フルトヴェングラー J・S・バッハ マタイ受難曲

目安時間 9分

こんにちは、

ともやんです。

 

フルトヴェングラーのザ・レガシーは、フルトヴェングラー生誕125周年を記念してドイツのメンブラン・レーベルが2011年にリリースしたボックス・セットです。

 

2016年の再生産にあたり、曲順が一部変更されていますが収録作品は同じです。

 

膨大な収録音源は、よく知られた演奏が中心になっていますが、中にはストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」や「妖精のくちづけ」といった現在入手が難しいような音源も含まれています。

 

買い逃していたファンには嬉しい内容ともなっています。

 

また、フルトヴェングラーのピアノ伴奏による歌曲リサイタルや、フルトヴェングラーのリハーサルの様子やスピーチなども収録されており、稀代の巨匠について多角的に捉えられるのも嬉しいところです。

 

現在、ネット通販では、タワーレコードが割安に購入できます。

Wilhelm Furtwangler - The Legacy [107CD+DVD+CD-ROM]

 

さて、昨日に引き続きフルトヴェングラーのバッハから

大曲「マタイ受難曲」をご案内します。

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フルトヴェングラー バッハ「マタイ受難曲」

 

ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)
マタイ受難曲 BMV244
ウィリヘルム・フルトヴェングラー指揮
アントン・デルモータ(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディスカウ(Br)
エリザベート・グリュンマー(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn)
エマヌエル・ブラベッツ(Vc)
ハンス・レズニチェク(fl)
アントン・ヘラー(cemb)
ウィーン少年合唱団
ウィーン・ジングアカデミー
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年4月14日~17日のライブ録音

 

演奏時間約154分、2時間半以上の大曲です。

 

録音データは、4月14日から17日となっていますが、毎夜、全曲演奏したのでしょうか、それとも分けて演奏したのでしょうか?

CDデータでも、宇野功芳氏の「フルトヴェングラーの全名演名盤」の中でも詳しく書いてありません。

 

54年のライブ録音ですが、音質として悪くありませんが、マイクの位置の関係かソリストが近すぎてコーラスが遠いのが残念です。

 

学生時代から自身でも何度もマタイ受難曲に接してこられた宇野氏は、この演奏に関して厳しい批評をしています。

 

以下、引用します。

 

 

“フルトヴェングラーの「マタイ」ということで

期待に胸を弾ませながら聴いたのだが、あまり感動しなかった。

予想通り、バロック時代の演奏スタイルにとらわれず

心を大切にした指揮ぶりだがいかんせん徹底不足である。”

 

 

僕自身、マタイについては未熟ですが、演奏については宇野氏と同じく、なんか十分リハーサルを積んでいないな、ぶっつけ本番的な感じかな、

 

多分、練習指揮者がコンサートに合わせて調整してきたのでしょうが、フルトヴェングラーの意思が通っていないのでは、と感じてしまいます。

 

宇野氏も

 

“最大の欠点はコーラスの人数が少なすぎることで、

これではフルトヴェングラーの表現は担いきれないし、

リハーサルの時間が充分でなかったのか、指揮者の血がほとんど通っていない。”

 

と厳しい。

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フルトヴェングラーの最後の巡業

 

フルトヴェングラーは、亡くなる1年前の53年11月、ローマの放送局のオーケストラと、1日1幕ずつ、ワーグナーの『指環』を公開録音・放送するという大プロジェクトに取り組んでいました。

 

それが終わったのが、53年11月27日で、その後、ベルリンとウィーンでそれぞれ指揮して、翌54年3月までの休暇に入りました。

 

休暇と言ってもこ間に自身の交響曲第3番の仕上げに取り掛かりました。

 

シーズン後半は、3月12日にロンドンのフィルハーモニアへの客演から始まりました。

その後、なんと南米ベネズエラに飛んで、3月19日と20日、カラカスのオーケストラを指揮しました。

 

そしてハードなことに、5日後の3月26日には、チューリッヒのコンサートに客演しています。

 

60年以上前の交通事情ですから、体力への負担は大きかったことでしょう。

 

3月30日には、ドイツ・シュツットガルト、4月1日と2日はハンブルクでベルリンフィルを合流し、そのままベルリンに戻り、4月4日から6日までコンサートに出ました。

 

そして4月10日から17日までの8日間で5回のコンサートをウィーンフィルと行いました。

 

今日、ご紹介した録音は、この時のものです。

 

これでわかるように宇野氏が指摘したように充分なリハーサルが出来なかったことが窺えます。

 

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フルトヴェングラーのマタイ受難曲に感化されて

 

僕は、以前からバッハのマタイ受難曲を歌ってみたい思っていました。

 

その曲を知るには自分で演奏したり関係者として参加するのが一番です。

楽器のできない僕は、合唱団の一員としてなら参加できます。

 

2001年にヘンデルの「メサイア」を合唱団の一員として歌い、それ以来ヘンデルのメサイアは大好きになりました。

 

メサイアは分かりやすいのですが、マタイとなるとCDを聴いているだけでは、なかなかわかりづらいのです。

 

そこで、僕は、歌える合唱団を探していました。

 

そうしたら昨日ネットで検索していたら、湘南シティ合唱団という団体が、来年にやるという情報を得た早速窓口の方に電話しました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~n-kodama/

 

僕の横浜の自宅からは多少ありますが、練習を見てから入団を決めようと思っています。

 

まとめ

 

フルトヴェングラーのバッハというとどんな演奏なのか想像できませんでした。

やはりバロック音楽という枠にとらわれない、フルトヴェングラー臭のぷんぷんするバッハでした。

 

マタイ受難曲は僕の憧れの曲で、いつか歌いたいと思っていますし、歌わないと死ねないとも思っています。

 

マタイに関して全く未熟者ですから、フルトヴェングラーの演奏を云々は言えません。

しかし、せっかくの最後の年の録音ということを考えるともう少し完成度を上げてほしかったというのは贅沢な要望でしょうが、ファン心理としては残念です。

 

でも、僕自身マタイをより深く知ることで、フルトヴェングラーの演奏の良さもわかってくるかもしれません。



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