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アーノンクール ベートーヴェン交響曲全集より第3番”英雄”

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こんにちは、
ともやんです。

アーノンクール(1929-2016)&ヨーロッパ室内管弦楽団による、フレッシュなベートーヴェンの交響曲全集です。

僕がクラシック音楽を聴き始めたのが、1970年の中一当時のベートーヴェンの演奏スタイルの主流は、ロマン派以降に形成された解釈でした。

フルオーケストラによる重厚で堅固な演奏が主流だったと思います。

そしてカラヤンに代表されるより磨き抜かれた響きを追求したものでした。

また当時保守派と言われて伝統的な響きと言われたハンス・シュミット=イッセルシュテット&ウィーンフィルやコンヴィチュニー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の演奏も基本的には、19世紀から20世紀に掛けてのスタイルを踏襲していました。

しかしアーノンクールは、ロマン派以前の演奏法に戻って解釈し直した演奏を行っています。

それがかえって現代人には新鮮で鮮烈な印象を与えました。

つまり時代を遡ることが、革新的だったのです。

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アーノンクール ベートーヴェン”英雄” 最高にフレッシュで革新的

今回、全集から第3番”英雄”を聴きましたが、この曲から久々にフレッシュでわくわくする感動を受けました。

久し振りにアーノンクールのベートーヴェン演奏を聴いて感銘受けました。

アーノンクールは、どうも変なことをする人と言うイメージがあって一時期は食わず嫌いでした。

でも、今回1990年代にヨーロッパ室内管弦楽団と録音したベートーヴェン交響曲全集から第3番”英雄”を聴いて、そのフレッシュな演奏に触れて、この人はやはり20世紀の革命児だったと改めて感じました。

早めのテンポで演奏時間も50分を切り47分台です。一聴軽快な印象ですが、細かで繊細なニュアンスが盛り込まれています。

まで既成概念を一切取り払って、まっさらなキャンパスに初めて描き出したみたいな新鮮な演奏でした。

おすすめの全集です。

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アーノンクール&ヨーロッパ室内管 ベートーヴェン交響曲第3番”英雄”

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”

1.(16:02) I. Allegro con brio
2.(14:38) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(05:41) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(11:31) IV. Finale: Allegro molto
total(47:52)

ヨーロッパ室内管弦楽団 – Chamber Orchestra of Europe
ニコラウス・アーノンクール – Nikolaus Harnoncourt (指揮)

ベートーヴェン:交響曲全集第1番~第9番 ニコラウス・アーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団

ベートーヴェンの交響曲を、ロマン派以降に形成された解釈の伝統を通してではなく、それ以前の音楽の演奏法に照らし合わせて解釈し直したアーノンクールならではの演奏。それによって、ベートーヴェンが先人から学んだことが明らかになるとともに、どこに彼の独創性があるかということも明確になる。

クラシック名盤大全 音楽之友社より

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最後に

アーノンクールというとどうもへんちくりんなことをする人と言うイメージを持っていました。いや、未だに僕の気持ちの中に残っています。

これは、彼の演奏を聴いてそう感じたのではなく、クラシック音楽関係の書籍から得た情報で先入観を持ってしまっていたのです。

いけないことです。これを払拭するには彼の演奏を出来るだけ多く聴くしかありません。

最近、2003年のザルツブルク音楽祭で、ウィーンフィルと振ったベートーヴェンの第7番を聴きましたが、超名演でした。

この演奏に関しては改めてコメントします。



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