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ブロムシュテットの名盤 90才にしてなお情熱溢れるモーツァルト

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こんにちは、
ともやんです。

ヘルベルト・ブロムシュテットは、1927年7月11日生まれですから、今年の7月で91歳になった現役最高齢の指揮者です。

しかし、その演奏からはそんな年齢を感じさせない新鮮さと活力を感じさせ感銘を与えてくれます。

ブロムシュテットは、僕が実演で聴いた数少ない外国人指揮者の一人です。

確か、もう20年以上前ドレスデン・シュターツカペレを率いて来日したとき聴きました。

会場は忘れてしまいましたが、曲目はマーラーの交響曲第1番「巨人」で、感銘深い名演だったことは憶えています。

それ以来、僕はブロムシュテットのファンで、ベートーヴェン全集やシューベルトの全集はよく聴いてきました。

なかでも81年にドレスデンシュターツカペレと入れたモーツァルトの40番と41番”ジュピター”は僕の愛聴盤です。

今日は、同じ組み合わせで、バイエルン放送響と入れた最近の録音をご案内します。

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ブロムシュテットの名盤 90歳のジュピターが凄い

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(07:52)I. Molto allegro
2.(12:18)II. Andante
3.(04:30)III. Menuetto: Allegretto
4.(09:29)IV. Allegro assai
TOTAL(34:09)

バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
ヘルベルト・ブロムシュテット – Herbert Blomstedt (指揮)
録音: 31 January – 1 February 2013, Herkulessaal, Munchen, Germany

—————————-

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

5.(10:59)I. Allegro vivace
6.(10:34)II. Andante cantabile
7.(05:10)III. Menuetto: Allegretto
8.(11:47)IV. Molto allegro

バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
ヘルベルト・ブロムシュテット – Herbert Blomstedt (指揮)
録音: 21-22 December 2017, Herkulessaal, Munchen, Germany

モーツァルト交響曲 第40番&第41番/ブロムシュテット指揮バイエルン放送響

CDの発売元からのメッセージです。

2013年と2017年に行われたブロムシュテットとバイエルン放送交響楽団の演奏会より、モーツァルトの最後の2曲の交響曲が収録されています。

ブロムシュテットは、いつものようにきりっと引き締まったテンポで2曲を演奏。

とりわけ彼は「第40番の交響曲には人間の内面に存在する全ての暗い側面が表現されている」と語るほど、第40番に魅せられているといい、この演奏でも端正な表現の中に、情熱的なモーツァルト像を構築しています。

第41番では、最終楽章の壮大なフーガが圧巻。幾重にも積み重なった響きは聴き手を興奮の渦に巻き込みます。

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ブロムシュテットの名盤 来日公演はNHK交響楽団

NHK交響楽団のHPを見るとhttp://www.nhkso.or.jp/

ブロムシュテットは、10月13日(土)・14日(日)NHKホール
ブルックナー交響曲第9番
モーツァルト交響曲第38番”プラハ”

10月19日(金)・20日(土)NHKホール
マーラー交響曲第1番”巨人”
ハイドン交響曲第104番”ロンドン”

10月24日(水)・25日(木)サントリーホール
ベートーヴェン交響曲第6番”田園”
ステンハンマル交響曲第2番ト短調

僕の仕事の日程と合わないが、24日だけ行けそうなので、チケットぴあとN響のサイトで調べてのですが、完売でした。

13日と14日まで残っているようですが、いけないんだよね。残念!

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ブロムシュテットの名盤 僕の愛聴盤はモーツァルト40番と41番

ドレスデン・シュターツカペレと81年に録音したモーツァルト交響曲40番と41番は一時期僕の愛聴盤でよく聴いたものです。

しかし、どういうわけはいま見つからないのです。

出かけると時にも持ち歩いていたので何処かで失くしたのかもしれません。

今回のバイエルン放送響との録音と比べてみると、新盤の方がずっとテンポが速くきびきびした印象を受けます。

むしろもっと軽やかな印象なのです。

でもその軽やかというのは、浅い、薄いのではなく、多くの知恵や経験、苦しみ、悲しみ、怒りなど負の感情と喜び、感激、感動などの感情も全て入り混じった深くも重い思いをさらっと表現するような奥深いものがあるのです。

だから聴きだすと途中で止められない、ずっと聴いていたい、この音の中にずっと身を置いていたいという気持ちになります。

なんだろう、明滅するように聴こえる木管や金管の音がとても効果的で、主張していないのにふっと聴こえるように演出しているのがたまらない魅力です

まとめ

多くの指揮者も高齢になるとテンポも遅くなり、演奏も重くなる傾向になります。

それを枯淡の境地とか、老境に到達した表現などと言われますが、ブロムシュテットの表現にはそんな、老いを感じさせないものがあります。

長い人生を歩んできて様々な体験、経験を積んできたにも関わらず、声高に自慢する出なく、微笑みながらさらっと語る一言、一言が心に沁みるという演奏なのです。

過去の指揮者でいうとカール・シューリヒトを彷彿させるでしょうか。

この1枚は、聴かずに死ねない名盤です。



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