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メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 初演版

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こんにちは
ともやんです。

ヴァイオリン協奏曲の中で僕が特に好きなのは、メンデルスゾーンとチャイコフスキーです。

それに続くのが、J・S・バッハ。

クラシックの三大ヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンと言われますが、ベートーヴェンとブラームスは、もちろん名曲で好きですが、あまりにも立派過ぎて、つい構えてしまいます。

その点、メンデルスゾーンとチャイコフスキーは、もう少し規模が小さくチャーミングなところが魅力です。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、それこそたくさんのCDを聴いてきましたが、今回初演の時の版で録音されたCDを初めて聴きました。

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メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 初演バージョン

有名なホ短調協奏曲は、メンデルスゾーン(1809-1847)が、指揮者を務めていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターを務め、長く親密な交流を続けていたダヴィッドの依頼に応じて作曲されました。

ただ、構想から完成まで6年の年月を要したようやくダヴィッドの独奏でライプツィヒで初演されました。

今日ご案内するCDは、その初演時に演奏された原典版を使用しています。

現行で使用されている版とは、120ヵ所も相違点があり、聴いていて明らかに違いがわかる部分もあります。

全体的に質素で素朴な印象で、個人的には非常に好感を持ちました。

ポップスの曲などでよくありますが、原曲がシンプルでストレートなのに対して、別のミュージシャンによる別アレンジでのカバーが、往々にして豪華でゴテゴテする傾向があるのは、好きではありません。

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メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ニ短調 遺作

 

メンデルスゾーンの死後、100年以上経った1951年にヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインによって発見され、初演、レコーディングされた曲です。

当時は、センセーショナルな話題となりました。

草稿には、1822年エドアルド・リーツ(Eduard Rietz)の依頼に応じて作曲したと書かれています。

ヴァイオリニストで、メンデルスゾーンは、彼にヴァイオリン・ソナタ(op.4)、八重奏曲(op.20)を捧げています。
ちなみにその内、八重奏曲は、当CDに収録されています。

また、リーツは、ベルリンフィルを創立して指導した指揮者としても名を残しています。

なお、この楽譜は、メンデルスゾーンの死後、未亡人により、前出のダヴィッドに贈られて事が明記されていますが、なぜか130年間もメンデルスゾーン家で眠っていたのです。

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メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲集

フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(第2版)
Violin Concerto in D Minor (second version)

1.(08:40) I. Allegro molto
2.(07:47) II. Andante
3.(03:53) III. Allegro
total(20:20)

イザベル・ファン・クーレン – Isabelle van Keulen (ヴァイオリン)
アムステルダム・シンフォニエッタ – Amsterdam Sinfonietta
レフ・マルキス – Lev Markiz (指揮)
録音: October 1995, Waalse Kerk, Amsterdam, The Netherlands

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4.(04:16)弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op. 20 – 第3楽章スケルツォ(管弦楽編)
Octet in E-Flat Major, Op. 20: III Scherzo (arr. for orch.)

アムステルダム・シンフォニエッタ – Amsterdam Sinfonietta
レフ・マルキス – Lev Markiz (指揮)
録音: July 1998, Waalse Kerk, Amsterdam, The Netherlands

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ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64
Violin Concerto in E Minor, Op. 64

5.(11:50) I. Allegro con fuoco
6.(07:09) II. Andante
7.(06:42) III. Allegretto non troppo – Allegro molto vivace
total(25:41)

イザベル・ファン・クーレン – Isabelle van Keulen (ヴァイオリン)
アムステルダム・シンフォニエッタ – Amsterdam Sinfonietta
レフ・マルキス – Lev Markiz (指揮)
録音: July 1998, Waalse Kerk, Amsterdam, The Netherlands

 

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集/弦楽八重奏曲 – スケルツォ(ファン・クーレン/アムステルダム・シンフォニエッタ/マルキス)

 

「メンコン」として知られるホ短調の協奏曲。いまさらと思われがちですが、このファン・クーレン盤は世界初演時に用いられた原典版による初録音。普段演奏されている版とは120箇所に及ぶ相違点があり、一聴して旋律やオーケストレーションの違いがわかる部分も多い。テンポ設定も「燃えるように」となっておりやや速め。通常版が聴きなれている方には非常に興味があるのではないでしょうか?

 



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