メルマガ登録

カイルベルト ベートーヴェン交響曲第3番”英雄” ドイツ魂の正統派

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは。
ともやんです。

 

ヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968)は、ドイツはカールスルーエ出身の名指揮者です。

カラヤンや朝比奈隆と同い年ですが、惜しくも60歳で亡くなりました。

 

以前どこかで読みましたが、このカイルベルトの早逝について、指揮者は長生きしないと損だという内容の記事がありました。

つまりカイルベルトは、スター性こそカラヤンに劣るとしても音楽性や実力は並ぶか、それ以上と評されていたからです。

その記事は、カラヤンが重要なポストに就きすぎていることに対して批判的で、同い年のカイルベルトが生きていればそんなことはさせなかった的な論調でした。

 

その記事を読んだときは、僕もまだ若かったのですが、自分が60歳を過ぎてみて、その死はやはり早すぎると思います。

ただ、幸いにもテレフンケンを中心の多くの録音が残されているので、カイルベルトの芸術を知ることが出来ます。

スポンサーリンク

カイルベルト ベートーヴェン交響曲選集より”英雄” 迫力の名演

 

カイルベルトのベートーヴェン交響曲選集から第3番”英雄”を聴きました。

https://amzn.to/2Oo0fFx

 

まさにドイツ正統派の重厚な演奏で、コンヴィチュニー、朝比奈と並ぶ名演です。

着実な歩みのテンポで、各パートをしっかり鳴らし、派手さはありませんが、ひたすら誠実に音楽の真髄に迫って行く迫力にはずしっとした手応えがあります。

 

近年、一般のオーケストラでも古楽器奏法を取り入れたりしています。

それも悪くありませんが、こんな腰の座った演奏を聴くとやっぱりベートーヴェンは、こうでなきゃ、と思います。

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”

1.(15:13) Allegro con brio
2.(14:52) Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:02) Scherzo: Allegro vivace
4.(11:59) Finale: Allegro molto
total(48:06)

ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団 – Hamburg Philharmonic State Orchestra
ヨーゼフ・カイルベルト – Joseph Keilberth (指揮)

 

5枚セットのCDには、第9を除く8曲の交響曲と主要な6曲の序曲が収録されています。
英雄以外の演奏に関しては改めてコメントします。

 

ベートーヴェン: 交響曲選集, 序曲集<タワーレコード限定>

 

古き佳きドイツのベートーヴェンの響きを、3つのオケを使ってカイルベルトが体現化した名盤。テレフンケンの稀少なオリジナル・ジャケット・デザインを使用。

これまでCDでは1枚ものとして発売されていた、序曲を含む交響曲8曲をセット化しました。これらの音源は第8番を除いてステレオ録音で残されており、カイルベルトを語る上では欠かせない名盤ばかりです。残念ながら9番の録音は叶わず全集にはなっていませんが、ドイツ正統派の直球的な解釈を十分堪能できます。3つのオーケストラを用い、各オケの特色を押さえた上でのカイルベルトのベートーヴェン解釈は揺るぎないものがあり、一貫した硬派な表現は聴く者の心を捉えて離しません。
当時のテレフンケンの録音も素晴らしく、しっかりした重低音を基にピラミッド型に拡がる音域は現在の主要な収録方法と異なりますが、現在聴いてもその野太い音は、カイルベルトの作風の後押しとなっています。今回、新規のリマスタリングでさらに純度が高い音を堪能できます。ブックレット内においても、池田卓夫氏による新規の解説と共に一部の貴重なオリジナル・ジャケット・デザインを使用し、永久保存盤としての価値を高めました。

 

スポンサーリンク

まとめ

 

カイルベルトは、1952年から56年までバイロイト音楽祭にも登場、クナッパーツブッシュ、ケンペ、カラヤンなどと並ぶワーグナー指揮者としても高い評価を得ていました。

 

ステー性の有無は別としてカイルベルトの実力は、決してカラヤンに引けを取るものではありませんでした。

その頃、カイルベルトはザルツブルク音楽祭にも招かれて、コンサート、オペラの両面で活躍していました。

 

僕の好きな指揮者は、派手さは無くてもひたすら誠実に指揮することで、真髄に迫って行くタイプが好きです。

ハンス・シュミット=イッセルシュテット、コンヴィチュニー、ケンペ、ヨッフムがそんなタイプで、カイルベルトはまさにそんな正統派です。

 

もっと、もっと聴きたい指揮者です。

 



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました