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カラヤンの名盤 ブルックナー第5番 ウィーン響時代の凄演

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ブルックナーの交響曲のおすすめCDという企画があると、
カラヤンの演奏を挙げる人は少ないようです。

 

カラヤンは、ドイツ・グラモフォンに
ベルリンフィルと70年代後半に、
第1番から第9番までの録音をしています。

 

また、70年代初頭には、EMIとイエスキリスト教会で
第4番など録音を行っています。

 

だからカラヤンにとっては、

同じオーストリア人の作曲家ブルックナーは
大切なレパートリーであり、

思い入れもあったと思います。

 

今日は、

それを実感させる

1954年10月2日のウィーン交響楽団との

白熱ライブをご案内します。

 




カラヤンのブルックナー交響曲第5番 ウィーン響との白熱ライブ

 

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第5番変ロ長調

Ⅰ(21:18)Adagio-Allegro
Ⅱ(18:52)Adagio:Sehr langsam
Ⅲ(13:02)Scherzo:Molto vivace(schnell)-Trio:Im gleichen Tempo
Ⅳ(26:12)Adagio-Allegro moderato

録音:1954年10月2日 Musikavereinsaal Wienのライブ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン交響楽団

 

1954年と言う時期では、

ウィーンではさすがに

ブルックナーのプログラムは普通にあったと思いますが、
第5番となると、凝った選曲と思われていたようです。

 

この時期、ロンドンでさえ、

まだ全曲の演奏はされいなかったという

記録もあるくらいです。

 

いや、この第5番の演奏を聴いて、

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僕はやはりカラヤンは音楽家として

凄い人だったんだと改めて認識しました。

 

単に運と野心だけで

ベルリンフィルの首席指揮者になり、

後に帝王と言われますが、
音楽家として才能にも溢れた人だったのです。

 

この第5番は、

じっくりと展開する遅めのテンポで、

ブルックナーの世界を克明に描いて行きます。

 

カラヤンの演奏は同じ細部まで克明に描くと言っても、
そこにはいつも丁寧な柔らかさが感じられます。

 

特に50年代のカラヤンにはそれが凄く感じられます。

 

ところが、後年の70年代以降は、

なにかその謙虚で丁寧な音楽作りが、
ややもすると傲慢に感じたり、

気持ちが入っていないと僕は感じてしまいます。

 

もしかして

それはライブとスタジオ録音の

違いかもしれなし、また違う理由かもしれません。

 

このウィーン響との第5番のライブは、

遅いテンポで丹念に描きながら、

 

壮麗な金管の咆哮、

繰り返し押し寄せる波のような

弦の厚い響きと白熱した演奏で、
聴いていると心が熱くなる名演です。

 

なお楽譜は原典版を使用しています。

 

ベルリンフィルの首席指揮者になる

直前のカラヤンの充実した

演奏を知る上でも
素晴らしい録音です。

 

カラヤンファンはもちろん、

カラヤンのブルックナーなんてと思う方も
ぜひ聴いてください!




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