ブルーノ・ワルター81歳の時のライブ録音。 しかも珍しいシカゴ交響楽団とものもので、 80歳の老人のどこにそんな激しさがあるのかと思わせる部分と 慈しみ憐れむ部分では、ワルターの独壇場でまさに歴史的な感動的名演です。 ソリストの中では、当時28歳の モーリン・フォレスターのその深い歌唱が心に響きます。 調べるとこの当時モーリン・フォレスターは、 デビューから4、5年の頃…
ブルーノ・ワルター(1876-1962)は 20世紀前半を代表する偉大な指揮者です。 なお、日本語表記では、通常ワルターですが、 ドイツ語の発音ならヴァルターになります。 評論家の吉秀秀和さんは、 ラジオではヴァルターと発音していました。 一応、このブログでは、ワルターで統一しています。 1970年からクラシック音楽を聴くようになった 僕にと…
1957年1月26日、20世紀前半を代表する指揮者の アルトィーロ・トスカニーニが亡くなりました。 89歳でした。 そして1週間後の2月3日にカーネギー・ホールで、 ブルーノ・ワルター指揮シンフォニー・オブ・ジ・エアの演奏で、 追悼公演が行われました。 シンフォニー・オブ・ジ・エアは、元NBC交響楽団で、 54年にトスカニーニが引退してことで、 解散の予定…
ベートーヴェン交響曲第二番「ニ長調」作品36 この第二番は、「かくれたベスト・セラー」的な名曲です。 コンサートのプログラムに組み込まれる回数も少ないですし、 名演奏に接する機会も限られていますが、 ベートーヴェンの青春のひとこまを映し出した魅力作として 常に熱烈なファンを生み出しています。 指揮者の金響聖さんもその一人で、 有名な第3番「英雄」以上の評価をしているくら…
ワルターのベートーヴェン交響曲 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) 交響曲第5番ハ短調作品67“運命” 交響曲第7番イ長調作品92 ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 録音1959年 交響曲第5番ハ短調作品67“運命” 第1楽章:Allegro con brio 6:21 第2楽章:Antdante con moto 10:47 第…
ワルターのシューベルト「ザ・グレート」 フランツ・シューベルト(1797-1828) 交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」 ブルーノワルター指揮 コロンビア交響楽団 名盤とは聞いていいましたが、これほどまでとは思いませんでした。 シューベルトのザ・グレートは、ワルターの数ある録音の中でも名盤の誉れが高いものでしたが、これはクラシック音楽ファンのみならず、多く…
ブルーノ・ワルターに関して、ドイツのジャーナリスト、 ヴェスリンクはその著書『フルトヴェングラー』(音楽之友社)の中で、 “ワルターは根っからの人智学者であり、自分をドイツから追い出したナチスにさえ、そこそこの恨みしか抱いていなかった。彼は、たとえ恐ろしい地獄が世界中を荒廃させてしまったときでさえ、この世の至福を味わうことが出来たのである” と書いています。  …
モーツァルト演奏の第一人者として知られた 巨匠ブルーノ・ワルター(1876-1962)がコロンビア(SONY)に おこなったモノラル後期のセッション録音集です。 パワフルな力感と艶やかな表情、 うねりを兼ね備えた素晴らしい名演揃いで、 その気力充実した演奏の数々は最晩年の再録音にまさるもので、 ワルターの芸風が柔和一辺倒のものではなかったことを教えてくれます。 1957…
ブルーノ・ワルターのモーツァルト演奏で名演の名盤となると、 晩年のコロンビア響とのステレオ録音ではなく、 50年代のモノラル録音だと思います。 まだ、現役でコンサートを行っていた頃で、 音そのものに力が漲っているし、音楽の運びにも勢いがあって、 聴くものを惹きつけて話しません。 ワルターのモーツァルト コンサート引退前 全盛期最後の録音 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 上記の記事で…
『スウェーデンのモーツァルト』ヨーゼフ・マルティン・クラウスの名盤
チェリビダッケ ハイドン交響曲第103番と第104番がいい
ネルソンスの注目盤 ショスタコーヴィチ交響曲第7番『レニングラード』
諏訪内晶子の名盤 メンデルスゾーン&チャイコフスキーの協奏曲
ブルーノ・ワルターの歴史的名盤 シカゴ響とのモーツァルト『レクイエム』