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ブラームス 交響曲第4番 ヴァント&北ドイツ放送響がいい

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こんにちは、

ともやんです。

10月も半ば、街路樹の木の葉も色づき始めてきました。

僕は、秋になるとブラームスが聴きたくなります。

秋に聴くブラームスは、特にピアノ曲、室内楽曲がいいですが、管弦楽だと、断然、交響曲第4番を最高です。

第1楽章のイントロを聴くと、枯れ葉がハラハラ落ちるような風景を思い浮かべてしまいます。

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ブラームス交響曲第4番は、ヴァント&北ドイツ放送響の名演で

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98

1.(11:50)I. Allegro non troppo
2.(10:45)II. Andante moderato
3.(06:24)III. Allegro giocoso – Poco meno presto
4.(09:27)IV. Allegro energico e passionato – Piu allegro
total(41:47)

北ドイツ放送交響楽団 – North German Radio Symphony Orchestra
ギュンター・ヴァント – Gunter Wand (指揮)
録音:1984年 ブラームス交響曲全集より

ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送響 ブラームス交響曲全集(82-83年)

ヴァントはブラームスを得意としていて、手兵の北ドイツ放送響とも全集を3種類ほどありますが、1982年から85年の最初の録音のものです。

但し、現在廃盤状態で入手困難です。現在Amazonで入手可能です。(2021年2月23日時点)

 

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ギュンター・ヴァント 大器晩成のドイツ最後の巨匠

ブラームスの交響曲全集のレコードとなると名演奏が目白押し。

ちょっと挙げるだけでもワルター、トスカニーニ、クレンペラー、セル、ケンペ、バーンスタイン、ザンデルリンク、カラヤン、バルビローニ、朝比奈隆など。
ドイツ・オーストリア音楽をレパートリーにしている指揮者はほとんど録音しているのでないでしょうか。

私もブラームスが好きなので、数種類の全集を所有しています。

でもその中で特に好きでしかも人にお勧めしたいのが、80年代にギュンター・ヴァントが北ドイツ放送響を指揮した全集。

しかもその中で本日お勧めする4番が出色の名演と思います。

ギュンター・ヴァントは1912年生まれなので、カラヤンより4つ年下、バーンスタインより2つ年上ですのでこの超人気指揮者たちと同世代の人。

しかし、70年よりクラシック音楽を聴き始めた私は、不勉強もあり80年代も後半までその名前も知らなかった人。

ヴァントは2002年に90歳でご逝去されたのでようやく晩年に間に合ったと言う感じです。

多分日本での人気もほぼ同様だったと思います。

70年代には、音楽雑誌などにヴァントのヴァの字もなかったように思います。

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ヴァントの名盤 ブラームス交響曲第4番は、軽やかな中に深みの名演

さて、ヴァントというと求道者的イメージが強く、実際その演奏は、厳格、誠実、リハーサルを繰り返し築き上げた玄人を唸らせる演奏と思います。

本日推薦するブラームスは、もちろんそういう要素は十二分に兼ね備えていますが、

なにか飄々としたそして軽やかな爽やかな印象を与えてくれます。

そしてそこが私の気にっているところでもあります。

第1楽章の秋の落ち葉がハラハラと落ちる場面を連想させる主題は、多くの指揮者はテンポを遅めに取りじっくり演奏しますが、ヴァントは速いテンポでそっけないほどさらっと進めて行きます。

実はココが良いのです。

話は飛びますが、ザ・ビートルズの名曲「イエスタデイ」は多くの歌手がカバーしています。

当然私は全てを聴いたわけではありませんが、多くが感情を込めてたっぷりとした歌い方をしていたようです。

でもオリジナルのポール・マッカトニーはというとあさりと淡々と唄っています。

しかしそれがイイのです。ジーンとくるのです。

長渕剛の「乾杯」ももう30年以上前のオリジナルは、かなり淡白な印象です。

でもその後の感情移入する歌い方よりもオリジナルの方がいい曲だなあ、と思わせます。

つまり演奏する側、伝える側が感情込めすぎるのは逆効果ではないか?というのが私の考えです。

まとめ

さて、ヴァントは97年にも北ドイツ放送響との録音を出しています。

こちらは巷ではブラームス全集の最高傑作との評判もあります。

ギュンター・ヴァント不滅の名盤[10] 北ドイツ放送交響楽団編 – ブラームス: 交響曲第3番、第4番、

※ギュンター・ヴァント不滅の名盤シリーズより10より。ブラームス交響曲第4番は、1990年12月17日ハンブルク、ムジークハレでのライブ録音

新盤もアプローチ的には同じですが、

テンポは大分遅くなっていて第1楽章は1分ほど多く掛かっています。

でも私は旧盤が好きですしお勧めします。



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