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ブルーノ・ワルター マーラー交響曲第1番”巨人” 永遠の名盤

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こんにちは、
ともやんです。

ブルーノ・ワルターに関して、ドイツのジャーナリスト、ヴェスリンクはその著書『フルトヴェングラー』(音楽之友社)の中で、

“ワルターは根っからの人智学者であり、自分をドイツから追い出したナチスにさえ、そこそこの恨みしか抱いていなかった。彼は、たとえ恐ろしい地獄が世界中を荒廃させてしまったときでさえ、この世の至福を味わうことが出来たのである”

と書いています。

そういえば、
「モーツァルトの音楽は人生の終焉の至福に似ている」と書いたのはワルターであり、「音楽には道徳的な力がある」と語ったのもワルターでした。

宇野功芳著「名演奏のクラシック」講談社現代新書より

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ワルターの名盤 マーラーの巨人 最高の演奏

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
Symphony No. 1 in D Major, “Titan”

1.(11:49)I. Langsam, schleppend
2.(05:56)II. Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell
3.(11:20)III. Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen
4.(17:39)IV. Sturmisch bewegt
total(52:14)

コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音:1961年

マーラー: 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」/ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団

ブルーノ・ワルターはマーラーの愛弟子であり、

その解釈はまさしく作曲家直伝といえるものです。

このアルバムは、この曲の永遠のスタンダードとしてこれまでも愛聴されてきたものです。

このアルバムの後も、バーンスタインをはじめ多くの指揮者が、マーラーのスペシャリストを名乗り、この曲を録音してきました。

その中には斬新な解釈で人々をうならせたもの、豊穣な響きと歌で酔わせたものなど、さまざまなものがありますが、

それにしてもこのワルターの「巨人」は、永遠に色あせないエヴァーグリーンな

1枚となっていることは万人の認めるところでしょう。

「巨人」はワルターにはじまり、ワルターに還る…誰もが一度は耳にすべき銘盤の筆頭です。

CD発売元より

 

ブルーノ・ワルターの名盤 コロンビア交響楽団との名コンビ

コロンビア交響楽団は、1950年代から60年代に掛けてアメリカのコロンビア・レコード社が録音用のオーケストラとして編成したオーケストラです。

常設のオーケストラではなく、メンバーもその都度入れ替わったり、契約上の都合で、既存のオーケストラだったりもしたそうです。

コロンビア交響楽団というと巨匠ブルーノ・ワルターとの膨大なステレオ録音でその名を知る人が多いと思います。

よくワルター&コロンビア響との演奏で、オーケストラの響きが薄いなどと評している記事も見ますが、個人的にはワルターの芸術をきちんと伝える高い技術はあるし、響きが薄いというのも少人数の編成だったようで、かえって瑞々しい響きが爽やかに感じます。

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ブルーノ・ワルターの名盤 コロンビア交響楽団とのベスト3

ワルターの名盤ベスト3
ワルター&コロンビア響の名盤というとそれはそれはたくさんあります。

ベスト3なんて選ぼうと思うと、クラシック音楽ファンなら、人それぞれ自分なりの意見があると思いますし、それだけ貴重な録音が多く残されているということです。

どの演奏も水準以上で得意だったモーツァルトを始め、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、ブラームス、マーラーとたくさんあって、ベスト3を選ぼうと思うと悩んでしまいますが、僕は、次の3つをベスト3に挙げます。

ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
シューベルト交響曲第9番「ザ・グレート」
マーラー交響曲第1番「巨人」

この3つは、それぞれの曲にも最高の名盤と評価され、聴かずに死ねない名演です。

ワルター&コロンビア響のマーラー巨人
20世紀の巨匠、ブルーノ・ワルター(1876-1962)は、生前モーツァルトとマーラーを得意として高い評価を得ていました。

しかし、CD時代になり長時間の録音が可能になってから、多くの著名な指揮者が、マーラーを録音するようになり自ずと名演も生まれてきました。

そのためワルターの録音は、相対的に評価が下がってきたように感じます。

その中にあって、第1番「巨人」は、その古典的な清々しい演奏として長らく聴いてもらいたい名盤です。

改めて聴き返すと、小編成のコロンビア響を最大限に効果が出るよう手練手管を使いながら、ふくよかでみずみずしい響きになるようコントロールしているのがよくわかります。

そんな舞台裏が見え隠れしても、情感たっぷりのドロドロ演奏に食傷気味の人にはおすすめの名盤です。




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