セルジュ・チェリビダッケこそ、 フルトヴェングラーの後任の 第4代目ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の 常任指揮者だと個人的には思います。 3代目フルトヴェングラーが、 非ナチ化裁判で指揮できなかった1945年から47年までと、 フルトヴェングラーが終身契約を結ぶ52年までは、 チェリビダッケが常任指揮者と言ってよいと思います。 この期間、チェリビダッケは400回以上、…
クラシック音楽ファンを 自称して早50年が経とうというのに、 その根本も根本の クラシック音楽という意味について 考えたことがありませんでした。 僕は単にクラシック=古典という意味で、 100年前、200年前に作られて音楽の総称だと思っていました。 では、20世紀の作曲家ショスタコーヴィチはクラシック? 同じく日本の現代音楽の巨匠だった武満徹は? と疑問に…
今年最後の企画として、 僕が師と仰ぐ故宇野功芳の ベートーヴェンの推薦盤を取り上げています。 宇野氏は、一昨年2016年に86歳の高齢で亡くなりましたが、 多分最後の著書(2013年5月5日あとがき)が、 『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』だと思います。 あとがきの最後の文章が、 “老体にむち打って書き下ろしを完成、ホッと一息ついているところである。” &…
セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)ルーマニア生まれのドイツで活躍した指揮者。 戦後の混乱の中、フルトヴェングラーが指揮活動できない中、 ベルリンフィルを支えた指揮者で実質4代目常任指揮者とする意見もあります。 中学2年生の1971年から今日まで、クラシック音楽ファンとして50年近く聴いてきましたが、 恥ずかしながら、チェリビダッケの名前を知ったのは、ここ数年のことでした。…
ドミトリー・ショスタコービッチ(1906-1975) 交響曲第7番ハ長調作品60「レニングラード」 セルジュ・チェリビダッケ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1946年12月22日 この録音の前日、ベルリンフィルの演奏会で、 この曲のドイツ初演が行われました。 コンサート会場には、非ナチ化審理により ようやく無罪となったフルトヴェングラーもいました。  …
1950年1月、この頃になると、 チェリビダッケとベルリンフィルの 関係はかなり悪化していたようです。 このコンサートの2ヶ月後の西ドイツ国内ツアーは、 ベルリンフィルがチェリビダッケを嫌がり、 フルトヴェングラーも都合がつかなかったので クナッパーツブッシュで落ち着いたという事実からも伺えます。 ちなみに1947/48シーズンは、チェリビダッケは76回、 ベルリンフィ…
『スウェーデンのモーツァルト』ヨーゼフ・マルティン・クラウスの名盤
チェリビダッケ ハイドン交響曲第103番と第104番がいい
ネルソンスの注目盤 ショスタコーヴィチ交響曲第7番『レニングラード』
諏訪内晶子の名盤 メンデルスゾーン&チャイコフスキーの協奏曲
ブルーノ・ワルターの歴史的名盤 シカゴ響とのモーツァルト『レクイエム』