僕は、ベートーヴェンの交響曲の中では、 第3番の『英雄』が一番好きです。 まだヨーゼフ・ハイドンが存命中に これだけ革新的な交響曲を作曲した ベートーヴェンは、 まさに革命児でした。 僕が、『英雄』に強く惹かれるんは、 その広々とした曲想です。 愛と勇気と冒険という言葉を 恥ずかしげもなく表現できる曲です。 フルトヴェングラーのベートーヴェン…
年末といえば、 クラシック音楽ファンならずとも ベートーヴェンの第九を連想する人も多いと思います。 第九と言えばこの人のCDを外すわけには行きません。 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)。 亡くなってもう64年も経つのに、 いまだに伝説の指揮者として、音楽ファンに聴かれています。 しかも未発表の音源とか、既存の音源でも 新しいリマスター…
フルトヴェングラーのハイドンの交響曲の録音は、 第88番”V字”と第94番”驚愕”の2曲だけです。 共にセッションの録音で残されているので、 特にレパートリーから外したり、苦手だったということもなったと思われます。 多分、フルトヴェングラーで多く残されているライブ録音がないのは、 商品価値的な観点からではないかと想像されます。 セールス的には、当然フルトヴ…
いま、「『第九』ベートーヴェン最大の交響曲の神話」中川右介著(幻冬舎新書) 第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 (幻冬舎新書) を読んでいます。 まだ全部読み切っていませんが、これが面白くて面白くて。 著者の中川氏も相当資料を調べられたことと感謝しますが、 僕は、この本で初めて、ベートーヴェンの第九が、 世界遺産に指定されていると知りました。 もう年末…
フルトヴェングラーの全名演名盤 宇野功芳著(講談社+α文庫)では、 8種類の第九が紹介されています。 そしてこの1954年8月9日の バイロイト音楽祭での 録音は含まれていませんでした。 先日、HMVのHPを観ていて、 これはなんだ?と思ったら、 実はその時、初めて知りましたが、 つまりフルトヴェングラーが亡くなった年の8月に バイロイト音楽祭で振った 第…
フルトヴェングラーは、1944年~45年に掛けて、 第二次大戦もドイツの敗戦が濃厚となっていたころ、 ぎりぎりまでドイツに残って演奏をしていました。 しかし、追い詰められたナチスは、 完全に極限状態になっていてまともな判断も出来ない状況でした。 そんな折、フルトヴェングラーの命も危ういものとなってきました。 だから、44年から45年において、フルトヴェング…
宇野功芳氏の著書によると、 フルトヴェングラーのベートーヴェンの第九の録音は、 8種類残されているとのことです。 一番古いものは、1937年5月1日にロンドンのクィーンズ・ホールで行われた ジョージ六世の戴冠式祝典コンサートのライブ録音です。 オーケストラは当時首席指揮者を務めていたベルリンフィル。 そして一番最後が、1954年8月22日のルツェルン音楽祭…
フルトヴェングラー生誕125周年を記念して ドイツのメンブラン・レーベルがリリースしたのは、 CD107枚組という超大型ボックスでした。 ボックス名は、THE LEGACY つまりフルトヴェングラーの遺産ということでしょうか。 僕は、定価は2万円を超すようですが、 僕は新宿のディスクユニオンで半額ほどで購入しました。 このボックス全体のコメン…
音楽の聴き方に変わるかも。 いや世界的な流れ、特にアメリカでは、 ストリーミング配信が主流だそうです。 日本では、J-POPやロックなどは、 ダウンロードが台頭してきているようですが、CDもまだまだ健在です。 クラシック愛好家は、世代も中高年が多いようで、 新宿のディスクユニオンに行けば、僕くらいの世代のおじさんたちが、 一心に目当てのCDやLPを探してい…
フルトヴェングラーというと、 もっとも印象が強いのは、やはりベートーヴェンです。 しかもフルトヴェングラー自身、ベートーヴェンを得意としていて、 何度も飽きずに演奏していますし録音も多く残されています。 それに比べ、モーツァルトのなんと少ないことか。 録音が少ないということは、つまりコンサートでも取り上げていないし、 当然、本人も得意としておらず、レパート…
フルトヴェングラーというと、 もっとも印象が強いのは、やはりベートーヴェンです。 また残されている録音の多さからや 重要なコンサートでは、 ベートーヴェンをプログラムのメインに置いていることから、 本人ももっとも得意としていたと思われます。 また録音の多さも、ビジネスとしてみた場合、 フルトヴェングラー=ベートーヴェンが一番その効果が高いので、 実際のコンサートでも多か…
フルトヴェングラーのザ・レガシーは、 フルトヴェングラー生誕125周年を記念して ドイツのメンブラン・レーベルが 2011年にリリースしたボックス・セットです。 2016年の再生産にあたり、 曲順が一部変更されていますが収録作品は同じです。 CDの1番から順番に聴いています。 今日は5枚目のヘンデルとグルックです。 Wilhelm Furtwangler – The L…
ブルックナー交響曲第6番 師弟対決 ヨッフムとハイティンク
アリス=紗良・オットの名盤 『スキャンダル』と衝撃の告白
スウェーデン管弦楽名曲集2を聴け!
ヘルムート・ミュラー=ブリュール マタイ受難曲 最高の感動
グスタフ・クーンの名盤 シューマン交響曲全集は最高!