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ベーム&ウィーンフィル ベートーヴェン交響曲第2番&第7番 1980

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こんにちは。
ともやんです。

1980年8月17日のザルツブルク音楽祭でのベーム&ウィーンフィルのベートーヴェンが凄いです。

亡くなる1年ほど前。
ベームはあと数日で86歳の誕生日を迎えようとしていまいした。

爺さん、やるじゃないか!

あまりにも素晴らしいので、3日連続で聴いてしまいました。

第7番の終楽章が終わってからの観客の轟音のように押し寄せる拍手喝采!

日本では、演奏が終わるか終わらないかで、ブラボーと叫ぶ超迷惑なおじさんがいますが、さすが本場オーストリアにはいません。

でもこのザルツブルク音楽祭でのベームとウィーンフィルの演奏には、よほど感動したのでしょう、余韻を楽しむ間もなく、拍手喝采で溢れました。


※ザルツブルクの風景

ベームは、やはり舞台人でした。
70年以降のスタジオ録音では、60年代ではあれだけ厳しく気迫の籠った演奏していたベームもすっかり穏やかになった印象を与えていました。

もちろんそれはそれで味わいにある演奏となったのですが、この80年8月17日のザルツブルク音楽祭でもライブは、往年の気迫が戻って来たかのような、気迫と味わいの両方を兼ね備えた素晴らしい演奏を魅せてくれました。

ベームファンならずともぜひ、聴いて頂きたCDです。

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ベーム&ウィーンフィル ベートーヴェン交響第2番&第7番

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
Symphony No. 2 in D Major, Op. 36

1.(11:22) I. Adagio molto – Allegro molto
2.(14:12) II. Larghetto
3.(04:26) III. Scherzo
4.(07:58) IV. Allegro molto
total(37:58)

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交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

5.(13:32) I. Poco sostenuto – Vivace

6.(10:27) II. Allegretto
7.(08:59) III. Presto, assai meno presto
8.(08:05) IV. Allegro con brio
total(41:03)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
録音: 17 August 1980, Live recording, Salzburg Festival, Austria

ベートーヴェン: 交響曲第2番&第7番 カール・ベーム 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

ついに発売、ベーム最後の来日演奏会の2ヶ月前。

同演目1980年のザルツブルク音楽祭でのベートーヴェン2番、7番!ゆったりしたテンポが実に心地よく、しかもウィーン・フィルの響きがかつてないほどの美しい風合いで迫ります。これはベーム翁の白鳥の歌!しかし7番コーダはマタチッチもかくやの大爆発にびっくり。音質も自然で大変良好です。
ベーム翁の白鳥の歌というにふさわしい格調高い美演!2番の第2楽章などこれほど美しい曲だったか、と目を開かせられるほどのとろける美しさ。スケルツォのリズムもイキで晩年離れしています。終楽章も格調のかたまりで、ベーム翁本来の端正な味にあふれております。
第7番も翁の晩年にも関わらず、冒頭からきまっており、これもまた第2楽章が絶品!この味わいの深さは神品といえる域ではないでしょうか。

おどろきました。第3、4楽章とも最晩年のベーム翁とは思えぬリズム感と迫力。さらには終楽章コーダでのマタチッチもかくやと思わせる大爆発、心からうちのめされます。

CD化のリクエストが多いのもうなずける大演奏です。ベーム翁の晩年を代表する名演の出現と申せます。音質も自然で素晴らしい。キングインターナショナル

 

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まとめ

 

オーストリアの名指揮者カール・ベーム(1894-1981)が亡くなって40年近く経ちます。

生前、カラヤンと並ぶ人気を誇っていたベームは、一時期は忘れられたようにCDの数や復刻も少なくなった印象を受けていました。

しかし、ここ数年再び人気が盛り返してきたように僕は感じます。

これは僕の持論ですが、近年古楽器演奏が主流になってきて、モダン楽器にもそのスタイルが取り入れられるようになりました。

それはそれでいいのですが、やはり往年の格調高く堅牢なベートーヴェンやブラームスを聴きたいという人には、物足りなさがあったのではと思います。

だから、ここ数年人気急上昇のネルソンスなどは、オーソドックスなスタイルで勝負しています。

僕には、クレンペラーやベームの足元にも及ばないと思いますが。

そんなことから往年の名指揮者ベームも再び脚光を浴びるようになったと思います。

 



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