メルマガ登録

フルトヴェングラーの名盤 ハイドン交響曲第88番&94番”驚愕”

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

 

フルトヴェングラーのハイドンの交響曲の録音は、
第88番”V字”と第94番”驚愕”の2曲だけです。

 

共にセッションの録音で残されているので、
特にレパートリーから外したり、苦手だったということもなったと思われます。

 

多分、フルトヴェングラーで多く残されているライブ録音がないのは、
商品価値的な観点からではないかと想像されます。

 

セールス的には、当然フルトヴェングラー=ベートーヴェン、ブラームスの方が

見込めるからでしょう。

 

今日は、フルトヴェングラーが残したハイドンの交響曲2曲を取り上げます。

スポンサーリンク

フルトヴェングラーの名盤 ハイドンの交響曲第94番”驚愕”

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第94番 ト長調 「驚愕」 Hob.I:94
Symphony No. 94 in G Major, Hob.I:94, “The Surprise”

 

1.(06:57)I. Adagio cantabile – Vivace assai
2.(07:37)II. Andante
3.(04:03)III. Menuetto
4.(03:59)IV. Finale: Allegro di molto
total(22:36)

 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)

録音:1951年1月11日、12日&17日
EMI・セッション録音

 

フルトヴェングラーとしては自然な演奏で、第一楽章と第二楽章はなかなか美しい演奏です。

51年の録音ですが、鑑賞に支障はなく、ウィーンフィルの美しく味のある響きが

しっかり捉えられているのが嬉しいです。

 

時折、音の強弱の付け方で、フルトヴェングラーらしさを感じさせますが、
全体的な、正攻法で、自然な表現です。

 

ブルックナーでもこんな感じで演奏すれば良かったのに、

と思ってしまいました。

 

なお、キングインターナショナルからSACDですが、

非常に音質が改善されたセットが出ていてしかも、

ハイドンの2曲が一緒に収録されています。

 

SACDで聴かれる方はこのセットがおすすめです。

 

フルトヴェングラーのハイドン

 

 

人気のプラハSACD復刻シリーズ、
フルトヴェングラー第6弾はモーツァルト、ハイドン

SACDハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はモーツァルトとハイドン。
いずれもEMIで近年SACD化された名演中の名演ばかり。当アルバムのマスタリングはチェコの名人カレル・ソウケニークが手掛け、古い録音から物凄いエネルギーとオーラを引き出すことに成功しました。どの曲もテンポは早目でひと筆書きのような勢いある芸術を聴かせてくれます。
キングインターナショナル

 

スポンサーリンク

フルトヴェングラーの名盤 ハイドンの交響曲第88番”V字”

 

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
Symphony No. 88 in G Major, Hob.I:88

 

1.(06:52)I. Adagio – Allegro
2.(06:19)II. Largo
3.(04:25)III. Minuet: Allegretto
4.(03:40)IV. Finale: Allegro con spirito
total(21:16)

 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)

録音:1951年12月5日

グラモフォン・セッション録音

 

“驚愕”でも書きましたが、自然で正攻法な整然とした演奏で、

フルトヴェングラーらしいドラマティックな演奏を好む人には物足りないと思います。

 

 

ハイドン:交響曲第88番(トリノRAI響/フルトヴェングラー)(1952)
↑ ↑ ↑
上記、セッション録音が物足りない方には、その3ヵ月後のライブ録音がおすすめです。

トリノ・イタリア放送響との録音で、フルトヴェングラーらしい味の濃い、素晴らしい演奏です。しかもこのCDの音質も大分改善されて、ライヴの生々しさがしっかり再現されています。

 

特に第4楽章が素晴らしく、まさにフルトヴェングラーならではの強靭なリズムとアンサンブルで推進していく生命力は最高です。

 

コーダの追い込みが、ベートーヴェンの第九の最終楽章のコーダを髣髴とさせます。

 

* * * * * * * * * *

 

AmazonのMusic Unlimited(個人プラン)では、月額980円で、4,000万曲聴き放題です。
僕も加入していますが、CDを買わなくなったのでかなり経済的です。

 

Music Unlimited(個人プラン)では、シェアも出来るのでもちろん冒頭部分ですが、

第88番のセッション録音盤を視聴してみてください。

 

まとめ

 

フルトヴェングラーが現代の指揮者だったらと想像することがあります。

果たして残されているようなドラマティックで個性的な演奏をしたでしょうか?

 

古楽器演奏が出てきてから従来のモダン楽器の演奏が、

個性に乏しくつまらなくなってきたのに反比例して、

過激で刺激的な演奏が増えました。

 

つまり、表現の自由や許容が広がって生きたわけで、
フルトヴェングラーは、ライヴ録音に残されているものと

同じように演奏しただろうなと勝手に想像しています。

 




音楽(クラシック) ブログランキングへ

クリック応援お願いします。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました