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ガーディナー バッハ ブランデンブルク協奏曲 これはバロックかジャズか

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こんにちは。
ともやんです。

マイルス・デイヴィスの後期のアルバム『ビチェズ・ブリュー』や『ゲット・アップ・ウィズ・イット』などは、デイヴィスのトランペットは、あまり登場しない。

でもアルバムは、マイルス・デイヴィスを感じさせる。

では、これはジャズか?と問われると僕は首を傾げて、「音楽ですね」と答えるでしょう。

つまりジャンル分けすることが無駄なことのように思えるのです。

僕は、ガーディナーとイングリッシュ・バロック・ソロイスツの面々によるブランデンブルク協奏曲を聴いて、まず思い浮かべたのがマイルス・デイヴィスでした。

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ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツの傑作

ガーディナーの指揮によるブランデンブルク協奏曲を聴きました。

聴いている内に何を聴いているんだろうと錯覚しました。

なんか、バッハらしい、いやバッハのテーマによる即興演奏か?
それがとても爽快なのです。

まるで真っ白い大きな画面に、太い筆で様々な色を一筆描きで思いっきり塗りたくっていくような演奏。

各楽器奏者が、それぞれソロで妙技を尽くし、伴奏に回れば、引き立たせそれぞれの持ち場で最大限の披露をしているさまが楽しくて仕方ない演奏です。

特に第2番の最初のアレグロは、弦、木管、トランペットの妙技に息をのむ思いです。

全編、アンサンブルの妙技に圧倒されます。

かと言って、各奏者が主張すぎることがないのも素晴らしいです。

有名な第3番や第5番などは、控えめで格調高い演奏を展開していて、各奏者たちのレベルの高さに圧倒されます。

ジャズのミュージシャンが、よくバッハのテーマを取り上げますが、その理由がわかります。素材の素晴らしさなんですね。

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ガーディナー J・S・バッハ ブランデンブルク協奏曲

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046
Brandenburg Concerto No. 1 in F Major, BWV 1046

1.(03:43) I. -6.
2.(03:51) II. Adagio
3.(03:52) III. Allegro
4.(01:15) IV. Minuet
5.(01:32) IV. Trio I
6.(00:39) IV. Minuet da capo
7.(01:46) IV. Polacca
8.(00:37) IV. Minuet
9.(01:00) IV. Trio II
10.(00:47) IV. Minuet da capo
total(19:02)

ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV 1047
Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047

11.(04:25) I. [Allegro]
12.(03:40) II. Andante
13.(02:35) III. Allegro assai
total(10:40)

ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048
Brandenburg Concerto No. 3 in G Major, BWV 1048

14.(05:23) I. [Allegro]
15.(01:55) II. Adagio
16.(04:41) III. Allegro
total(11:59)

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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV 1049
Brandenburg Concerto No. 4 in G Major, BWV 1049

1.(06:32) I. Allegro
2.(03:46) II. Andante
3.(04:32) III. Presto
total(14:50)

ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV 1050
Brandenburg Concerto No. 5 in D Major, BWV 1050

4.(09:17) I. Allegro
5.(06:07) II. Affettuoso
6.(05:07) III. Allegro
total(20:31)

ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV 1051
Brandenburg Concerto No. 6 in B-Flat Major, BWV 1051

7.(05:32) I. –
8.(04:37) II. Adagio ma non tanto
9.(05:14) III. Allegro
total(15:23)

イングリッシュ・バロック・ソロイスツ – English Baroque Soloists
ジョン・エリオット・ガーディナー – John Eliot Gardiner (指揮)

 

イングリッシュ・バロック・ソロイスツの面々によるブランデンブルク協奏曲

ガーディナーのブランデンブルク協奏曲に関するコメント(抄訳)
「私は今まで、ブランデンブルク協奏曲を録音したいという衝動をずっとおさえてきた。

この作品で、指揮者ができることなどないに等しいのではないか? ただ、第1番と第2番だけは、演奏せず、コーディネイトをする存在がいてもおかしくない、大規模で複雑な作品である。

ここでの私の役割は、演奏者たちに、それぞれが絶妙なバランスで響くようコントロールし、励まし、演奏者が確認できるようにすることだった。

ブランデンブルク協奏曲は、舞曲にインスパイアされた作品であると私は考えている。演奏者たちは、ダンスを踊るように息をし、動かなくてはならない。

他者との間隔を常に考え、体の動き、流麗さとタイミングの一致などを常に念頭において演奏しなくてはらない。

これまでのバッハ・プロジェクトに素晴らしい貢献をしてきてくれたイングリッシュ・バロック・ソロイスツのメンバーたち、そしてデブレツェニという素晴らしい‘真の’コンサートミストレスの存在が、ここでお聴きいただける、この素晴らしいアンサンブルを可能なものにした。

ブランデンブルク協奏曲は、バロックのジャズであり、ロックンロールである。もしこの意見を疑う向きがおられるなら、第1番と3番の第3楽章を是非お聴きいただきたい。様々な声部が絡み合い、複雑なヘミオラのリズムを形成している様は圧巻だ。」
[コメント提供;キングインターナショナル]



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