メルマガ登録

クナッパーツブッシュの名盤 ハイドン交響曲第100番”軍隊”を聴け!

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)の

生誕130年を記念して、

 

VENIASから、

Hans Knappertsbusch Collector’s Edition(ハンス・クナッパーツブッシュ・ザ・コレクション)として

4つのボックスに分かれて発売されました。

 

僕は、vol.3の管弦楽集を購入、日々楽しんでいます。

このボックスだけでも70枚セットですから、

全部聴き通すのにどれくらい要するかわかりませんが、

楽しみながら聴いていけばそのうち、なんて思っています。

 

また、面白い演奏があれば、その都度、

このブログでもご紹介して行こうと思います。

 

と思っていた矢先に、いきなりやってきました。

 

この演奏が面白いと言わず何が面白いか、

というくらいの迷演です。

 

曲目は、ヨーゼフ・ハイドン作曲交響曲第100番”軍隊”です。

 




ハンス・クナッパーツブッシュの迷演 ハイドン交響曲第100番”軍隊”

 

僕は、クラシック音楽を聴きだして50年近く経ちましたが、
その頃は、クナッパーツブッシュの名前を聴くことも少ないものでした。

当時、往年の指揮者というとフルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターで、
クレンペラーは既に引退されていましたが健在でした。

 

その後、月日が経ち、80年になってシューリヒト、クナッパーツブッシュの

名前を良く見聞きするようになったのは、宇野功芳氏のご尽力の賜物と思います。

 

それでも当時、クナッパーツブッシュに関しては録音が限られていたようです。

 

今回、生誕130周年という企画で、VENIASが録音をまとめて発売したことは、
クナッパーツブッシュ、ファンのみならず有難いことですね。

 

いや、むしろコアなファンは、既にいろいろ所有されているから、
僕のようなクナッパーツブッシュの演奏を面白がる人にとってはお得な企画だと思います。

 

さて、コレクション3に収録されているハイドンの「軍隊」は、

クナッパーツブッシュの魅力が詰まっています。

 

1933年のSP録音の復刻で、さすがに音質は貧弱ですが、

聴いているとあまり気にならなくなります。

 

いろんな録音を聴き込んだクラシック音楽ファンの耳は、

素晴らしいフィルターというかイコライザーを持っていて、

自身の頭には聴きやすく変換する能力が備わっています。

 

何と言っても第2楽章と終楽章に現れる、

ギアをいきなり落としたようにテンポを落とすのはびっくりします。

 

第2楽章は、トランペットのファンファーレの少し前で、
そこからのテンポが、後年の巨匠風のテンポになり悠然と流れるのです。

 

まるで違う曲に切り替わったかのような錯覚までしてしまいます。

聴かずに死ねない迷演、いや名演です。

 



ハンス・クナッパーツブッシュ・ザ・コレクション3 CD5

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第100番 ト長調 「軍隊」 Hob.I:100
Symphony No. 100 in G Major, Hob.I:100, “Military”

 

1.(05:23) I. Adagio – Allegro
2.(05:12) II. Allegretto
3.(05:22) III. Menuet: Moderato
4.(05:32) IV. Finale: Presto

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト-Wolfgang Amadeusu Mozart(1756-1791)
6つのドイツ舞曲より
5.(05:57) Six German Dances,K.509

6.(05:56) Six German Dances,K.600

 

アルベルト・ロルツィング-Albert Lortzing(1801-1851)
オペラ「ウンディーネ」序曲
7.(08:13) Undine Overture

 

ミハエル・グリンカ-Mikhail Glinka(1804-1857)
「ルスランとリュドミラ」序曲
8.(05:30) Overture de Rousslan et Ludmila

 

フランツ・リスト-Franz Liszt(1811-1886)
「マゼッパ」交響詩 第6
9.(17:32) Mazeppa Symponic Poem No.6

ベルリン交響楽団 – Berlin Symphony Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 10(1-5,7),21 April 1933(6,8&9) Berlin, Germany

スポンサーリンク

 

Hans Knappertsbusch Collector’s Edition<完全限定生産> ハンス・クナッパーツブッシュ

 

VENIASが往年のドイツの巨匠指揮者、クナッパーツブッシュ(1888~1965)の録音を集大成するシリーズ、「ハンス・クナッパーツブッシュ・ザ・コレクション」BOXはVol.1が「パルジファル」録音集(48枚)、Vol.2が「指環」録音集(42枚)、Vol.3が管弦楽録音集(70枚)、Vol.4がオペラ録音集(43枚組)と続き、多くのCDファンから熱い支持を受けました。クナッパーツブッシュが1965年に亡くなった直後は、彼のLPレコードは極めて少ないと言われたものですが、1982年以降、CD時代になってからのクナッパーツブッシュの音源発掘は、彼の実演を聴けなかった日本のファンの熱心な後押しもあって、凄まじいものがあります。VENIASの集成だけでも、4つのBOXで計203枚(!)のCDをリリースしたこととなります!

2018年の生誕130年を記念して、これらVENIASレーベルが集成した4つのBOXセットがまとめられ、203枚組の巨大BOXとなりました。価格も単売BOXを集めるよりお安くなっています。シリアル・ナンバー付コレクターズ・エディションとなり、特製カードボード・ケースに収納、特別付録として収録曲詳細冊子(日本語)を特製クリア・ファイルに封入しています。タワーレコード (2018/03/05)

 

Hans Knappertsbusch Collector’s Edition 3

ハンス・クナッパーツブッシュ・コレクション 3~1925-1964

 

Hans Knappertsbusch Collector’s Edition 3だけなら、
Amazonで入手可能です。

オペラが苦手な僕には、個人的にはこちらのボックスはおすすめです。

 



クナッパーツブッシュのレパートリーの偏りを知る

 

ハンス・クナッパーツブッシュ・ザ・コレクション3(CD70枚組)では、
例えば、ブラームスの交響曲第3番などは、録音時期に違う演奏が、
何曲も収録されています。またベートーヴェンですと交響曲第3番”英雄”ですし、

ブルックナーの交響曲にもあります。

 

つまりクナッパーツブッシュは好きな曲を

何回でも演奏したいタイプなのでしょうか?

 

そんなことで録音年代で聴き比べるもの面白いものです。
そのうち企画にしたいと思います。

 



最後に

クナッパーツブッシュの録音を聴くときは
どうしても面白さを求めてしまうのですが、

この人は正攻法でも素晴らしい演奏をする人です。

 

ソリストの伴奏指揮などは見事なもので、
そのあたりは、かなり柔軟で器用な人だったのかもしれません。

 

そして、フルトヴェングラーのような深刻癖がなくて、

なんかカラッとしているので聴いていて楽しくなるのが僕にとっては最大の魅力です。

 



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました