自殺したくなる朝に アルビノーニのアダージョ

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レモ・ジャゾット(1910-1998)
アルビノーニのアダージョ

 

ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデン・フィルハーモニック

 

アルビノーニのアダージョは不思議な曲です。
以下、ウィキペディアからの引用

 

『アダージョ ト短調』は、レモ・ジャゾットが作曲した弦楽合奏とオルガンのための楽曲。
弦楽合奏のみでも演奏される。1958年に初めて出版された。
この作品は、トマゾ・アルビノーニの『ソナタ ト短調』の断片に基づく編曲と推測され、
その断片は第二次世界大戦中の連合軍によるドレスデン空襲の後で、
旧ザクセン国立図書館の廃墟から発見されたと伝えられてきた。

作品は常に「アルビノーニのアダージョ」や
「アルビノーニ作曲のト短調のアダージョ、ジャゾット編曲」などと呼ばれてきた。

しかしこの作品はジャゾット独自の作品であり、
原作となるアルビノーニの素材はまったく含まれていなかった。

 

つまりレモ・ジャゾットの創作なのですね。

 

考えるに、ジャゾットがこの曲を有名にするためにアルビノーニの名を借りて物語を付けたのでしょうか?
なんといってもこの曲の版権はジャゾットが持っていたのですから。

 

名前を使われたトンマーズ・アルビノーニは、1671年ヴェニス生まれで、1750年没。その生涯は詳しく知られていないようですが、ヴェニスではかなり重要な地位にいた音楽家だったようです。

 

14才年下のヨハン・セバスチアン・バッハは、アルビノーニの作品を好み、アルビノーニの主題を自分の曲に使ったとも言われています。

 

さて、この曲は、雄渾多感は曲想や親しみやすい旋律などからクラシック入門やポピュラー曲への転用などに使われる有名曲です。

 

このケーゲル&ドレスデンフィルの演奏も
「Meditation Classical Relaxation」(瞑想 寛ぎのクラシック(筆者訳))に入っています。

 

しかしケーゲルの演奏は、CDタイトルとはほど遠い厳しいもので、
ここまで透徹した真摯な演奏はないんじゃないかと思われくらいの内容です。

 

ちなみにカラヤン&ベルリンフィルで聴くと、カラヤンは、例えていうとコーヒーにミルクと砂糖をたっぷりぶち込んだ、甘ったるい演奏ですが、ケーゲルは、苦みの強いブラックコーヒー。

 

それくらいの違いがあります。

これは芸術家として目指すものが違うからでしょう。
カラヤンはクラシック音楽を大衆に広まることを目指し、ケーゲルは、俺の演奏がわかるやつだけ付いて来い的なのです。

どっちが良い悪いではないですが、金儲けではカラヤンでしょう。
カラヤンは優秀なビジネスマンです。

 

しかし、このケーゲル&ドレスデンフィルの演奏を聴いたらもうカラヤンは聴けません。

 

自殺したくなるくらい辛い朝には、聴かない方が良いでしょう。
いや逆にカタルシス効果があるかもしれません。

 

とにかく聴くときは要注意です。




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