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ザンデルリンク ブラームス 交響曲第1番 新旧聴き較べ

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こんにちは、
ともやんです。

クルト・サンデルリンクは、2011年に98歳の高齢で亡くなった20世紀を代表するドイツの指揮者です。

活動期間が長いわりに録音が少ないように感じますが、活躍した場所はソビエト連邦、東ドイツということも影響があったのでしょうか?

それとも本人の意向だったのでしょうか?

個人的には、フィルハーモニア管とのベートーヴェン交響曲全集がありますが、シュターツカペレ・ドレスデンか、ベルリン響と再録音してほしかったな、と思わずにはいられません。

というのも72年と90年にそれぞれ録音したブラームスの交響曲全集があまりにも素晴らしいからです。

そこで今日は、ザンデルリンクの新旧のブラームスの交響曲第1番の聴き較べをしたいと思います。

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ザンデルリンク&シュターツカペレ・ドレスデン ブラームス交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(14:24)I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:54)II. Andante sostenuto
3.(05:04)III. Un poco allegretto e grazioso
4.(17:17)IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(46:48)

シュターツカペレ・ドレスデン – Staatskapelle Dresden
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)
録音:1971年

【SACDハイブリッド】 ブラームス:交響曲全集<タワーレコード限定>

大伽藍のような構築美とみなぎるエネルギー。ブラームスのあらゆる魅力を湛えた比類なき名演がオリジナル・アナログマスターからの新規マスタリングで蘇る。全集としては初SACD化。

ザンデルリンク(1912-2011)がかつて首席指揮者を務めたドレスデン・シュターツカペレとともに1971~2年に録音した屈指の名演として知られる全集を初SACD化(第4番を除く)。

大伽藍のような構築美と横溢するエネルギー、まさにブラームスを聴く喜びの極みといえる演奏を本国のオリジナル・アナログマスターからハイビット/ハイサンプリングでCD層を含め、新リマスタリング。全曲まとめたセットとしては初SACD化となります。

この盤は、クルト・ザンデルリンクとドレスデン・シュターツカペレがオイロディスクに残した唯一無比の名盤であり、日本では1973年の発売以来、何度も再発を繰り返してきた珠玉の音源です。LP時代から特に日本で親しまれてきたブラームス演奏で、この盤に圧倒されてきたリスナーも多いことでしょう。タワーレコードより

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ザンデルリンク&ベルリン交響楽団 ブラームス交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(16:33)I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(10:23)II. Andante sostenuto
3.(05:36)III. Un poco allegretto e grazioso
4.(18:01)IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(50:33)

ベルリン交響楽団 – Berlin Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)

録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(セッション)
プロデューサー:ハインツ・ヴェークナー
エンジニア:エーベルハルト・リヒター

【CD】 ブラームス: 交響曲全集 クルト・ザンデルリング 、 ベルリン交響楽団

【ザンデルリングのブラームス録音】
じっくりとしたテンポから生み出される骨太の表現と堅固な造形を基調とする、ザンデルリングによるブラームスの交響曲演奏。上記シュターツカペレ・ドレスデンと、1971、1972年におこなったセッションによる全集録音のほか、1973年のシュターツカペレ・ドレスデンとの初来日公演における交響曲第1番や、1984年のミュンヘン・フィルとの交響曲第4番などライヴ録音もいくつか残されており、長年レパートリーの中核をなしてきた作品にふさわしい内容と点数を示しています。
ザンデルリングが信頼を寄せる手兵ベルリン響と取り組んだ2度目のブラームス全集は、ドレスデン旧盤との比較ではすべての楽章で演奏時間が拡大する傾向にあり、おおきな音楽の流れとすみずみまで目配りを利かせた演奏内容が、この巨匠の代表盤として筆頭に挙げられるべきもの。ここではイエス・キリスト教会の美しくゆたかな残響もポイントとなっています。発売元コメント タワーレコードより

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ザンデルリンクのブラームス交響曲第1番の聴き較べ

数年前の音楽雑誌の記事で、読者にアンケートを求めた結果として、コンサートで一番聴きたい曲というのが、ブラームスの交響曲第1番でした。

ベートーヴェンの主要な交響曲を抑えてのトップでなるほどと思いましたし、この曲ほどコンサート受けする曲も少ないかな、と思います。

このブラームスの1番は、クラシック音楽ファンの間では、ブラ1と呼ばれ、CDの数もそれはそれは多くて、さて初めて買おうと思えば

どれを買っていいか迷ってしまいます。

僕の意見としては、現在、音楽CDの値段もリーズナブルになっているので、

ブラームスの交響曲全集となれば、2~3セット、出来れば4~5セット持っていても損はないと思います。

その中に必ず入れてほしいのは、ザンデルリンクの新旧両方の録音です。

どちらか一方なんてケチなことは言わず、両方持って聴いて楽しんでください。
多分一生ものになること請け合いです。

でも、どうしても自分は1セットで十分だという人は、ザンデルリンクの旧盤、シュターツカペレ・ドレスデンを選んでください。

理由は2つ。
一つは優秀なアナログ録音であるということ。

個人的な見解ですが、僕はデジタル録音はアナログを超えられないと思っています。

ロバート・キャパの戦場写真はアナログだったから迫真の真実として捉えられたので、デジタルだったらそこまで迫ってくるかわかりません。

ザンデルリンクの録音もCD化されたといえ、真に迫るものを感じます。

二つ目はなんといってもその破格の演奏です。

録音当時59歳のザンデルリンクの入魂の演奏で、その腹の座った迫力は新盤の比ではありません。

まとめ

クラシック音楽ファンになるとお金がいくらあっても敵いません。

同じ指揮者でも録音時期の違いでその解釈は違いますし、それぞれ良さがあります。

しかも同じ音源でもリマスターなどで聴いた印象も異なりますから厄介です。

さて、ザンデルリンクのブラームス交響曲全集は、新旧両方を持って楽しみたいものです。

何度聴いても新しい発見があるし、ブラームスの真髄に近づくように感じます。

特に秋から冬は、ブラームスのじっくり聴くにはいい季節です!




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