ともやん

カラヤン

カラヤン 第二次大戦下のシュターツカペレベルリンとの凄演 

1944年、第二次世界大戦下、ドイツの戦況は一段と厳しいものになっていました。 しかし、だからかカラヤンが凄い演奏を残しています。 当時、まだ30歳代、半ば、戦況がどうあれ、 これが俺のベートーヴェンだとばかり、 後年では信じられないような...
カラヤン

カラヤン ベルリンフィルとの11年ぶりの共演 53年の英雄が凄い!

まさに尋常ならざる演奏です。 昨日に引き続き、カラヤンの歴史的な録音を取り上げます。 1953年9月8日、ヘルベルト・ファン・カラヤンは45歳。 ベルリンフィルの首席指揮者を務めるフルトヴェングラーが健在で、 彼に嫌われているカラヤンは、ベ...
カラヤン

カラヤンの初来日 歴史的名盤 1954年のNHK交響楽団との悲愴

こんにちは、 ともやんです。 えっ!?こんな凄い録音が残っていたの!と驚き、そして聴くしかない!と思いさっそく聴きました。 素晴らしい、凄い!NHK交響楽団も頑張った! しかし、敗戦後10年も経たない日本に単身の乗り込んだカラヤンはもっと凄...
フルトヴェングラー

フルトヴェングラーの第九 最後の実況録音 ルツェルン音楽祭

こんにちは、 ともやんです。 宇野功芳氏の著書によると、フルトヴェングラーのベートーヴェンの第九の録音は、8種類残されているとのことです。 一番古いものは、1937年5月1日にロンドンのクィーンズ・ホールで行われたジョージ六世の戴冠式祝典コ...
アンチェル

アンチェルのマーラー交響曲第9番 慟哭の先にあるものが見える!?

今年は、年初から朝比奈隆、カラヤンの生誕110年だな、と思っていたら、 アンチェルも同い年だということで、同じく生誕110年なのです。 3人の中では、アンチェルがもっとも短命で、35年前の1973年に カナダのトロントで病で亡くなっています...
バーンスタイン

自由への讃歌 バーンスタイン ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」

こんにちは、 ともやんです。 いまでもその当時のことはよく憶えています。 日本時間の1989年11月10日にベルリンの壁崩壊のニュースが流れました。 ソ連のゴルバチョフのペレストロイカ政策に始まり、東欧諸国の民主化運動に発展、 それがベルリ...
ガーディナー

ガーディナー ベートーヴェン 交響曲第3番”英雄”&第4番

こんにちは、 ともやんです。 エリオット・ガーディナー指揮レヴォリュショネール・エ・ロマンティークによる、ベートーヴェンの英雄と第4番。 ※ベートーヴェン像 古楽器演奏では、ホグウッド、ブリュッヘンも名演ですが、僕は爽快にして痛快で小気味良...
ベートーヴェン

サイモン・ラトル ベートーヴェン交響曲全集より

こんにちは、 ともやんです。 サイモン ラトルは、1955年1月生まれなので、1957年生まれの僕にとっては、佐渡裕(1961年生まれ)と共に同世代の指揮者として注目しています。 2012年のロンドンオリンピックの開会式にも登場していて、現...
フルニエ

ピエール・フルニエ 珠玉のチェロ小品集 高貴な音色は永遠

こんにちは、 ともやんです。 弦楽器の音色、響きではチェロが一番好きです。 人の声の音域と近いということで落ち着くのでしょうか? 夏も終わりに近づき秋の気配が感じらえる頃、ふとチェロの音色と響きの中に身を委ねたいという気持ちになるときがあり...
クレンペラー

クレンペラー メサイア 仰ぎ見る富士の秀峰の如く

こんにちは、 ともやんです。 ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685~1759)の最高傑作。 オラトリオ「メサイア」 聖書のテキストを題材にしていることからクリスマスに演奏されることも多い。 私の妻は、ミッション系の女子中高に通ってい...
チャイコフスキー

バーンスタイン チャイコフスキーの悲愴 思いの丈をぶちまけた迷盤

こんにちは、 ともやんです。 バーンスタインは、僕の大好きな指揮者で72才という指揮者としては、まだまだとこれからと思われる年齢で亡くなった時は、結構ショックでした。 亡くなったのが1990年で、その2年ほど前の写真週刊誌に、70歳の誕生日...
ナクソス

アントニオ・サリエリ オペラ序曲集 才能を再発見する格好の一枚

こんにちは、 ともやんです。 1750年8月18日、今から268年前のイタリアのレニャーゴで、アントニオ・サリエリが生まれました。 生前は、神聖ローマ帝国・オーストリア皇帝に閊えるカペルマイスター(宮廷学長)としてヨーロッパ楽壇の頂点に立つ...