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ムラヴィンスキー管弦楽名品集 圧巻の機能美と深遠な音楽性

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こんにちは、
ともやんです。

エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903-1988)は、旧ソ連の代表的な指揮者であり、レニングラードフィルハーモニー管弦楽団を世界最高峰に育て上げた人でもあります。

また、スターリンの恐怖政治下で活動したした人でもあり、その強靭な精神にも感服するものです。

宇野功芳氏、菅野浩和氏といったプロの評論家にして、実演でもっとも感銘を受けた指揮者として挙げられるなど、

僕自身の1975年、77年、79年と3回も来日していて、しかも79年は、僕がすでに東京にいたので、いま思い返すと残念でなりません。

今日ご紹介するCDは、1965年2月にモスクワ音楽院大ホールで行われたコンサートの実況録音です。
まず驚くのがその音質の良さで、実況録音の生々しさを十分に備えています。

当時のロシア・メロディアの録音技術が特に劣っていたとは思いませんが、以外と品質に格差があるようで、例えば、宇野氏も大絶賛し、僕も貧しい音からでも大感銘を受けて、1968年のベートーヴェンの英雄の実況録音なんか、モノラルですからね。

これがステレオ録音だったらどんなによかったか、と残念でなりません。

さて、このCDは、管弦楽名品集ということで、いろいろな時代の作曲家の名品を全8曲収録しています。

演奏時間が、3分から5分ムラヴィンスキーとレニングラードフィルの魅力を知るには
十分な内容ですので、超おすすめです。

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ムラヴィンスキー管弦楽名品集紹介

ムラヴィンスキー管弦楽名品集
Ⅰ(04:50)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
Ⅱ(05:03)ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
Ⅲ(03:26)リャードフ:鬼婆(ババ・ヤガ)作品56
Ⅳ(03:41)グラズノフ:フラグメント 第10番
Ⅴ(04:07)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
Ⅵ(09:21)シベリウス:トゥオネラの白鳥 作品22-2
Ⅶ(09:52)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
Ⅷ(03:02)ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮

レニングラードフィルハーモニー管弦楽団

録音:1965年2月モスクワ音楽院大ホールでの実況録音

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ムラヴィンスキー・イン・モスクワ (The Art of Mravinsky in Moscow 1965 & 1972)

まず圧倒されるのが、最初の曲歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲。
快速テンポで展開する圧巻の名演で、レニングラードフィルの機能美が否が応でも感銘を受けます。

聴衆の興奮もすごく、あまりの演奏の素晴らしさに曲が終わる前から拍手が始まり、ブラボーの掛け声も何人も聞こえます。

モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲も同様ですが、曲想がそこまでテクニカルではないのですが、その透徹した表現が、クレンペラーの超スローテンポと対極をなす名演です。

シベリウスのトゥオネラの白鳥では、そのどこまでも深いのかと思わせるオーケストラの深遠が響きに、別世界に連れていかれそうになります。

このCDを何回も聴き込めば、ムラヴィンスキーの世界をもっと知りたくなって彼の指揮するベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、ショスタコーヴィッチと聴いていきたくなりますね。



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