トスカニーニ コレクションから最高傑作 レスピーギ“ローマ三部”

目安時間:約 4分
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トスカニーニの世紀の快演

オットリーノ・レスピーギ(1879-1936)
交響詩「ローマの松」
交響詩「ローマの噴水」
交響詩「ローマの祭」

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1953.3.17(ローマの松)、1951.12.17(ローマの噴水)、1949.12.12(ローマの祭)
2トラック、38センチのオープンリール・テープからの復刻(平林直哉氏)

 

 

トスカニーニとフルトヴェングラー

20世紀最大の指揮者というとトスカニーニとフルトヴェングラーの二人を挙げることは、21世紀の今も異議を唱える人は少ないでしょう。

 

よく、トスカニーニとフルトヴェングラーはその演奏スタイルを
対極的に評してされているようですが、彼らの残された演奏を聴けが、
それは違うよ、感じます。少なくとも僕はそう思います。

 

フルトヴェングラーが即興的、感興の赴くままに感情的な表現の演奏なのに対して

 

トスカニーニは、楽譜に忠実にして、作曲者の意図をそこからくみ取り、造形美を中心にした表現と称されます。

 

フルトヴェングラーはそのスタイルを伝承する後継者を生みださなかったのですが、

トスカニーニのスタイルは、多くの後継者に引き継がれた、ともよく言われます。

 

僕はそうかなぁ、と思わずにはいられません。

 

それはトスカニーニの演奏スタイルは、単なる機械的な演奏ではないからです。

そこには感情の高揚や感傷を強固な意志でコントロールして、表現スタイルがあるからです。

ハードボイルド小説の主人公のような演奏なんですよ。

 

一方、フルトヴェングラーは、感情をコントロールするというよりも
赴くままに表現していくというスタイルで、

 

根っこの部分では、この二人は、多情にして多感、ヒューマンな部分で共通しているんでは僕は思うわけです。



トスカニーニ最高の演奏と録音

レスピーギは、ラヴェルやリムスキー=コルサコフと並ぶ、色彩的な管弦楽法に大家です。

ローマ三部作も色彩豊かなオーケストラの響きを楽しみ味わう曲です。

 

だから当然最新録音の演奏がいいのですが、これが60年以上前のトスカニーニが、いまだに最高の名演、名盤として聴かれています。

 

それは完全に結晶された指揮ぶりで録音古さを忘れさせてくれるからです。

 

しかも歴史的な名演を初出のLPなどから復刻することに命を懸けている人の存在を忘れてはなりません。

 

このCDを復刻した平林氏もその一人で、幸運も手伝ってオープンリール・テープからの復刻を完成させています。

 

モノラルながら、情報量は十分で、トスカニーニの歴史的名演が、
自宅に気軽に聴かれるのも、平林氏のおかげです。




 


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