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メロス弦楽四重奏団 ベートーヴェン初期弦楽四重奏曲集

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こんにちは、
ともやんです。

ベートーヴェンの作品は、9曲の交響曲。

32曲のピアノソナタ。

それに加え、16曲の弦楽四重奏曲は、20代の初期から晩年に掛けて作曲されています。

そのためこの3つの分野がベートーヴェンの作品を語る上で、最重要分野であることは間違いありません。

そのなかで、弦楽四重奏曲はある程度まとまった期間に創作されています。

初期の第1番から第6番は、作品18の1から6で、1800年30才の時に完成されています。

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ドイツで1966年から2005年までの約40年間か活躍したメロス弦楽四重奏団の全集が素晴らしいです。

【CD】 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲全集<タワーレコード限定> メロス弦楽四重奏団

若き日の透明感や鮮烈さはそのままに、より深まった表現が感動を呼ぶ
メロスSQ2度目のベートーヴェン全集録音が久しぶりに復活。伝説的名盤!

メロス弦楽四重奏団は、1965年にヴュルテンベルク室内管弦楽団とシュトゥットガルト室内管弦楽団の首席奏者たちによって結成されたドイツの弦楽四重奏団です。結成メンバーは第1ヴァイオリンがヴィルヘルム・メルヒャー(1940~2005)、第2ヴァイオリンがゲルハルト・フォス(1939~)、ヴィオラがヘルマン・フォス(1934~)、チェロがペーター・ブック(1937~)。

メルヒャーはレーンとカルミレッリに、フォス兄弟はヴェーグに、ブックはヘルシャーに師事しており、それぞれヨーロッパの室内楽演奏の伝統を受け継いだ奏者が集まりました。「メロス」の名称の由来は、第1ヴァイオリンのMelcherのMelと第2ヴァイオリンとヴィオラのVoss兄弟のosを組み合わせ、ラテン語で「歌」「旋律」を意味するmelosに掛けたものです。

20世紀後半の合理化された弦楽器の技法と、中央ヨーロッパの室内楽の演奏伝統を受け継ぎ、平均年齢28歳の新鮮なセンスをもった彼らの四重奏演奏は結成当初から高い評価を得ました。1967年には早くもドイツのインターコード社が録音契約を結び、1970年のベートーヴェンの生誕200年記念年に合わせて弦楽四重奏曲全集をリリースしました。その間の1969年にはDGが専属契約を結び、以来20年にわたって数多くの作品の録音を行いました。1970年には初の録音(バルトーク、コダーイ、ヴェイネル)を行っています。

同時に世界的な演奏活動も開始し、1970年代の初めにはソ連、アメリカ、南アフリカに、1978年には日本やオーストラリアを含む極東ツアーを行いました。
彼等にとって2度目のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、DGとの数々の録音や世界的な演奏旅行により彼らの名声が頂点に達した1983年から1986年にかけて、初期、中期、後期の順にじっくりと録音されたものです。

彼らの演奏にはもってまわった表現や、やり過ぎは一切見られません。
まったくのオーソドックスな解釈が、4つの楽器があたかも一つの楽器のように鳴り響く調和のとれた美しさ、艶やかでいて落ち着きのある音色により、まったく自然な音楽を生み出し、ベートーヴェンだけを感じさせる名演奏に結実しています。DGらしい柔らかな録音も美しく、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の、良い意味での模範的な演奏が聴ける名全集と言えるでしょう。

今回の復刻は2005年に国内盤で再発されて以来となり、価格面でも半分以下を実現しました。尚、初出時は、初期、中期、後期と3分割で発売された後に国内盤でのみ後にセット化されました。解説書は新規の序文解説と共にオリジナルの日本語訳をそのまま掲載しており、44ページに及ぶ充実した解説は楽曲を理解する上でも重要な手引きとなるでしょう。今回のメロス弦楽四重奏団の復刻は、全5作を発売いたします。

タワーレコード (2017/09/27)

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1798年頃からベートーヴェンは、卓越したピアノ演奏と、モーツァルトやハイドンとは、一味違う新鮮な情熱を宿すベートーヴェンの作品に理解を示す人々が現れ、交流の環は広がっていきました。

ベートーヴェンと20代に知り合ったバイオリニストのシュパンツィヒ(1776-1830)は、1794年にリヒノフスキー候邸に組織された弦楽四重奏団のリーダーで、この頃短期間だが、ベートーヴェンにバイオリンの奏法を教えています。

シュパンツィヒは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をほとんど初演しているなど、ベートーヴェンの良き理解者でした。

一時ロシアに演奏旅行に行って、スマートだったシュパンツィヒが太って戻ってくると、自分の曲の中でからかったりするなど、ベートーヴェンとシュパンツィヒの間には、友情の絆もあったと思われます。

交友関係を広める中で、ベートーヴェンは、チェロ奏者のズメシュカルやバイオリン奏者アメンダとの交際も深まり、特にアメンダを通じてロブロヴィッツ侯爵家にも出入れするようになりました。

優秀な弦楽奏者の友人が増えることで、ベートーヴェンは、弦楽四重奏曲の分野にも進出して行くことになります。

1798年から作曲を始め、1800年、30才の時に、作品18として全6曲が完成しました。

同時期に作曲されたのが、交響曲第1番ですから、ベートーヴェン30才の1800年が、中期の作曲の森に入って行きます。

この初期の6曲の中では、僕が好きなのは、第4番ハ短調、第5番イ長調で、演奏は、クリアなサウンドと瑞々しい響きが魅力的なメロス弦楽四重奏団が、おすすめです。

僕は、ジュリアード弦楽四重奏のすっきりした演奏も好きですが、メロスの瑞々しさには一歩譲ると思います。

特にだ5番の第一楽章のチャーミングさは素晴らしいです。




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