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アシュケナージと木嶋真優とNHK交響楽団とラヴェルと

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こんにちは、
ともやんです。

ウラディーミル・アシュケナージ(1937-)は、今年2020年1月に所属マネジメント事務所を通して演奏活動からの引退を発表しました。

まだ若いのになんて思っていたら、今年で83歳になられます。

僕がクラシックを聴き始めた1970年時点で若手と言われていたアバド、小澤、アルゲリッチ、ポリーニ、そしてアシュケナージという人たちも既に70代後半から80代になり、アバドのように鬼籍に入られた方もいます。

時の流れは残酷ですね。

中学生だった僕も今や定年退職者です。

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アシュケナージと木嶋真優とNHK交響楽団とラヴェルと

アシュケナージというとどうしてもピアニストとしてのイメージが強いですが、既に1970年頃から指揮活動をしていて74年には初の録音も行っています。ディスコグラフィをみてもたくさんの指揮活動のCDが並んでいます。

レパートリーのかなり広いようですが、やはり中心はチャイコフスキー、プロコフィエフ、スクリャービン、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチといったロシアの作曲家、それに次いでラヴェル、ドビュッシーといったフランスの作曲家が続いています。

またベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーといったドイツ=オーストリア系の作曲家の録音もあり、意外なところではマーラーもあります。

ただ、マーラーと言えばユダヤ系の作曲家なので同じユダヤ系のアシュケナージとしては当然なのでしょうか。

アシュケナージは、2004年から2007年に掛けてNHK交響楽団の音楽監督を務めてますが、今日ご案内するCDその前年に録音されたものです。

ツィガーヌ(ヴァイオリンと管弦楽版)では、当時16歳の木嶋真優がヴァイオリン独奏を務めています。

木嶋真優は、神戸出身のヴァイオリニストで中学生の2001年にはケルン音楽大がに留学し、2年後のこの録音ではアシュケナージに抜擢されるほどの才媛です。

また、ファッション誌にも何度も登場する美貌の持ち主で、メディアへの露出も多いようですが、残念ながら僕はまだ観たことがありません。

この録音の2年後には、ロストロポーヴィチとアメリカ、ヨーロッパツアーを行い、また2006年には小林研一郎&日本フィルのヨーロッパ公演にも同行しています。

このCDでも確かなテクニックを聴かせてくれています。

NHK交響楽団は、実演にはあまり接していませんが、僕がクラシック音楽好きになったのは小学生のころよくみたN響アワーでした。

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アシュケナージ&NHK交響楽団 ラヴェル管弦楽曲集

モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
1.(12:04)ラ・ヴァルス(管弦楽版)
La valse (version for orchestra)

鏡(管弦楽版)
Miroirs (version for orchestra)

2.(05:26) No. 1. Noctuelles
3.(04:41) No. 2. Oiseaux tristes
4.(07:14) No. 3. Une barque sur l’ocean
5.(08:06) No. 4. Alborada del gracioso
6.(05:30) No. 5. La vallee des cloches
total(30:57)

7.(10:51)ツィガーヌ(ヴァイオリンと管弦楽版)
Tzigane (version for violin and orchestra)
木嶋真優 – Mayu Kishima (ヴァイオリン)

クープランの墓(管弦楽版)
Le tombeau de Couperin (version for orchestra)

8.(03:13) No. 1. Prelude
9.(04:03) No. 2. Fugue
10.(05:53) No. 3. Forlane
11.(03:09) No. 4. Rigaudon
12.(04:54) No. 5. Menuet
13.(03:49) No. 6. Toccata
total(25:01)

14.(15:21)ボレロ(ベイツによる管弦楽編)
Bolero (arr. Bates for orchestra)

編曲 : ベイツ – Bates,
NHK交響楽団 – NHK Symphony Orchestra
ウラディーミル・アシュケナージ – Vladimir Ashkenazy (指揮)
録音: 20-21 June 2003, Sumida Triphony Hall, Tokyo, Japan

ラヴェル: 管弦楽作品集: ラ・ヴァルス, 鏡, ツィガーヌ, クープランの墓, ボレロ (6/20-21/2003) / ヴラディーミル・アシュケナージ指揮, NHK SO, 木嶋真優(vn)

《アシュケナージ、音楽監督就任前の名演!》 2020年1月に突如引退を発表したウラディーミル・アシュケナージが、2004年から2007年まで勤めたNHK交響楽団の音楽監督就任前に録音されたラヴェル作品集。

ラ・ヴァルスの切れ味のよさに始まり、妖艶な雰囲気を醸し出している「鏡」、アシュケナージが自ら抜擢したヴァイオリンの木嶋真優のソロによる超絶ツィガーヌ、締めくくりは壮大なボレロ。

フランスのオーケストラに負けじとも劣らない、輝かしいサウンドを聴かせてくれる1枚です。



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