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シューリヒトの名盤 ブルックナー交響曲第7番のおすすめ

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こんにちは、
ともやんです。

もう去年ということになりましたが、一昨日、東京文化会館に行って、恒例の「ベートーヴェンは凄い! 第16回全交響曲連続演奏会」を聴いてきました。

指揮者の小林研一郎氏は、78歳にも関わらず元気なステージ姿を見せてくれました。

その軽快な足取り、指揮姿は、年齢を感じさせません。

ドイツの名指揮者カール・シューリヒトも80歳を超えても盛んに活動をして、名盤を遺しています。

今日は、名盤と誉れの高いハーグ・フィルとのディスクを紹介します。

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カール・シューリヒトのブルックナー第7番 演奏記録

カール・シューリヒトは、ブルックナーを得意としていた指揮者ですが、その中でも特に第7番は十八番だったようで、

僕が、ナクソス・ミュージック・ライブラリーやタワーレコードで調べてみると次の6種類が確認できました。

もしかしてもっと録音が残されているかもしれませんが。

①1938年     ベルリンフィル 64:41
②1953年06月03日 シュツットガルト放送響 60:04
③1954年09月   デンマーク放送響
④1954年10月04日 北ドイツ放送響 62:19
⑤1964年08月05日 ベルリンフィル(ライブ)
⑥1964年09月   ハーグフィル(セッション) 60:26

僕は、①、②、④、そして⑥は所有しているので聴いていますが、以前に聴いただけなので、改めてシューリヒトのブルックナー特集を組みたいと思います。

ただ、一番古い、戦前のベルリンフィル盤が、一番テンポが遅めなのが面白いですね。

多くの指揮者が年齢と共にテンポが遅くなりますが、シューリヒトはむしろ早くなっています。

「人は軽きがよし」

僕がシューリヒトの演奏が好きなのが、僕の人生訓に合うのかもしれません。

べたべたした人間関係を嫌い、ヒトの交わりは水の如しと心得ていますし、老いて増々軽くなるべし、とも思っています。

シューリヒトの演奏には、そんな境地を感じさせるので惹かれてしまうのかもしれません。

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カール・シューリヒトの名盤 ブルックナー交響曲第7番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第7番 ホ長調 WAB 107
Symphony No. 7 in E Major, WAB 107

1.(20:31) I. Allegro moderato
2.(18:38) II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam
3.(08:48) III. Scherzo: Sehr schnell
4.(12:27) IV. Finale: Bewegt, doch nicht schnell
total(60:26)

ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団 – Hague Philharmonic Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音:1964年9月 オランダ デン・ハーグにて

===== ディスク紹介 =====

カール・シューリヒト・コンサート・ホール・ソサエティ・ボックス

僕が所有しているディスクは、これです。
デジタル・リマスターは、名エンジニア、イアン・ジョーンズがアビーロードスタジオで行ったものです。

僕は、同演奏の別のCDも持っていますが、こちらの方が格段に生きた音になっています。
オーケストラの響きに鮮度があり、シューリヒトの芸術が堪能できます。

* * * * * * * * * *

より音にこだわり、SACDを再生可能な方はおすすめです。

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【SACDハイブリッド】 ブルックナー:交響曲第7番<タワーレコード限定> カール・シューリヒト 、 ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団

圧倒的名演が初SACD化!神々しさと美しさが際立つ、シューリヒトの孤高のブルックナー。
CD層は従来盤と異なる新規リマスタリングで再発!

2014年9月12日発売のTWCO-71のSACDハイブリッド仕様盤(CD層は別マスタリング)。数あるブルックナー録音の中でも、ひときわ輝きを放つ名盤、コンサートホール・レーベルに遺されたシューリヒト&ハーグ・フィルの第7番の超絶名演をSACDハイブリッド化。

SACDではマスターテープにたいへん近い高音質をお楽しみいただけます。またCD層は今回新たにアナログ・マスターからDENON純正機器によるマスタリングを行っており、従来発売盤と異なる音質が楽しめます。

今回のCD層は、より音楽を楽しむためのエクストラとしての位置付けであり、「プラスアルファ」として、従来盤CDをお持ちの方でも楽しんでいただける限定盤です。タワーレコードより

1964年に録音されたシューリヒト指揮のブルックナー第7は、今日なおこの作品のもっとも美しい演奏として知られています。

第1楽章冒頭から、シューリヒトの演奏は落ち着きある高雅さに溢れ、テーマの雄大な歌わせ方と澄み切った響きは、アルプスの雄大な眺望を思わせます。

音楽はルバートが少なく、きびきびと進行しますが、その実、楽想変転に応じた絶妙な緩急があり、スケールの大きさと引き締まった造形が見事に両立しています。第2楽章も深く静かな佇まいに始まり、音楽が徐々に熱を帯び、フルトヴェングラーを想わせる壮麗なクライマックスに至るまで、素晴らしい集中力の持続を聴かせます。

シューリヒトの音楽への没頭ぶりは、第1主題の下降音形で思わずリズムを取る足音に明らかでしょう。第3楽章主部のリズムの良さ、凄まじい高揚もシューリヒトならでは。

一転、トリオでの驚くほどの柔らかさが見事なコントラストを形成します。そして終楽章。

先行楽章に較べてしばしば作りの弱さも指摘されますが、シューリヒトの演奏では全くそのようなことを感じさせません。

先行楽章で造型を引き締め、終楽章で響きを一気に開放する解釈が決まり、聴き手にこの上ない充実感を与えつつ作品を締めくくります。

決して名手揃いとは言えないハーグ・フィルも最高の敬意をもって巨匠の要求に応えており、今回のブックレットで満津岡氏が記述されているように、実は綿密なリハーサルの上でこの演奏が収録されたとのこと。

まさに歴史的な名盤のひとつに数えられるべき名演です。尚、1965年度ACC(アカデミー・シャルル・クロ)ディスク大賞を受賞しています。
タワーレコードより

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最後に

年末、コンサート「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会」に行くといつもプログラムと一緒にアンケートを渡されます。

僕は、次回の案内が欲しいので必ず書いて出すのですが、その中に好きな作曲家を5位まで順位を付けてください、という項目があるんですが、

そこにいつもブルックナーの名前がないのが不思議です。

だって、マーラーもあるにのになんでブルックナーがないのか?

だから僕は、ブルックナーを自分で書き込んで追加します。

僕の順位は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、モーツァルト、チャイコフスキーかな。

まあ、4番目までは不動ですが、5番目にはバッハやハイドンが入ることもあります。

というよりも、聴いているときはその作曲家が一番好きです。



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