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ハイドンの天地創造 ホグウッドとカークビーの名演で聴け!

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こんにちは、
ともやんです。

先日、友人が横浜交響楽団の合唱団の一員で参加するので、聴きに来てと言って、チケットをくれたので行ってきました。

演奏曲は、ヨーゼフ・ハイドン作曲オラトリオ「天地創造」。

ハイドンは、好きな作曲家で、交響曲全集や弦楽四重奏曲全集も持っていて日々楽しんでいますが、恥ずかしながら有名なオラトリオ「天地創造」は未聴でした。

多少行く前には、聴いてみたのですが、何分長い曲ですので全曲聴かないでコンサートに行きました。

横浜交響楽団は、横浜で80年以上の歴史を持つアマチュア・オーケストラですが、楽団員たちの真摯な演奏には深い感銘を受け、合わせて「天地創造」もいい曲だな、とさっそくCDを購入して、楽しむようになりました。

今日は、そのCDをご紹介します。

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ハイドンの天地創造のCD ホグウッド盤を選んだ理由

コンサートに帰りにさっそくCD・ショップに寄って購入したのが、次のCDでした。

【曲目】
ハイドン: オラトリオ「天地創造」(ピーター・ブラウン版/英語歌唱)

【演奏】
クリストファー・ホグウッド(指揮)
エマ・カークビー(Sp:ガブリエル、イヴ)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T:ウリエル)
マイケル・ジョージ(Bs:ラファエル、アダム)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック管弦楽団&合唱団
オックスフォード・ニューカレッジ合唱団

【録音】
1990年, グロスター大聖堂, ウォルサムストー・アセンブリー・ホール (デジタル:セッション)
原盤:L’Oiseau-Lyre

アーノンクールやその他何種類かありましたが、僕が選んだのは、ホグウッド盤でした。

理由は、簡単でホグウッドの演奏なら安心して聴くことが出来ると考えたからです。

しかも単に安心だけではなく、そこの学究的な深い追究もあり、そういう意味でも十分楽しめるだろうと思ったからなんですが、決定的なのは、ソプラノを担当しているのが、エマ・カークビーなので大きかったです。
なんと言っても僕は、エマ・カークビーが大好きなのです。

しかもホグウッドとカークビーのコンビは、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」でも共演しています。

帰宅して聴いてみましたが、僕の選択は大正解でした。

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ハイドンの天地創造 ホグウッドの画期的録音で聴け

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
オラトリオ「天地創造」 Hob.XXI:2
Die Schopfung (The Creation), Hob.XXI:2
作詞 : ゴットフリート・ファン・スヴィーテン – Gottfried van Swieten

エマ・カークビー – Emma Kirkby (ソプラノ)
アンソニー・ジョンソン – Anthony Johnson (テノール)
マイケル・ジョージ – Michael George (バス)
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団 – Oxford New College Choir
エンシェント室内管弦楽団合唱団 – Academy of Ancient Music Choir
エンシェント室内管弦楽団 – Academy of Ancient Music
クリストファー・ホグウッド – Christopher Hogwood (指揮)
録音: February 1990, Walthamstow Assembly Hall, London, United Kingdom

演奏時間 98:50

ハイドン: オラトリオ「天地創造」(ピーター・ブラウン版/英語歌唱)/ホグウッド

ホグウッド盤は、1799年初演時の復元を試みた画期的な録音です。

現在通常演奏されているドイツ語版とは違い、原作台本の英語テクストによる演奏です。

ウィーン芸術家協会に残されている資料や、ハイドンが所有していたパート譜による編成で演奏されています。

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管弦楽は120人(管楽器は4管編成&2対のティンパニ)、合唱も80人以上を要する大編成。

そして、ソリストや通奏低音など当時の配置によって、初演時にできるだけ忠実な音の再現を目指した画期的な演奏です。

やっぱりカークビーの純粋な歌唱も絶品です。
僕はしびれっぱなしです。カークビーの独唱の部分だけ聴いたりもしています。

ハイドンの天地創造 オラトリオとは?

オラトリオ(oratorio伊)とは、祈祷所(きとうしょ)の意味で、日本語で聖譚曲(せいたんきょく)と訳されています。

聖書を題材にした楽曲で、オペラと同様、独唱、合唱、管弦楽を用いて演奏されます。

16世紀後半、聖フィリッポ・ネーリ(1515~95)がローマの教会で始めたオラトリオ会(集会が開かれた祈祷室)で行われたのが始まりと言われています。

ただ、オラトリオという楽曲形式と定まったのは17世紀中ごろと言われていて、バロック時代の代表的な音楽です。

ハイドンとオラトリオ

ハイドンは、1791年から95年にかけて、イギリスへ2回の演奏旅行を行っています。

そこでドイツの大先輩にあたるヘンデルのメサイアなどを聴いたりしました。

ハイドンは音楽の壮大さもさることながら、その編成の大きさにもたいそう感心しました。

ハイドンはそれまでのエステルハージ公の20数名のオーケストラのためにたくさんの交響曲を書いてきましたが、オラトリオの大編成にはすっかり魅了されてしまいました。

ちなみにハイドンの手帳には、2,000人と書かれたいるそうです。

しかもハイドンには強力な味方がいました。
ヴァン・スヴィーテン男爵です。

スヴィーテン男爵は、ハイドンがロンドンから持ち帰った英語の台本をドイツ語に翻訳するだけでなく、

音楽としての成立も考えて、相当を手を入れてくれました。

天地創造は、1796年~98年にかけて作曲され、1798年にウィーンのシュヴァルツベルク侯爵邸においてハイドン自身によって初演されました。

ただこれは非公開で公開の初演は、1799年3月19日にケルントナートーア劇場で行われました。

その後、1801年にハイドンはオラトリオ「四季」を作曲して記念碑的な二大オラトリオが完成しました。

そしてこの2曲はハイドンの全作品を代表するものとなったのです。

天地創造は、創世記と失楽園をもとにして作られ、6日間にわたる創造を第一部と第二部で描き、第三部ではアダムとイブが神を讃えて歌います。
※参照:横浜交響楽団のプログラムより

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最後に

9月17日(月祝)敬老の日に横浜の桜木町の青少年センターで行われた横浜交響楽団による、ハイドンの「天地創造」のコンサートで僕は2つの大切なものに出会いました。

一つは、もちろんハイドンの天地創造という名曲に出会えたこと、もう一つは、横浜交響楽団という85年の歴史を持つ、アマチュア・オーケストラの存在を知ったこと。

ここ2~3年は、アマチュア・オーケストラのコンサートに行く機会が増えました。

以前は、アマチュアということで軽く見ていた部分がありましたが、もちろんプロのオーケストラから見ると、技術的に多少劣る部分はありますが、その音楽に対する真摯な姿勢にはいつも深い感銘を受けます。

メンバーは、普段は別の仕事を持ちながら、休日に集まって研鑽を積んでいるのだと思います。

また、メンバーを見ると女性や年配者の姿を多く見られます。

特に合唱団のメンバーにはその傾向が強いようです。

現役をリタイアした人もいると思われますが、こういう人生もいいな、と思わずにはいられませんでした。




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