストラで、

きわめて厚みのある充実した響きを聴かせてくれます。

 

しかし、決して重苦しくなく、旋律の美しい歌わせ方、情感たっぷりに、

多彩なニュアンスを使ってキラキラした音色はとても美麗な演奏で、最高に堪能できます。

 

ケンペは「金と銀」を得意としていて、ウィーンフィルとも録音してて、

そちらも名演ですが、このドレスデンシュターツカペレとの演奏をそれを凌ぐ出来栄えです。

 

他の曲も「金と銀」と同じで、特に僕は大好きな「こうもり」序曲は、最高に楽しめました。

 



ルドルフ・ケンペ ドレスデン生まれの名指揮者 惜しく66歳で他界

 

ルドルフ・ケンペ(1910-1976)は、ドイツ・ドレスデン生まれの名指揮者です。

しかし、体が頑健でなかった多忙の中66歳で惜しまれながらも他界されました。

 

あの20世紀の巨人、オットー・クレンペラーが、もし60代で亡くなっていたら、

フィルハーモニア菅との録音もほとんどなかっただろうし、

後世の評価も大分違っていたことだろうと思います。

 

本当に、これから巨匠の道を歩もうとする年齢でなくなったのですから残念でなりません。

 

さて、ルドルフ・ケンペ。

 

ケンペは、奇をてらわなず誠実な演奏をする、

表現も中庸という評判が定番になっているようです。

 

実際、彼の代表盤として評価の高い

ミュンヘンフィルとのベートーヴェン交響曲全集も

 

誠実に楽譜の一音、一音を丁寧に再現しているという演奏です。

しかも全体の構成もしっかりしていて、細部の隅々まで神経を通わせている演奏です。

 




ルドルフ・ケンペ ブルーノ・ワルターのもとオーボエ奏者だった

 

ケンペが亡くなる亡くなる前年と同年に録音された

ブルックナーの交響曲も名演です。

 

以前、このブログでカラヤンの4番の演奏を取り上げました。

一番最初に聴いたブルックナーがカラヤンだったこともあり、

あの豪華絢爛なサウンドが好きでしたが、ケンペの演奏は、そんな私の好みなどぶっ飛ばす、

素晴らしい演奏です。

 

全編、溢れる音楽の喜び、各楽器の掛け合いの美しさ。

特に木管と金管の掛け合い美しい。

 

そういえばケンペは、若かりし頃、

ライプチヒ・ゲヴァントハウスでブルーノ・ワルターの下で

首席オーボエ奏者でした。

 

あとこの演奏には、全編を通じて哀感が漂っていることです。

これが聴く人の心つかんでくる要素かもしれません。

 

特にセットになっている5番にその傾向が強いです。

人生の甘いも辛いも経験してきた方には、ぐっとくる演奏だと思います。

 

 

最後に

 

ルドルフ・ケンペは、華やかなスター指揮者ではありませんでした。
しかし、多くのオーケストラから愛され、信頼された指揮者でした。

 

身体があまり丈夫でなかったようですが、常に意欲的に仕事をされた方で、

その創り出される音楽は、健康的で、あくまで誠実に、充実した響きを聴かせてくれる指揮者でした。

 

僕は、特にミュンヘンフィルとのブラームスをよく聴いています。

 

これは、数あるブラームスの全集の中でも秀逸な名盤で、

コクのあるその表現は何度聴いても深い感銘を与えてくれます。




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