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トスカニーニのモーツァルト 颯爽とした躍動感の中に色香漂う名演

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こんにちは、
ともやんです。

 

トスカニーニは「楽譜に忠実な演奏」を掲げ、演奏=再現芸術における19世紀的な過剰と、「自己を物語るために作品が隷属する」自家撞着、つまり同じ人の言動や文章などが前後で矛盾していることをもっとも忌み嫌い、20世紀の音楽界に大きな影響を与えた大指揮者、というのが一般的な認識です。

 

しかもCDで聴くトスカニーニ&NBC交響楽団の録音は、8Hスタジオのデッドな音質もあり、

なにか潤いがなく、干からびた音のように聴こえます。

 

だからモーツァルトには一番不向きな感じですが、実際はそうでもないようです。

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トスカニーニのモーツァルト

 

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
交響曲第29番 イ長調 K.201
録音1944年9月3日

 

交響曲第35番 ニ長調 K.385″ハフナー”
録音1946年11月3日

 

交響曲第38番 ニ長調 K.504″プラハ”
録音1939年2月4日

 

交響曲第39番 変ホ長調 K.543
録音1948年3月6日

 

交響曲第40番 ト短調 K.550
録音1937年12月25日

 

交響曲第41番 ハ長調 K.551″ジュピター”
録音1940年4月20日

 

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団

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トスカニーニのモーツァルトのスタジオ・ライブ録音集です。
35番、39番、41番が名演です。

 

また、35番”ハフナー”のリハーサル風景もCD1枚に収められていて、トスカニーニの肉声が聴かれるのも嬉しいですね。

 

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トスカニーニというとなんか癇癪を起しているような演奏に聴こえるものが多く、
でもこれは録音やCD製作段階でオーケストラの響きの艶まで入りきらないためだと思います。

 

実際、初出のLPなどを聴いた人によると、非常に艶やかな音色で、
溢れるカンタビーレがとても魅力的だということです。

 

しかし、多くの日本の愛好家にとって不幸なのは、干物のような音でしか聴けないことで残念でなりません。

 

結局、聴こえてくるのは外観ばかりで、潤いの部分が削ぎ落されているからどの演奏も同じように聴こえてしまうんですね。

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トスカニーニのモーツァルトは想像力も味方にして

 

トスカニーニの超名演と言われている、レスピーギのローマ三部作を
盤鬼こと平林直哉氏のオープンリールからの復刻で聴きました。

 

これが音色に艶と潤いがあって非常にいいのです。

 

まさに平林氏入魂の復刻なのですが、これから推測するに、元々の録音が悪いというよりもCD化した時点で、大事な音の鮮度を無くしているということなんでしょう。

 

だから僕は、トスカニーニのベートーヴェンやモーツァルトを聴くときは、実際の音を自分の記憶の中のレスピーギ・ローマ三部作の復刻盤で響く音に変換して聴いています。



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