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セルの名盤 ドヴォルザーク交響曲第8番 十八番のライブは永遠に

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ジョージ・セル(1897~1970)

僕が、クラシック音楽に興味を持ち出した中学生の頃(1970年~72年)、
カラヤン、ベーム、バーンスタインほどではなかったけど
程よくレコードが出ていた指揮者でした。

 

1970年、大阪万博の年に最初で最後の手兵のクリーブランド管弦楽団と
来日公演も果たしています。

 

しかし、残念ながら来日公演の2ヵ月後には、
73歳という指揮者としてはまだまだの年齢で亡くなってしまいました。

 

そんなジョージ・セルの十八番と言えばドヴォルザークの交響曲第8番。

クリーヴランド響とのセッション録音も名盤とされ、しかもこの翌年70年のことでした。

この亡くなる前年のルツェルン音楽祭でのライブと翌年最後のセッション録音が
ドヴォルザークの8番だったのは単に偶然だったのでしょうか?

 

2つの演奏を通して聴いていると胸を締め付けられる思いがすのは、

そんな先入観だけではないと思います。

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セルの名盤 ドヴォルザーク交響曲第8番

 

アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163

 

1.(10:50)I. Allegro con brio
2.(10:33)II. Adagio
3.(06:36)III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:58)IV. Allegro ma non troppo
total(37:57)

 

スイス祝祭管弦楽団 – Swiss Festival Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
録音: 1969, Live recording, Lucerne, Switzerland
時期:1969年8月30日
場所:スイス、ルツェルン
方式:ステレオ(ライヴ)

 

ドヴォルザーク: 交響曲第8番ト長調 /セル指揮ルツェルン祝祭管弦楽団
ドヴォルザークの交響曲第8番は、セルが得意とした楽曲で、

しかもセル晩年の1970年4月、生涯最後のレコーディングとなった演奏が名演として知られています。

 

当フェスティヴァルでの録音はその前年にあたる1969年です。

 

このルツェルン祝祭管弦楽団との演奏もセルの集大成とも言える円熟の極みの演奏ですが、

緻密で明晰な演奏を作りあげるためには一切の妥協も許さない、

 

極めて厳しいリハーサルがあったと想像できるほど完璧な演奏を聴かせてくれます。

とりわけ、第3楽章では温かさの感じられるふくよかな演奏をしています。

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ドヴォルザークを生涯演奏し、第8交響曲を大事に温め、翌年のあの名ライヴにつながる
演奏となったと考えると感慨深いものがあります。
キングインターナショナルのコメントより

 



セルの名盤 中学生評論家が出会った特別な指揮者

 

中学生当時の僕は生意気な評論家で、
宇野功芳氏受け売りの指揮者論を展開していて、

 

やれカラヤンは、外面的で内容がないとか、
フルトヴェングラーの精神性が凄いとか、
やっぱ演奏は、クナッパーツブッシュみたいに即興性が大事とか、

 

いまの僕が、当時の自分に出会ったらぶん殴りたくなるような
ことを平気で言っていました。

 

その中で、ジョージ・セルは少々特別な指揮者でした。
彼の指揮するドヴォルザークの交響曲第8番を聴いでからです。



セルの名盤 ドヴォルザークの8番はこれでなきゃ!

 

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の
ドボルザークの交響曲第8番は名演です。

 

ドボルザークの8番は、親しみやすいメロディーに溢れ、
中学生にも分かりやすい曲でよく聴いたものだが、。

 

セルの演奏が一番「いいなあ。。。」と感じさせられた。

作為が全く感じられないとても自然な演奏なのだ。

 

聴いていてまだ見ぬヨーロッパの自然のなかに抱かれているよな
錯覚に陥るおおらかなで気持ちの良い演奏だった。

 

※南ボヘミア地方の風景

 

 

まとめ

 

そこでジョージ・セルのことを自分なりに調べてみると
なかなか大指揮者なのだ。また演奏もさることながら

 

クリーブランド管弦楽団というアメリカの普通のオーケストラを
世界的なオーケストラに育て上げた腕前と、
人間的にはかなりな厳しく難しい人という印象もある方ででした。

 

そして宇野さんは、なんで全く評価しない(録音を取り上げない)のだろう?
と不思議に思ったりもしました。

 




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