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ムーティ&フィラデルフィア管 ベートーヴェンの交響曲全集

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こんにちは、
ともやんです。

リッカルド・ムーティは、1941年7月28日、イタリアのナポリ生まれ。
幼い頃は祖父のブラス・バンドが演奏するオペラ・アリアに聴き入っていました。

ナポリ音楽院卒業後カンテッリ指揮者コンクールに優勝(67年)し、翌年にイタリア放送響で指揮者デビューしました。

※ナポリ

72年には、アメリカとイギリスでデビューし、

翌年クレンペラーの後を受けてフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者(73年~82年)、フィラデルフィア管弦楽団(80年~90年)、

その後もスカラ・フィル育成に尽力し、オペラのみならずシンフォニストとしても巨匠の道を歩んでいます。

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ムーティ フィラデルフィア管 ベートーヴェン交響曲全集

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲全集 第1番~第9番

ベートーヴェン:
『交響曲第1番ハ長調Op.21』
『同第2番ニ長調Op.36』
『同第3番変ホ長調Op.55「英雄」』
『同第4番変ロ長調Op.60』
『同第5番ハ短調Op.67』
『同第6番ヘ長調Op.68「田園」』
『同第7番イ長調Op.92』
『同第8番ヘ長調Op.93』
『同第9番ニ短調Op.125』
『フィデリオ序曲Op.72b』
『序曲 献堂式Op.124』
『レオノーレ序曲第3番Op.72a』

【演奏】
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
シェリル・ステューダー(Sp)
デロレス・ヅィーグラー(Ms)
ペーター・ザイフェルト(T)
ジェイムズ・モリス(Bs)
ウェストミンスター合唱団

【録音】
1985~1988年、フィラデルフィア、フェアマウント・パーク、メモリアル・ホール(原盤: EMI)

『リッカルド・ムーティ/ベートーヴェン: 交響曲全集』

1980年代後半に集中して録音された、ムーティ&フィラデルフィア管によるベートーヴェン交響曲全集。「レオノーレ」第3番や「フィデリオ」などの序曲も収録。ムーティは、1980~1992年の間、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督期間中の代表的録音。前任のオーマンディの推薦で若き後継者となったムーティのこの録音は、ドラマティックで躍動感に溢れたもので、ムーティならではの芸術性が放出されています。
ワーナーミュージック・ジャパン

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ベートーヴェンの交響曲に新しい命を吹き込んだ名演

ムーティ指揮フィラデルフィア管のCDは、評論家・福島章恭氏の本を読まなければ、まず手にしなかった全集だと思います。

リッカルド・ムーティは、いまでこそ巨匠ですが、僕の中では若手という印象が残っていて、積極的に聴いてみようという気は起こさなかったでしょう。

やはりクラシックの名盤は、探すものではなく出会うものなのです。

今週の月曜日から3日間掛けて全曲を聴きました。

ひとこと素晴らしいです。おすすめです。
ぜひ購入して聴いてください。
↓ ↓ ↓
『リッカルド・ムーティ/ベートーヴェン: 交響曲全集』

福島氏が、この全集を持たない、聴かないは大きな損失だ!と書かれていましたが、本当です。実感し、確信しました。

特音当時、40歳代前半のムーティは、フィラデルフィア管の美しく豊かなサウンドを十分に響かせながら、躍動感と生命力あふれる演奏を提供しています。

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ムーティ&フィアデルフィア管の響きの参った

全曲全てがムラのない出来ですが、印象に残っている曲を案内します。

まず第5番。
第1楽章は、カルロス・クライバーの名演を彷彿とさせる力演で、フィラデルフィア管が、ウィーンフィルかと思わせるよな豊かなでしかも引き締まったサウンドで、特に音を割ったホルンの響きが印象的。

第2番も素晴らしい演奏で、若さ溢れるフレッシュな表現がかっこいい。

第3番“英雄”も切れ味鋭い躍動感溢れる演奏で、同様な表現の第7番と共に、僕はこの全集の中でも最高の出来だと思う。

第1番、4番、6番“田園”、8番もどれも素晴らしいが、第9番は、第1楽章に英雄や7番位の思い切りが欲しいと思いました。

でも終楽章を聴けば、そんなことは忘れますね。


※フィラデルフィア

福島氏も書いていましたが、合唱を志す人の理想にしたいほどの演奏だそうで、オペラ指揮者ムーティの真骨頂なのです。

ベートーヴェンの交響曲全集に巨匠前のムーティが新風を吹き込んだ、気持ちの良い演奏で、ほんまおすすめです!

ムーティのベートーヴェン-第九
↑ ↑ ↑
ムーティの第9を詳しく説明してます。こちらの拙記事も参照ください。

まとめ

ムーティも新進気鋭の指揮者と思っていたのも今は昔、すでに77才の押しも押されもせぬ巨匠になりました。

ムーティは、音楽性はもちろん、オーケストラビルダーとしても天才的な手腕を発揮し、

大御所クレンペラー、オーマンディの後を受けて、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管をそれぞれ楽員の精神面での鍛錬とモラルの向上に天才的なリーダーシップを発揮し、楽員たちの積極的な音楽作りを促しました。

その結晶が、このフィラデルフィア管とのベートーヴェン交響曲全集なのです。



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