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宇宿充人の名盤 孤高の指揮者の商業主義を排した真摯な演奏

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宇宿充人の名盤

 

宇宿充人(うすきまさと)の世界Ⅸ
グリーグ「ペールギュント」組曲☆
チャイコフスキー「くるみ割り人形」組曲★
宇宿充人指揮
オリエンタルバイオフィルハーモニー
☆1996年11月9日オーチャードホールに於ける実況録音
★1997年2月25日東京芸術大ホールに於ける実況録音

 

「孤高の指揮者」と謂われる宇宿充人。
N響のトロンボーン奏者から指揮者に転向。
ニューヨークフィルで修行、朝比奈氏の招きで大阪フィルへ。

 

その後紆余曲折を経て、1982年より自主運営でオーケストラを結成しコンサートを運営。

 

先日、ご紹介した指揮者の山田一雄氏もそうですが、まだまだ隠れた偉大な音楽家はいらっしゃいます。

 

山田一雄はそれなりに有名でしたが、メディアに取り上げられなかったり、録音も少ない音楽家の中にも凄い人はいるんですね。

 

宇宿充人氏などは、まさにそんな人という印象です。

 

アリアCDの店主、松本大輔氏の著書を読まなければ知り得なかった指揮者です。



宇宿充人 商業主義を排した真摯な姿勢

このCDを聴いてまず感じたことは、
演奏への取り組みの真摯さですね。

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プロの音楽家ならば当たり前かもしれないが、少しも手を抜いたり慣れを感じさせる部分がないのです。

 

これは、評論家の宇野功芳氏がよく書いておられたことですが、
プロの音楽家の演奏には、どこかに慣れが感じられることが多い。
それがあかん!ということです。

 

音楽を聴くということはワクワクドキドキさせてほしい訳です。

 

その点、宇宿充人の演奏には、それがないです。
襟を正して敬意を持って接したい演奏ですね。

次によく磨き上げられた演奏です。

 

現代は、諸般の事情でコンサート前の練習になかなか時間が避けないとのことですが、宇宿充人は、本番前の3日間みっちり練習をするそうです。

 

だから一般のオーケストラではそんな時間が取れないので、
結局自分でオーケストラを結成したのでしょう。

 

でも、その手間が、本番で感動的な演奏となるのです。

昨年2011年3月5日に癌で死去。
ご冥福をお祈りいたします。


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