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パブロ・カザルスの名盤 バッハ無伴奏チェロ組曲

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こんにちは、
ともやんです。

パブロ・カザルス(1876-1973)は、20世紀前半のもっとも偉大な音楽家の一人です。
しかもチェリストとしての音楽家の枠に留まることなく、人類の愛と世界の平和を説いて、人間としてあるべき姿を世界に向かって示した人でもあります。

1961年11月にカザルスは、当時のアメリカ大統領J・F・ケネディにホワイトハウスで催されるコンサートに招かれました。そしてアンコールでカタロニア民謡「鳥の歌」を演奏したのです。

そしてカザルスは、この鳥はピース、ピースと鳴くのです、とスピーチしました。この時の模様は、日本を含む世界各国に放映されました。
あれから70年近く経っていますが、このカザルスの願いは残念ながら叶っていません。

むしろ後退しているかもしれません。

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パブロ・カザルス 一度だけの来日

パブロ・カザルスは、一度だけ日本にやってきました。ホワイトハウスを訪れる半年前の1961年4月に84才の高齢にもかかわらずコンサートも開催されました。

しかし当時のカザルスは、政治上の信念からチェロを弾くことはなく、東京交響楽団を指揮した演奏家で、愛弟子平井丈一朗をソリストとしてドヴォルザークの協奏曲を演奏しています。

TBS Vintage Classics ボッケリーニ&ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

カザルスは椅子に座ったまま指揮をしましたが、その指揮はスマートとは程遠いぶっきらぼうなものでした。

しかし、かえって音楽の真実が漲っいて作品の本質の迫ろうとする主張がはっきり聴き取れません。

流暢に話す人よりも朴訥に話す人の内容の方が、心に残ることが多いのと似ています。

今回聴いてバッハの無伴奏チェロ組曲も録音のせいもあるでしょうが、素朴で味わいにある演奏です。

テクニックや響きでは、その後の録音された多くのチェリストが、上回っているかもしれませんが、古い録音から聴こえてくれるカザルスのチェロを聴きだすと離れられなくなります。

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パブロ・カザルスの名盤 バッハ 無伴奏チェロ組曲

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
Cello Suite No. 1 in G Major, BWV 1007
1.(02:29) I. Prelude
2.(03:42) II. Allemande
3.(02:32) III. Courante
4.(02:24) IV. Sarabande
5.(03:13) V. Menuet I and II
6.(01:54) VI. Gigue
total(16:14)
録音: 2 June 1938, Paris

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無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
Cello Suite No. 2 in D Minor, BWV 1008
7.(03:42) I. Prelude
8.(03:53) II. Allemande
9.(02:14) III. Courante
10.(04:04) IV. Sarabande
11.(03:17) V. Menuet I and II
12.(02:33) VI. Gigue
total(19:43)
録音: 23 November 1936, London

無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
Cello Suite No. 3 in C Major, BWV 1009
13.(03:28) I. Prelude
14.(03:42) II. Allemande
15.(03:11) III. Courante
16.(03:29) IV. Sarabande
17.(03:24) V. Bourree I and II
18.(03:02) VI. Gigue
total(20:16)
録音: 23 November 1936, London

無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
Cello Suite No. 4 in E-Flat Major, BWV 1010
19.(04:16) I. Prelude
20.(03:50) II. Allemande
21.(03:57) III. Courante
22.(04:09) IV. Sarabande
23.(03:40) V. Bourree I and II
24.(02:38) VI. Gigue
total(22:30)
録音: 13 June 1939, Paris

無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
Cello Suite No. 5 in C Minor, BWV 1011
25.(07:23) I. Prelude
26.(03:22) II. Allemande
27.(02:05) III. Courante
28.(02:47) IV. Sarabande
29.(04:33) V. Gavotte I and II
30.(02:25) VI. Gigue
total(22:35)
録音: 13 June 1939, Paris

無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
Cello Suite No. 6 in D Major, BWV 1012
31.(05:09) I. Prelude
32.(07:35) II. Allemande
33.(03:44) III. Courante
34.(04:20) IV. Sarabande
35.(03:11) V. Gavotte I and II
36.(04:04) VI. Gigue
total(28:03)
録音: 3 June 1938, Paris

パブロ・カザルス – Pablo Casals (チェロ

SACDハイブリッド J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) パブロ・カザルス

スペインのチェリスト、パブロ・カザルス(1876~1973)によるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲の録音は、同組曲の録音史において「不滅の古典」というほかない価値をもっています。こまぎれに演奏されることがほとんどだったこれらの組曲を、「ひとつの作品」として集中的に演奏することをはじめたのは、このカザルスだったといわれます。

36年から39年にかけて、スペイン動乱から第二次世界大戦へと突入する直前の数年間に録音されたこれらのSPは、時代楽器が全盛となった現代においても、なお繰り返し聴かれるべき生命力に充ちています。バッハの小品の録音も聴きものです。CD紹介文より



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