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フルトヴェングラー ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲とメンデルスゾーン

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こんにちは、
ともやんです。

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
真夏の夜の夢序曲作品21

L.V.ベートーヴェン(1770-1827)
バイオリン協奏曲ニ長調作品61
ウィリヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ユーディー・メニューイン(バイオリン)

1947年9月28日録音

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 メンデルスゾーン:≪真夏の夜の夢≫序曲、序曲≪フィンガルの洞窟≫
フルトヴェングラーは政治に疎い人だったようで、1933年に多くのユダヤ系音楽家に、ベルリンフィルと共演するよう招聘状を出してことがあります。

音楽と政治とは関係ありません。貴方のような偉大な音楽家がベルリンに来てくれれば、他のドイツの都市もそれに続くでしょう

という内容で、彼としてはヒトラーとその政府に抵抗したつもりでした。

フルトヴェングラーのこの要請に対して、きっぱりと拒絶の返事を出したのが、当時17才のメニューインだったのです。

その時期にドイツでユダヤ人が演奏すれば、ユダヤ人がヒトラー政権を承認している証拠として利用されるのに決まっていると見抜いたからです。

17才の少年には分かっても48才のフルトヴェングラーには、分からなかったのです。こんなところが政治に疎い所以でしょう。

ところが1933年にフルトヴェングラーの要請を真っ先に断ったメニューインでしたが、1947年には真っ先にフルトヴェングラーと共演しています。

メニューインはなぜそうしたか?

メニューインは戦後、強制収容所を生き延びた多くの人から、フルトヴェングラーがナチに反抗していたことや、その高潔さなどを聞き、彼への判断を変えたのでした。

演奏は、曲想と相まって穏やかさが支配し、メニューインの澄んだ音色が心地よい録音です。




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