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クレンペラーの名盤 ベートーヴェン交響曲第9番 不出来の名演

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こんにちは。

ともやんです。

元々はEMI、現在ワーナークラシックスから出ているベートーヴェン交響曲全集は、1957年から60年に掛けてステレオ録音されています。

クレンペラーの稀代のプロデューサー、ウォルター・レッグのもと、EMIにバッハから現代音楽まで膨大な録音を行っています。

そして、後になるほど名演が多くなっています。

特に60年以降は、数々の名演が残されていて、これらの録音が無ければ、クレンペラーの現代の評価は、今の半分以下のことでしょう。

そういう意味では、57年~60年に録音されたベートーヴェンの交響曲全集は、クレンペラーの円熟の過渡期が見られる貴重な録音です。

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クレンペラー ベートーヴェン交響曲第9番

特に第9は、最晩年のスタイルとその過程のスタイルが同居するクレンペラーとしては不出来ですが、他の演奏は凌駕する名演です。

『クレンペラー / ベートーヴェン: 交響曲 & 序曲集 (限定盤)』

※もちろん第九も収録されています。

第1楽章は、スコアを見ているかのように即物的な音の動きや絡み方が美しくそして弦主体で静けさをも持った演奏です。

第2楽章こそ晩年の完成されたスタイルで、遅いテンポで刻明に描いた超名演です。
第3楽章は、さらっと流しています。
そして第4楽章。僕はクレンペラーにしてはこの楽章が一番不出来だと思います。
特に不満なのは、声楽が入るまでの主題テーマの演奏は、後年のクレンペラーならもっと遅く刻明に演奏して感銘を与えてくれたと思います。

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クレンペラーの名盤 ベートーヴェン交響曲全集より

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(17:03) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(15:38) II. Molto vivace – Presto – Molto vivace – Presto
3.(15:02) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(24:27) IV. Presto
total(72:10)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
オーゼ・ノルドモ=レフベルイ – Aase Nordmo-Lovberg (ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
ワルデマール・クメント – Waldemar Kmentt (テノール)
ハンス・ホッター – Hans Hotter (バス・バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

1957年11月録音

『クレンペラー / ベートーヴェン: 交響曲 &序曲集 (限定盤)』

 

仰ぎ見る歴史的名盤です。




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